サウジアラビア、証券市場開放で新興市場入り

SEDCO Capital 2015年05月01日 17時22分
From 共同通信PRワイヤー

サウジアラビア、証券市場開放で新興市場入り

AsiaNet 60345 (0575)

【ジェッダ(サウジアラビア)2015年4月30日PRN=共同通信JBN】サウジアラビアの株式取引所「Tadawul」は2015年6月15日付けで外国人投資家に開放されることになった。サウジアラビアの市場規模は時価総額5350億ドルと南アフリカ、ロシア、メキシコ、トルコのどの国よりも大きい。資本総額8兆3000億ドルに達した世界の新興成長市場の6.4%を占めるに至っている。さらに、新興市場全体の1日当たりの出来高182億ドルに比べ、サウジ市場は1日当たりの出来高が24億ドルを超え、新興市場の流動性の13%を占めている。

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SEDCO Capitalの中東/北アフリカ地域主席ファンドマネジャー兼中東/北アフリカ地域流動資産部門長のヤザン・アブディーン氏はこれらの引用された数字はサウジ市場の健全性を表していると言う。これらの事実に加え、サウジアラビアは米ドルペッグ制のため為替リスクがないことも相まって、新興市場および世界のファンドマネジャーはサウジ市場にしかるべき関心を払うことになるとした。

アブディーン氏は「今回の新展開によってブラジル、ロシア、インド、中国のBRICsに大文字のS(サウジ)が入る」として次のように述べた。「サウジ市場のファンダメンタルズは魅力的なものであるが、この市場の本当の価値を知るためにはさらなる調査および現地に基づいたポジショニングをする必要がある。世界の投資に精通した現地スタッフを採用し、運用基準やファンダメンタルズ重視の投資プロセスを順守させ、そのスタイルに沿った銘柄選択を行えば、サウジ市場で最高の投資ポジショニングを手に入れることができる」

同氏はサウジ市場が早い時期に、同氏の推定によれば2年以内に「新興市場」としてのステータスを獲得しようとしており、最も大きな利益を得るのは先発組になるだろうと強調した。

世界の投資家は過去15年間ほど新興市場を世界ポートフォリオの核にして成長戦略を担保してきた。この戦略は新興市場のもつ通貨変動および(または)政治とガバナンスのリスクに対してヘッジされてきた。サウジアラビア市場は新興市場に関わる通貨および政治的なリスクが存在しない成長を提供する。

この見方に賛同するSEDCO Capital最高投資責任者(CIO)のベルナール・カラルプ氏は「当社はこのポジショニングを良く理解しており、当社の資産配分ではサウジアラビアをアルファ・オプティマイザーとして優遇してきた」と述べた。同氏はまた「サウジ市場のマクロ経済的な強みはまだ十分に発揮されておらず、同国の為替市場の時価総額に反映されているとは言えない。今回、サウジアラビア資本市場庁(CMA)の市場開放の発表を受け、当社の現地チームはその瞬間に当社の世界投資にとって欠くべからざるものになった」と述べた。

30年以上、SEDCOはサウジにとって世界に向けた投資大使の約割を果たしてきた。直近の5年では、SEDCO Capitalはサウジアラビアに投資する世界の投資家のアセットマネジャーに選ばれるためのインフラ作りをしてきた。SEDCO Capital最高経営責任者(CEO)のハサン・アルジャブリ氏の見解によれば「当社のユニークなポジショニングには4つの柱があると考えている。ファンダメンタルズ重視で、社会責任を負い、慎重を旨とする財務哲学。運用基準順守、リサーチ本位、そして科学的なプロセスおよびアプローチで、これはすなわち銘柄選定にフォーカスし、この地域で最も長い期間上位4分の1に入っている実績を含め、国際的な資産管理の経験を持つ信頼に足るスタッフチームが担当する」と述べた。

ソース:SEDCO Capital

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+966-56-131-3139
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