ピュア・ストレージ・ジャパン、新たなフラッシュアレイ製品と ストレージ運用・管理がよりシンプルで効率的になるサポートモデルを発表

新たな革新で多くの作業負荷に対するフラッシュの採用を促進、 ITとビジネスの変革を実現

ピュア・ストレージ・ジャパン株式会社(本社:東京都渋谷区桜丘町、代表取締役:山田 秀樹)は、新たな主力製品であるオールフラッシュ・ストレージ・アレイの「FlashArray//m」、およびストレージ調達とアップグレードのための新たなビジネスモデルである「Evergreen Storage」を本日発表致します。

ストレージは今や、企業のビジネスとITインフラを変革し、さらなる成長と利益を達成する上で、有意義な貢献を果たせるようになりました。
本日発表するピュア・ストレージの革新を併せて活用することにより、企業はシンプルさと効率性の大幅な向上を実現するストレージを導入することができ、ストレージビジネスにおける課題であったフォークリフトアップグレードとデータ移行の負担が軽減することが可能です。

1.「FlashArray//m」:オール・フラッシュ・ストレージにおけるハードウェアとソフトウェアのイノベーションの融合

ピュア・ストレージFlashArray製品の第4世代である「FlashArray//m」は、オール・フラッシュ・アレイでは初となる、完全なエンド・ツー・エンドの統合ハードウェア、およびソフトウェアの革新を提供します。「FlashArray//m」は、アップグレード可能なモジュラー型アーキテクチャを採用しており、旧世代のFlashArray製品と比較してパフォーマンスは50%、密度は2.6倍、1TB当たりの電力効率は2.4倍、それぞれ向上しました。「FlashArray//m」は、「Purity Operating Environment 4.5」を実行する2つの高性能なインテルのHaswellコントローラと、新しいNV-RAMキャッシュモジュール、3つのラックユニット(RU)シャーシ内の新しいデュアルドライブ・フラッシュ・モジュールを統合しています。この高密度性により、従来のディスク型ストレージのラックを統合し、5〜10倍の電力、スペース、効率性の向上を実現します。

「FlashArray//m」は、さまざまなパフォーマンスと容量のニーズに応えるため、3つのコントローラオプションを提供しています。
・ //m20コントローラ:最大120TBの有効容量(5〜40TBの非圧縮容量)、150,000 32K IOPS(1秒当たりのI/O処理)
・ //m50コントローラ:最大250TBの有効容量(30〜88TBの非圧縮容量)、220,000 32K IOPS
・ //m70コントローラ:最大400TBの有効容量(44〜136TBの非圧縮容量)、300,000 32K IOPS

ピュア・ストレージは、拡張性と移行性を損なうことなく、高いパフォーマンス、高密度性、シンプルさを提供するため、新しいFrashArray製品を開発しました。
「FlashArray//m」の主な特徴は以下の通りです。

・ストレージサイズの小型化:ディスク型ストレージのラックを3Uに統合する技術で、かつて冷蔵庫数台分のサイズであったストレージ・アレイを電子レンジ1台の大きさに小型化し、消費電力を1kWに抑えました。これは電力使用量を住宅10戸分からオーブントースター1台分まで削減したことと同じことです。独自OSであるPurityのFlashReduceデータ削減ソフトウェアを併用する新しいデュアルドライブ・フラッシュ・モジュールの最大密度は40TB/Uで、今後はより高密度なモジュールへの対応が可能になります。

・モジュラースケール:新しいモジュラー型でカスタマイズ可能かつ移行可能なハードウェア設計により、有効容量15TBから最大約1/2PBのストレージのシングルアプリケーションを、ラック、ビジネス、またはクラウドサービス全体から推進させることができます。モジュラー設計は、ピュア・ストレージがプロセッサとフラッシュの両方を9〜12カ月ごとにアップグレードするためのもので、データの移行、ダウンタイム、パフォーマンスへの影響を気にすることなく、既存のFlashArrays製品に導入できるようになります。

・強力なパフォーマンス:「FlashArray//m」は、1ミリ秒未満の平均レイテンシー(遅延)を実現しており、
これは従来のディスク型ストレージに比べて10倍速く、かつ最大9GB/sの速さで、最大300,000 32K IOPSを実現します。PurityのFlashProtectソフトウェアと併用して、「FlashArray//m」は、ソフトウェアとハードウェアのアップグレードにより、ミリ秒以下のパフォーマンスを維持します。

・圧倒的なシンプルさ:「FlashArray//m」は、アプライアンスのような設置が可能な唯一のラックユニットであり、たった6本のケーブルで接続できます。すべてのソフトウェアは基本料金に含まれているため、高可用性やスナップショット、レプリケーション、暗号化、管理ソフトウェアに追加料金はかかりません。「FlashArray//m」は、中断することなくパフォーマンスや容量をアップグレードでき、時間が経ってもシンプル、かつ最新の状態を保つことができます。

2.ビジネスとITの変革をもたらす「Evergreen Storage」

ピュア・ストレージが提唱する新たなストレージビジネスモデル「Evergreen Storage」は、3〜5年ごとのリップ・アンド・リプレースが必要となる従来のストレージのライフサイクルを解消し、一度ストレージを導入すれば何世代にもわたりインプレース・アップグレードが可能になります。「Evergreen Storage」は、ピュア・ストレージのFlashArray製品のモジュラー型かつステートレスで、ソフトウェア制御のアーキテクチャと、当社の標準メンテナンスプログラムである「Forever Flash」を組み合わせて提供されます。「Forever Flash」の価格は、価格変動のないフラットかつ適正な価格であり、ソフトウェアのアップデートと定期的なハードウェアのアップグレードも含まれているため、フラッシュアレイを常に最新の状態に維持することが可能です。

また、ピュア・ストレージは、企業のニーズに応じてストレージを拡張することでフラッシュアレイのコントローラ・ハードウェアをアップグレードし、既存のコントローラへの投資に対する下取り価格を得られるようする「Upgrade Flex Bundles」も発表しています。「Evergreen Storage」によって、企業は自社ビジネスを現在だけでなく将来的にも、より迅速かつスマートで、革新的なものにするストレージインフラへの投資が可能になります。

・ビジネス変革:ピュア・ストレージが提供するオール・フラッシュ・ストレージを使用することで、企業はより迅速で、よりスマート、かつより革新的なIT基盤の構築が可能になります。ビジネス・アプリケーションの実行速度が向上することで、収益、社員の生産性、パートナーとの連携が向上し、よりスマートな判断が可能になり、社内全体の業務革新が促進されます。企業がより革新的になれば、他社にはない新たな顧客体験を生み出し、レガシーなストレージインフラでは不可能だった、新しい製品やサービスを市場に投入できるようになります。
ビジネス変革の例には以下の通りです。

-Shutterfly(リンク)は、ストレージのボトルネックを解消して、性能を500%向上させました。これにより、顧客体験に悪影響を及ぼすことなく、新しいサービスと製品(ThisLife)を導入できるようになりました。この実績は、同社に対し利益面でに良い影響をもたらしたため、継続的な革新と競争力の維持が可能となりました
-米国内の会計ソリューション企業は、開発環境の夜間ビルド時間を80%削減して、1日当たりの生産力を14時間向上させることを実現しました。これは正社員2人分に相当します。
-国際的な医療装置および機器の製造企業は、在庫保管日数を5日間削減しました。これにより、約1億ドルのコスト削減を実現したと推定されます。
-SurveyMonkey(リンク)は、市場に関する深い洞察と競争力を顧客に与え、これまでアクセスできなかったアナリティクスに基づいて新製品を紹介することにより、大口の顧客を対象としたサービスの大規模拡大をサポートできるようになりました。

・ITの変革:ピュア・ストレージが提供する、オペレーションのシンプルさ、迅速なプロビジョニング、容易なプログラマビリティ、低い管理コストにより、企業はITにクラウドモデルを導入し効率性と俊敏性を向上させることができます。その結果として、ストレージコストの50%削減、ストレージ管理コストの90%削減、サーバーとアプリケーションの統合など、「手間のかからない」エンド・ツー・エンドの体験を実現することが可能です。Tier 1のパフォーマンス・ディスクストレージ250TBをそれぞれピュア・ストレージのFlashArray製品に置き換えることで、6年もの間で年間50万ドル以上もコスト削減が可能となります。
ITの変革の例は以下の通りです。

-Sierra Nevada(リンク):ディスク型ストレージからフラッシュに移行することにより、ハードウェアコストを約20万ドル以上も削減し、データセンターのスペースも50%縮小されました。使用電力もディスク型ストレージで必要だった電力の10分の1になったことにより、サステナビリティ目標が達成され、カーボン・フットプリントの削減にも繋がりました。
-Perfection Fresh(リンク):オール・フラッシュ・データセンターへの移行により、クエリを最大10倍迅速に処理できるようになり、社内のITスタッフの業務削減を実現しました。処理スピードの向上、そして電力・冷却費用の削減により、1年間で約12万ドルのコスト削減を実現し、ビジネスに還元しています。
-Securities America(リンク):4.7:1のデータ圧縮比で、3年間で約60万ドルの節約を見込んでいます。
-Workday(リンク):SANの経験がない開発者でもストレージを管理が可能となり、FlashArrayのユーザーインターフェースを数分で操作し、LUNを作成する方法を1時間で理解できるようになりました。

価格および販売情報

「FlashArray//m」は、2015年第1四半期(2月から4月)から広く採用されているベータプログラムで有効性が実証されており、7月にはグローバルでのDirected Availabilityプログラムを通して限定的に発売される見込みです。これにより、トータルにサポートされた導入が可能になります。General Availabilityによるフルボリュームでの出荷は2015年第3四半期(8月から10月)を予定しています。
2015年2月以降にFlashArray 400シリーズを購入したお客様は、次の容量拡大の際に、中断することなく「FlashArray//m」シャーシとコントローラを無償でアップグレードできる「Pure Storage Upgrade Assurance Program」が2016年1月31日まで自動的に適用されます。

現地時間2015年6月1日午後2時30分にニューヨークにて行われた米国本社による製品発表イベントについてはこちらをご覧ください。(リンク

米国IDC社によるホワイトペーパー「Pure Storage Introduces a New Technology Upgrade Model with Evergreen Storage」はこちらからダウンロードいただけます。(リンク

ピュア・ストレージの認定チャネル・パートナーは、お客様の環境に適した構成の判断をサポートします。各地域の販売代理店の方はこちら(リンク)からご確認ください。

本発表に向けたコメント

・Lamar Advertisingのコミュニケーションズ&サービスのディレクターであるピーター・ダン(Peter Dunn)氏は、次のように述べています。「ピュア・ストレージはオール・フラッシュのテクノロジー水準を上げ続けています。「FlashArray//m」は同社のイノベーションに対するコミットメントの証です。ピュア・ストレージのおかげで、当社はより積極的に活動ができるようになり、データ・ストレージの不足を心配する必要もなくなりました。ピュア・ストレージのFlashArray製品の運用は簡単、かつ直観的に行うことができます。ピュア・ストレージにより、何時間もかかっていたビジネス・インテリジェンスのレポートを数秒で実行できるようになり、重要な開発プロジェクトを完了するまでの期間が短縮されています。」

・IDCのリサーチ・ディレクターであるエリック・バーガナー(Eric Burgener)氏は、次のように述べています。「データセンターでのフラッシュ・ストレージの活用が普及してきていることは明らかです。IDCでは、どのデータセンターも現段階である程度の容量でフラッシュを採用しておき、今後どのように活用することが最適であるのかを戦略的に検討することをお勧めします。ピュア・ストレージは本日の発表をもって、顧客に対し重要な価値をもたらす、ユニークで新たなモデルの技術的改革を生み出します。「FlashArray//m」という新たなハードウェアとの組み合わせにより、ダウンタイム、パフォーマンス低下、フォークリフトアップグレードやデータ移行をなしにハードウェアのアップグレードを行うことが可能となります。

・ピュア・ストレージの製品担当副社長であるマット・キックスモーラー(Matt Kixmoeller)は、次のように述べています。「お客様が最新のストレージ・アレイを購入しても、すぐに新機種が発売され、現行の導入機器は時代遅れになります。テクノロジーを刷新するためには、お客様はアップグレード費用や、フォークリフトアップグレードを実施している間、何時間にもわたるパフォーマンス低下と業務中断に耐えなければなりません。「Evergreen Storage」モデルは、この現状を大きく変えることができます。お客様は10年以上にわたりビジネスの価値を高められるストレージプラットフォームに投資し、ビジネスの要件に応じて、中断することなく、容量とパフォーマンスの段階的なアップグレードを行うことができます。このフラットで予測可能な価格での、SaaS型ストレージ調達モデルは、お客様がオール・フラッシュ・ストレージをデータセンターに取り入れるハードルをさらに下げ、ビジネスとITの両方の変革への扉を開きます。」

パートナーからのエンドースメント(企業名 50音順) 

新日鉄住金ソリューションズ株式会社 取締役 上席執行役員 ITインフラソリューション事業本部長 
大城卓

新日鉄住金ソリューションズ株式会社は、「ピュア・ストレージFlashArray//m」の国内発表を歓迎致します。
新日鉄住金ソリューションズでは、仮想デスクトップサービスM³DaaS@absonne(エムキューブダース・アット・アブソンヌ)を展開しています。
この度発表された「ピュア・ストレージ FlashArray//m」は圧倒的な性能はもとより、高密度化、省電力化に優れ、仮想デスクトップ分野においてもお客様へ最適なソリューションをご提供できるものと期待しています。
今後も同社の高い技術を活用し、お客様のビジネス成長に貢献してまいります。

東京エレクトロン デバイス株式会社 CNカンパニー プレジデント 上小川昭浩

東京エレクトロンデバイスはピュア・ストレージ様の新製品、「ピュア・ストレージFlashArray//m」の市場投入を心よりお祝い申し上げます。
ピュア・ストレージの圧倒的な性能と管理容易性は既に国内で多くのお客様に評価されておりますが、
新製品 「ピュア・ストレージFlashArray//m」の容量効率の高さ、省スペース・省電力は、データセンター事業者、サービス事業者、及び企業ユーザのITインフラとして大いに歓迎されるものと確信しております。
当社は長年培ったストレージビジネスのノウハウを生かし、今後もピュア・ストレージの国内唯一のディストリビュータとして,お客様の業務効率向上を支えるフラッシュストレージ・ソリューションを提供してまいります。

ユニアデックス株式会社 常務執行役員 マーケティング本部長 庭山 宣幸

ユニアデックスは、「ピュア・ストレージ FlashArray//m」の国内提供開始を歓迎いたします。
弊社は、ピュア・ストレージ製品の販売・構築・保守サービスをワンストップで提供しております。
今回発表された「ピュア・ストレージ FlashArray//m」は、データベースやサーバー仮想化、
デスクトップ仮想化といった、企業における中核システムのデータ管理基盤として、
お客さまにこれまで以上に高い付加価値を提供できる製品であることを確信しております。
また、弊社ではピュア・ストレージを中核としたコンバージド・インフラストラクチャー・ソリューションである
「FlashStack」への取り組みも開始しており、ピュア・ストレージの利点を最大限に活用したICT基盤の
設計・構築・運用サービスを提供することで、お客さまに、より満足度の高いICT環境の実現を支援して参ります。

ピュア・ストレージについて
ソリッドステイト型ストレージ・アレイのリーディングベンダであるピュア・ストレージは、データセンターにおけるフラッシュの幅広い導入を可能にします。
従来のディスク型ストレージ・アレイと比較した場合、Pure Storage FlashArray製品は、パフォーマンスとスペース/電力効率に優れており、ギガバイトあたりの単価においても低コストで提供することが可能です。
Pure Storage FlashArray製品は、サーバー仮想化やデスクトップ仮想化(VDI)、データベース(OLTP、及びリアルタイム分析)、及びクラウドコンピューティング等の高いパフォーマンスが必要な環境に最適です。
詳細情報は、www.purestorage.comにてご覧いただけます。

以下サイトでもピュア・ストレージに関する情報をご覧いただけます。

・Twitter: www.twitter.com/PureStorageJP (日本語)
・Facebook: リンク (日本語)
・ブログ: リンク (英語)

Pure Storage 及び “P”ロゴマーク、 Purity Operating Environment, RAID-3D はピュア・ストレージの登録商標です。ピュア・ストレージは他社のマーク及び名前におけるあらゆる独占所有権を拒否します。本リリースにおける他の登録商標及び名称の所有権は所有者に属します。


■本件に関する報道関係者お問い合わせ先:
ピュア・ストレージ・ジャパン株式会社 広報担当 阿部 恵史
電話:03-5456-5699
E-mail:pr-japan@purestorage.com

ピュア・ストレージ・ジャパン株式会社 広報代理店
担当:小野寺、峰松、仙場
電話:03-3571-5236 FAX:03-3574-9364
E-mail:purestorage-pr@kyodo-pr.co.jp

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