安倍晋三首相にポリオ撲滅推進功労賞 ロータリーが日本政府の貢献を称えて
AsiaNet 60679
安倍晋三首相にポリオ撲滅推進功労賞 ロータリーが日本政府の貢献を称えて
[東京 - 2015年5月29日(現地時間)発]
国際ロータリー(本部:米国イリノイ州エバンストン、会長:ゲイリー C. K. ホァン)(2015年5月):5 月28日、ロータリーは、日本政府によるポリオ撲滅活動への多大なる貢献を称え、安倍晋三首相にポリオ撲滅推進功労賞を授与することとなりました。
ロータリー、世界保健機関(WHO)、ユニセフ、米国疾病対策センター(CDC)が先導し、ビル&メリンダ・ゲイツ財団も支援する世界ポリオ撲滅推進活動(GPEI) (リンク ) が中心となって進めるポリオ撲滅活動に対し、1988年以来、日本政府は実に、553億円を寄付しており、これは各国政府からの寄付においては、世界第3位を誇ります。1988年当時、年間35万件あったポリオの発症数は、2014年には400件以下にまで減少しており、このようなポリオ撲滅への大きな進展に日本も大きく貢献してきたと言えます。
現在、未だにポリオ感染が一度も途絶えたことのない国(ポリオ常在国)はパキスタン、アフガニスタン、ナイジェリアの3カ国となっていますが、日本はこれらの国々だけでなく、その他の高リスク地域においてもポリオ撲滅に大きく貢献しています。一例として、安倍総理のリーダーシップの下、国際協力機構(JICA)がナイジェリアでのポリオ予防接種に必要な経口ワクチン購入のため、95億円の円借款貸付を承認しています。日本はさらに、JICAがパキスタンで行っている撲滅活動にも資金援助を行うことを決定しました。また、日本政府がパキスタンでの予防接種活動を支援するため、5億6,200万円を寄付すると発表しました。
ゲイリー C. K. ホァン国際ロータリー会長は次のように述べています。「安倍首相ならびに日本政府は、ポリオの脅威(20年前には毎日1,000人が感染)から子どもたちを守る活動において、大変重要な役割を果たしています。しかしながら、世界からポリオをなくす最後の闘いは非常に困難なものです。ポリオが世界のどこかに存在している限り、突発的な発生の危険性があります。完全にポリオを撲滅するには、日本や各国政府からの継続した支援が欠かせません」
ポリオ撲滅推進功労賞は、ポリオ撲滅活動において多大なる貢献を果たした国家元首、保健機関のリーダーやその他の個人を称えるため、ロータリーが1995年に設立したものです。本賞の過去の受賞者には、オーストラリアのトニー・アボット首相、カナダのスティーブン・ハーパー首相、ドイツのアンゲラ・メルケル首相、イギリスのデーヴィッド・キャメロン首相、アイルランドのエンダ・ケニー首相、ナイジェリアのグッドラック・ジョナサン元大統領、国連の潘基文事務総長などが含まれます。
本賞が授与される日本の元首は安倍首相で3人目となります。2006年には小泉純一郎首相に授与され、日本は以来、実に188億円をGPEIに寄付してきました。2003年には、橋本龍太郎首相に本賞が贈られています。
ポリオ撲滅は、1985年以来、ロータリーが最優先として取り組んでいる活動です。世界ポリオ撲滅推進活動の主要パートナーとして、ロータリーはこの活動に13億ドル以上を寄付してきました。これには、日本の2,278クラブ、88,600人のロータリアンから寄付された104億円も含まれています。身体まひを引き起こし、時には死にいたらしめるポリオウイルスから身を守るため、今日までに世界で25億人以上の子どもたちが予防接種を受けてきました。
日本のロータリアンは、ポリオ撲滅活動資金の支援だけでなく、常在国や高リスク国へ自ら足を運び、子どもたちへの予防接種活動にボランティアとして参加しています。
ロータリーについて
私たちロータリーは、世界中にあるロータリークラブでの草の根のネットワークを通じて、それぞれの町、そして世界に貢献しています。地元の人びとへの支援から、世界でポリオを撲滅する取り組みにいたるまで、さまざまな職業に携わる会員が活動しています。詳しくはロータリーのウェブサイト (リンク )、またはポリオ撲滅専用サイト (リンク ) ご覧ください。また、ロータリー関連のビデオや画像はメディアセンター (リンク ) をご利用ください。
連絡先: 黒田正宏(電話:0178-45-7777、Eメール:mskuroda@vc.hi-net.ne.jp)
ビビアン・フィオーレ(国際ロータリー本部)
(電話:+1 847-866-3234、Eメール:vivian.fiore@rotary.org)
(日本語リリース:クライアント提供)
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