IMDが2015年世界競争力ランキングを発表
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【ローザンヌ(スイス)2015年5月28日PRN=共同通信JBN】
*米国は世界競争力ランキングで引き続き1位。アジアの結果はさまざま。新興経済圏はほぼ横ばい。
IMDビジネススクール(リンク )は28日、年次世界競争力ランキングを発表した。IMD World Competitiveness Centerは2015年の61カ国ランキングで事業を展開する場としての国をいくつかの側面から検討した。
IMD World Competitiveness Center(リンク )のディレクターであるアルトゥーロ・ブリス教授は「2015年ランキング総合分析はトップの諸国が基本に戻っていることを示している。生産性と効率性が競争力をけん引する分野である。企業は環境への影響を最小化する努力を強化しており、労働力育成に対する強力なインフラを提供している」と指摘した。
ランキング全文は以下を参照。
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▽ランキング概況
米国は強力な経営効率と金融分野、革新的活動、インフラの有効性の結果トップを維持した。香港(2位)とシンガポール(3位)は4位になったスイスを抜き上位に進出した。カナダ(5位)、ノルウェー(7位)、デンマーク(8位)、スウェーデン(9位)、ドイツ(10位)がトップ10にとどまった。ルクセンブルクは2014年の11位から6位に入った。
アジアはさまざまな結果だった。マレーシア(12位から14位へ)、日本(21位から27位へ)、タイ(29位から30位へ)インドネシア(37位から42位へ)は順位を下げた。一方台湾(12位から11位へ)、韓国(26位から25位へ)、フィリピン(42位から41へ)がわずかに上昇した。
ロシア(38位から45位へ)とウクライナ(49位から60位へ)の情勢は、武力衝突とそれに伴う市場の高い脆弱性が競争力に影響しマイナスに作用した。
中南米では低下のパターンが共通している。チリは31位から35位へ、ペルーは50位から54位へ、アルゼンチンは58位から59位へとそれぞれ下がり、ベネズエラは最下位のままでコロンビアも51位にとどまった。
新興経済圏ではブラジル(54位から56位へ)と南アフリカ(52位から53位へ)がわずかに下がり、中国(23位から22位へ)とメキシコ(41位から39位へ)はそれぞれ若干改善した。インドは44位のままだった。
ランキングはトップクラスの諸国についてひとつの共通性を表している。このランキングのトップ10に入った9カ国は、事業の効率性分野でもトップ10にも入っていることである。
ルクセンブルクはこの分野で前年の14位から4位へ最大となる上昇を獲得し、競争力分野でのランキング上昇に大きく貢献している。カタール(19位から13位へ)のランキング上昇は、生産性の全体的上昇による事業効率性分野(24位から11位へ)での改善を大きく反映している。ギリシャ(57位から50位へ)もまた、事業効率性の面で大きく改善した。ドイツ(6位から10位へ)の後退は事業効率性(9位から16位へ)での低下を反映している。同様にインドネシアの低下は事業効率性分野(22位から34位へ)で大きく後退したことに伴っている。
IMD World Competitiveness CenterはIMDの子会社である。
IMDはローザンヌとシンガポールにあるトップクラスのビジネススクールで、インパクトのある幹部教育を通じ世界のリーダーを育成する専門家として知られている。リンク
参考:写真は以下で入手できる。epa european pressphoto agency(リンク )、 リンク
▽問い合わせ先
Matthew Mortellaro
+41-21-618-0352
matthew.mortellaro@imd.org
ソース:IMD International
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