ams、シングルセルのリチウムイオン電池を使用するアプリケーションでより長時間のランタイムを実現する、96%効率の1Aステップダウンコンバータを発表

ams 2015年04月23日 10時30分
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ams(日本法人:amsジャパン株式会社、東京都品川区、カントリーマネージャー 岩本桂一)は本日、シングルセルのリチウムイオン電池を搭載する設計において、入力電圧幅が広く、高効率でスタンバイ電流が少ない1Aの同期型ステップダウンコンバータを発表しました。





新たなステップダウンコンバータであるAS1382は、2.7~5.5Vの入力電圧範囲で動作し、最小で0.6Vまでの出力電圧を供給します。96%という高い効率の本コンバータは無負荷電流が95μAで、電源回路内のロスを低減し製品の充電中のランタイムを伸ばすことで、リチウムイオン電池を電源とするデバイスの設計を容易にします。本デバイスのシャットダウンモードの消費電流はわずか0.04μAです。

AS1382は、チップサイズが1.22mm×0.85mmと小さい0.4mmピッチの6リードチップスケールパッケージ(WL-CSP6)で出荷されます。本製品では、2MHz、3MHz、または4MHzの一定の内部周波数で動作するため、小型のインダクターの使用が可能です。つまり、AS1382 DC-DCコンバータをベースにした回路は、小型なため、携帯電話やポータブルメディアプレイヤー、ウェアラブル端末などの密集したボード設計に最適です。
AS1382には、それぞれ1.0V、1.2V、1.5V、1.8Vの固定出力と0.61~3.35Vの可変出力が一つずつあるバージョンがあります。すべてのバージョンで1Aの継続的な負荷電流をサポートし、10μFの出力コンデンサのみを必要とします。

本ステップダウンコンバータは1つまたは2つのモードで動作します。低リプル/低ノイズモードでは非常に低レベルのリプルやノイズしか発生させません。高効率モードでは、軽い負荷で供給中はパワーロスが少なく、常時動作するソリューションにおけるスタンバイ時のバッテリ寿命の延長を実現します。

本デバイスには、内部同期スイッチが搭載されているため、外部ショットキーダイオードを必要としません。

ams AG、製品マーケティングマネージャ、ベルント・クラフトホーファーは次のように述べています。「ポータブルで電池を利用する製品に使われる同期型コンバータは、パワーロスをさらに削減できます。設計者は、ピーク時で96%の効率を達成し、スタンバイ電流が極端に少ないAS1382を使用することで、製品のリチウムイオン電池によるシステムのランタイムを大幅に延ばすことができます」

DC-DCステップダウンコンバータは現在、量産出荷中です。当社の販売代理店までお問い合わせください。AS1382の評価ボードはamsのホームページからオンラインで入手可能です。さらに詳しい情報やサンプル請求についてはこちらのサイトをご覧ください。www.ams.com/step-down-converter/AS1382.


本件に関するお問い合わせ先
ams広報担当:神谷
Tel: 03-5269-1038 Email: ams@jspin.co.jp



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