グローバルテクノロジーと機能性材料を提供するCelanese Corporation (NYSE: CE、以下セラニーズ)、および三井物産株式会社(東京都千代田区)は、このほど、米国テキサス州ビショップのセラニーズの統合ケミカルプラントにて、メタノール製造の合弁企業設立検討の独占的協定に合意したことを発表しました。
ビショップに新設が予定されているメタノール製造プラントの年産能力は130万トンで、現在テキサス州クリアレイクに建設中のメタノールプラントのインフラ面の強みを活用します。ビショップに建設予定のメタノールプラントに関し、セラニーズは既にテキサス州環境品質委員会 (Texas Commission on Environmental Quality) に大気排出許可を申請しました。本プラントの建設は、現在のメタノールの市場環境や建設費用など、さまざまな要因を検討した上で最終的な判断が下されます。
またクリアレイク内の合弁企業メタノールプラントの建設完了後、セラニーズが5年間三井物産からメタノールを購入する内容の修正合意に達しました。クリアレイクのメタノールプラントは2015年10月に操業開始予定です。
セラニーズの会長兼CEOマーク・ロアーは次のように述べています。「三井物産とのパートナー関係をさらに深めることができ、嬉しく思います。ビショップにメタノールプラントを新設することで、長期的かつ競争力のあるメタノールを確保できる見込みです。クリアレイクにおける当社のメタノール製造と三井物産からの供給合意によって、当社の米国内におけるメタノール需要に安定して対応できるようになります。ただし、これにより現在置かれているメタノール関連収益の厳しい状況が完全に補われるわけではありません。」
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