テクトロニクスとIEMNが世界最高速のテラヘルツ無線システム共同デモ

テクトロニクス 2015年06月11日 11時04分
From Digital PR Platform


報道発表資料翻訳
2015年6月11日

[2015年6月9日] 米国オレゴン州ビーバートン発
テクトロニクスと、フランスの重要な研究機関であるIEMN(マイクロエレクトロニクス・ナノテクノロジ電子研究所)は、最先端の信号符号化技術(QAM-16まで)と最新のキーTHzデバイスを使用し、世界で初めて400GHz(0.4THz)のデータ転送レートを持つ無線システムのデモを実現したことを発表しました。

この世界初のデモンストレーションは光コヒーレント技術とTHzレシーバを使用し、THzの周波数と、光と等価のデータ・レートを持つ無線リンク運用化への大きな前進を示しています。デモには、25mの距離で32Gbps信号の送出も含まれ、将来のTHz通信アプリケーションの基礎を提供しています。

IEMN/CNRS/リール第1大学の准教授でTHz通信システムに携わるGuillaume Ducournau氏は、次のように述べています。「このデモでは、フォトニックベースのTHz回路を使用することで光ファイバと無線の世界のギャップを埋めることができました。この世界初のデモを基にして、THz通信システム実用化への道が開かれます」

このデモは、IEMNが参加を呼び掛けた5つのパートナによるCOM’TONIQフランス国家プロジェクトのフレームワークによって実現されました(リンク)。Ducournau氏は、次のようにも述べています。「フランスのFLUX(高速ガイド・ファイバ/無線ベースの最新データ通信)や、ExCELSIOR(ナノデバイス/システムの最新の特性評価)プログラムなどの研究をもとに、このような最先端ネットワーク技術の開発をサポートしました」

テクトロニクス EMEAのCTO(最高技術責任者)であるDr. Klaus Engenhardtは、次のように述べています。「IEMNと緊密に共同し、このような革新的ブレークスルーを実現できたことをうれしく思います。当社のAWG70001A型50GS/s任意波形ジェネレータ、OM5110型46Gbaudマルチフォーマット光トランスミッタ、DPO77002SX型ATI 70GHzリアルタイム・オシロスコープを含む、業界トップクラスのエンドツーエンド送受信ソリューションを使用し、コヒーレント光とTHzトランシーバ技術のギャップを埋めることができました。100G、400G、およびそれを超える信号の生成と特性評価には最先端のテスト・ツールが必要ですが、テクトロニクスは豊富な光通信テスト・ソリューションのラインアップをご提供可能です」


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