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夫婦の出産意識調査 ― 少子化対策の鍵となる「夫婦の想い」、2961名へ調査 ―

一般財団法人1 more Baby 応援団 2015年05月28日 18時51分
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一般財団法人1 more Baby応援団(所在地:東京都港区、理事長:森まさこ)は、日本から少子化問題をなくしたいという想いのもと、このたび、「夫婦の出産意識調査2015」を実施、その速報がまとまりましたのでご報告いたします。この「夫婦の出産意識調査」は2013年から調査を開始し、今年で3回目の実施となります。


【主な調査トピックス】

◆『2人目の壁』は依然高く。一方で、既婚男女の多くは「子どもを2人以上欲しい」。
 (1)理想の人数、「2人以上」が79.6%で過去最高。
 (2)75.0%の夫婦が『2人目の壁』が存在する」と回答。
 (3)『2人目の壁』の原因は、「経済的な理由」が最多(86.5%)。
  働くママは「仕事上の理由」も高い結果(64.7%)に。
 
◆夫婦の子育て満足度
 (4)妻は子育てへの理想が高く、自分を過小評価しがち!?
 (5)「2人以上の出産」について、満足している家庭は97.6%

◆働く女性の「出産・子育て」と「仕事」に対する本音
 (6)フルタイムで働く女性の9割が「子育てに関する制度と企業風土が整えば、働き続けたい」。
  さらに、79.6%は「管理職も目指すと思う」。
 (7)職場に“イクボス”増殖中?働く女性の7割超が「上司は子育てに理解がある」
  イクボスがいる職場では、子育てへの意識がポジティブな傾向。

◆関連トピックス:子育ての環境について
 (8)「子育てしやすい」都道府県トップ3、第1位「石川県」、2位「島根県」、3位「岐阜県」。



― 本調査に関するお問い合わせ先 ―
1 more Baby応援団広報事務局(株式会社ジェーワン内)
担当:野尻、久保
TEL:03-3584-7269 FAX:03-3584-5230 メール:1mb_pr@jone.jp



【夫婦の出産意識調査2015】

◆調査結果/サマリー

 今年の調査でも、『2人目の壁』を実感すると答えた人の割合は高く、全体の75.0%でした。一方で、「子どもは2人以上が理想」と答える既婚者が79.6%と過去最高となり、2013年の調査開始以来、3年連続で増加していることが分かりました。

 『2人目の壁』の存在を感じる、その主な要因は「経済的な理由」(86.5%)で、昨年と同傾向でした。就業状況別でみると、働くママは、「仕事上の理由」が64.7%という高い数値で2位となり、産休の取得しやすさや職場復帰などへの影響を懸念している様子がうかがえました。一方、専業主婦ママは、「心理的な理由」が46.8%と全体より高く、育児ストレスなどをより感じていることが分かりました。

 『2人目の壁』解消に向けて望むこととして、「出産・育児費用、教育関連費用における経済的なサポート」(81.9%)、「休職・復職の行いやすさなど仕事面でのサポート」(45.4%)、「自分や配偶者のワークライフバランスの改善(長時間労働の短縮など)」(44.0%)が上位に挙がりました。

 また、今回初めて夫婦間(自身および配偶者)の子育てへの貢献度と満足度について調査しました。特徴的なものとしては、夫からの妻への評価(平均83.0点)に比べて妻自身の評価(平均72.6点)が低く、女性は現状の子育てに満足していない様子がうかがえました。これは、子育てに対する女性の理想が高い故の結果かもしれません。

 さらに、育児に理解がある職場の上司“イクボス”についても今年初めて調査。フルタイムで働く女性の90.0%が「子育てに関する制度と企業風土が整えば、働き続けたい」と答えました。特に、職場の上司がイクボスの場合、「今後の出産意向がある」や「2人目以上の出産に対して、ためらいを感じない」という出産に関する設問において、より前向きな傾向が見られました。

 なお、昨年に引き続き、今年も「現在住んでいる都道府県は子育てがしやすいと思うかどうか」を全国47都道府県の回答者に尋ねました。その結果、[1位]石川県(92.4%)、[2位]島根県(90.7%)、[3位]岐阜県(89.5%)となりました。自分の居住地を支持する理由には、育児環境の充実や利便性といったインフラ・制度面だけでなく、「豊かな自然」や「温かい人柄」といった理由も多く挙がりました。


 ※『2人目の壁』とは、「必要となる生活費や教育費に関連した家計の見通しや、仕事等の環境、年齢等を考慮し、第二子以後の出産をためらうこと」と定義し、その実感を調査しています。
 ※本リリース内での「働くママ」は、子どもを持つフルタイムで働く女性を指します。


【夫婦の出産意識調査2015】

◆『2人目の壁』は依然高く。一方で、既婚男女の多くは「子どもを2人以上欲しい」。

(1)理想の人数、「2人以上」が79.6%で過去最高。

 実際の出産予定とは別に、「持ちたい理想の子どもの合計人数」を尋ねました。
 その結果、全体(以下、最大のN数は2961名)のうち、48.0%の方が「2人」、28.2%の方が「3人」と回答し、「2人以上を理想としている」は79.6%であることが分かりました。「理想の子どもの人数を2人以上」と考えている夫婦の割合は調査開始の2013年から増加傾向にあり、今回が過去最高です。


(2)75.0%の夫婦が「2人目の壁が存在する」と回答。

 1 more Baby応援団では、『2人目の壁』を「生活費や教育費に関連した家計の見通しや、仕事等の環境、年齢等を考慮し、第二子以後の出産をためらうこと」と定義し、これまで2回の調査を通じて、『2人目の壁』の存在を明らかにしてきました。
 今年も、この『2人目の壁』の考え方について説明したうえで、「2人目の壁は存在すると思うか」について尋ねたところ、『2人目の壁』について「存在すると思う」と答えた方は、全体の75.0%で、上記【1】の「理想の子どもの人数」とは相反する結果となりました。


(3)『2人目の壁』を感じる原因は、「経済的な理由」が最多(86.5%)。
 働くママは「仕事上の理由」も高い結果(64.7%)に。

 『2人目の壁』を感じる理由を尋ねた結果、「経済的な理由」が働くママ・専業主婦ママともに1位となり、2位「第一子の子育てで手一杯」(43.6%)、3位「年齢的な理由」(42.2%)と続きました。就業状況別でみると、働くママは「仕事上の理由」が64.7%という高い数値で2位(全体では38.5%で5位)となり、産休の取得しやすさや職場復帰などへの影響を懸念している様子がうかがえました。一方、専業主婦ママは「心理的な理由」が46.8%と全体より高く、育児ストレスなどをより感じていることが分かりました。
 また、『2人目の壁』を解消するために必要だと感じることは、「経済的なサポート」(81.9%)が最多で、ママの就業別でも働くママ(82.3%)、専業主婦ママ(84.8%)とも高いことが分かりました。しかし、続くのが働くママは「ワークライフバランス」(64.4%)、「休職・復職のしやすさ」(61.0%)となるのに対し、専業主婦ママは「育児ストレスを緩和できるような仕組み・コミュニティ」(47.1%)、「産後のケア・サポートの充実」(43.7%)となり、ママの就業状況によって、『2人目の壁』解消の課題に違いも見られました。『2人目の壁』解消には、子育て費用を軽減してくれる制度上のサポートに加え、自分や家族が働き続けられる環境づくりがポイントになりそうです。


◆夫婦の子育てへの満足度

(4)夫は自己評価も妻からの評価も60点台。
 一方、妻は子育ての理想が高く、自分を過小評価しがち!?

 今回、初めて夫婦それぞれの子育てに対する関わり方を調査しました。
夫の妻への評価は平均83.0点、自己評価は平均63.8点と、妻を高く評価しました。しかし、妻の夫への評価は平均66.7点、自己評価は平均72.6点で、自身への評価が夫への評価を上回る結果となりました。
 結果をみると、夫は妻からの評価と自己評価との間に大きな差はなく、客観的に評価をしているようです。しかし、妻は夫からの高い評価にも関わらず、自身の評価を10.4ポイントも低く付けていることが分かります。妻は、自身の子育て像の理想の高さから、現状の子育てに満足しておらず、不完全燃焼な状態なのかもしれません。


(5)「2人以上の出産」について、満足している家庭は97.6%

 前項までの調査結果で『2人目の壁』の存在が明らかになりましたが、実際に2人以上出産した夫婦に、家庭の幸福感について満足しているかを聞きました。すると97.6%の夫婦が満足していると回答。様々な理由から『2人目の壁』を感じる夫婦がいる一方、乗り越えた夫婦の多くは幸福感を感じ、生活に満足していることが分かりました。


◆働く女性の「出産・子育て」と「仕事」に対する本音

(6)フルタイムで働くママの9割が「子育てに関する制度と企業風土が整えば、働き続けたい」
 さらに、約8割が「管理職も目指すと思う」(79.6%)と回答。

 出産後に復職や再就職を望む女性が増えるなか、政府が掲げた女性の活躍推進策に期待が集まっています。
 そこで、働くママに「子育てに関する制度と企業風土が整っていれば、女性も働き続けたいと思うか」を尋ねたところ、9割が「働き続けたい」と答えました(全体では84.5%)。また、「管理職を目指すと思うか」という質問には、働くママの8割近く(79.6%)が「目指すと思う」と答えました。


(7)職場に“イクボス”増殖中?働くママの7割超が「上司は子育てに理解がある」
 イクボスがいる職場では、子育てへの意識がよりポジティブな傾向。

 「自分や配偶者の上司は子育てに理解がある方だと思いますか」と尋ねたところ、上記(6)の働くママの75.2%が「理解がある」と答え、職場の上司の多くが、いわゆる“イクボス”であることが分かりました。【6】の回答も踏まえると、働く女性たちが今後も働き続けたいという気持ちには、職場の“イクボス”の存在が大きく影響するのかもしれません。

 また、「職場の上司が子育てに理解がある」とした回答者と「そうではない」とした回答者の出産に対する意識を比較しました。
その結果、上司が子育てに理解がある回答者は、「2人目の壁は存在しないと思う」で3.2ポイント、「今後の出産意向がある」で9.0ポイント、「現実的に持つつもりの子どもの人数は2人以上」で7.9ポイント、「2人目以上の出産に対して、ためらいを感じない」で10.3ポイントと、いずれも数値が上回りました。
 “イクボス”は、子育てだけでなく、今後の出産意向や2人目以上の出産へのためらいを緩和する“鍵”になるかもしれません。


◆関連トピックス:子育ての環境について

(8)「子育てしやすい」都道府県トップ3、第1位「石川県」、2位「島根県」、3位「岐阜県」。

 自分の住む都道府県は「子育てしやすい」と答えた人が多かったのは1位「石川県」、2位「島根県」、3位「岐阜県」の順でした。
 また、「子育てのしやすさ」をどこに感じるかを尋ねたところ、「公園など自然の遊び場」(54.8%)、続いて「ショッピング施設が近くにある」(40.4%)「住民が優しい、暖かいと感じる」(36.4%)となり、昨年と同傾向でした。

※:「現在お住いの都道府県は、子育てがしやすいと思いますか」という問いへの回答から得た、居住者による県別評価ランキング(n=2961)
◇:算出方法=全2961名へ、「現在お住まいの県は子育てがしやすいと思いますか?ご自身の経験、イメージや周囲の人の経験を踏まえて、お答え下さい。」と質問。SAにて、「子育てはしやすい」「どちらかと言えばしやすい」と答えた方の割合で順位。


◎「子育てしやすい」都道府県ランキング(「子育てしやすい」回答率)

1位:石川県(92.4%)
2位:島根県(90.7%)
3位:岐阜県(89.5%)
4位:群馬県(89.3%)
5位:香川県(87.2%)
〃:熊本県(87.2%)


Q:お住まいの都道府県が「子育てしやすい」と答えた理由は?(n=2247)
◇:「現在お住まいの都道府県は、子育てがしやすいと思いますか」の問いに「子育てしやすい」と答えた方限定、MA回答

1位:公園など自然の遊び場が多い(54.8%)
2位:大型のショッピング施設や商店街が近くにある(40.4%)
3位:住民が優しい、あたたかいと感じる(36.4%)
4位:幼稚園・保育園や託児所などが多い(31.7%)
5位:公共施設が多く利用しやすい(27.7%)


※リリースは以下URLからダウンロードください。
リンク



◇今調査の調査条件について

<調査概要>
【調査対象者】N=2961【調査期間】2015年4月25日(土)~27日(月)
■対象者条件:結婚14年以下の既婚者
性別:男女
年齢:女性20-39歳、男性20-49歳(男性は妻が39歳以下)
割付条件(1):全国各都道府県均一回収(各県63名)
割付条件(2):既婚子なし/既婚子1人/既婚子2人以上それぞれを均一回収
⇒47(都道府県数)×3(子ども条件)=141セルのそれぞれを21名ずつ、計2961名回収
回収後、(1)各都道府県の人口比、(2)一世帯の子ども人数の構成比をH22年度国勢調査より算出しウェイトバックをかけた。
本リリースで用いているのは、ウェイトバック後のスコアである。
■調査方法:インターネット



◇調査主体について

一般財団法人1moreBaby応援団

 理想の数だけ子どもを産める社会を実現するため、結婚・妊娠・出産・子育て支援に関する情報提供及びその実現に必要な事業を行い、将来の活力ある社会環境の維持・発展のために寄与することを目的として設立しました。
 「1 more Baby応援団」ポータルサイトと公式Facebookページでは、出産に関するママ・パパの意識を把握するための調査結果や、「もうひとり、こどもが欲しい」という家族の想いを応援する情報を発信しています。

*「1 more Baby応援団」ポータルサイト(リンク )



◇「1 more Baby応援団」が、少子化問題を考えるための入門書として、『こども大国ニッポンのつくりかた』を出版いたしました。

 この本には、1 more Baby応援団が描く、少子化のない2030年の日本に向けたヒントやアイデアが詰まっています。
 本の前半は、絵本のかたちで、「こども大国ニッポン」となった日本の未来の風景を、楽しく伝えていきます。本の後半では、「結婚のタイミング」「子どもを育てやすい社会って?」「お金の話」という3つの視点で、データやケーススタディを交えながら、この本を手にとる人自身が、「私たちになにができるか」を考えながら読み進められるようになっています。
 また、内田恭子さん、別所哲也さん、矢沢心さんのコラムも収録。

□著書:こども大国ニッポンのつくりかた
□編集:一般財団法人1 more Baby応援団
□定価:1200円+税
□発売日:2015年5月30日
□発売元:株式会社木楽舎

本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
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