コンソールサーバの上位モデル「SmartCS NS-2250シリーズ」新発売

~AC電源・LANポートを二重化して信頼性向上~

セイコーソリューションズ株式会社(代表取締役社長: 山本 隆章、本社: 千葉市美浜区中瀬1-8、TEL: 043-273-3111)は、データセンターやサーバルームに設置されている各種情報機器の統合管理向けに、AC電源とLANポートを二重化し運用時の安定性を強化したコンソールサーバの新シリーズ「SmartCS NS-2250シリーズ」を2015年7月より発売開始いたします。

通信機器をはじめとした各種情報機器は、セキュリティや運用性、事業継続の観点から、データセンターなどの専用設備に統合収容されることが多くなっています。
コンソールサーバ「SmartCSシリーズ」は、これらの機器が保有するコンソールポート※1を統合収容し、運用性の向上とセキュリティの強化、障害復旧支援などの機能を提供しています。2006年に発売した最初のモデル「SmartCS NS-2240シリーズ」は、豊富な機能と高い安定性から通信事業者やサービスプロバイダを中心に採用され、国内外のネットワーク環境で設置運用されています。

今回リリースする「SmartCS NS-2250シリーズ」は、ユーザの要望をもとに、AC電源及びLANポートを二重化することで、信頼性をさらに向上したモデルです。
コンソールサーバが接続されている電源やネットワークの一系統に障害が発生した場合にもライフラインであるコンソールアクセスを引き続き提供します。

【SmartCSシリーズの主な特長】
1.ライフラインである「コンソールアクセス」を統合
各種機器のコンソールポートは、それらの機器へ確実にアクセスできる「ライフライン」であり、機器故障などのメッセージ出力などが行われる非常に重要なポートです。コンソールポートを統合収容し、サービス用のネットワークとは別の管理用ネットワークを確保することで、ネットワーク障害が発生した時にも本装置を経由して各機器へアクセスすることができます。

2.ロギング機能による障害予防・復旧支援
監視対象機器が出力する各種コンソールメッセージを収集・転送することが可能です。監視対象機器の障害発生時のメッセージログを活用することで障害箇所の特定と復旧作業の短縮ができます。

3.多彩なアクセス管理でセキュリティを強化
高いセキュリティが求められるポートやログ取得などにも細かなアクセス権の設定が可能です。大規模で様々な権限を持つユーザが利用する環境においても、RADIUS※2、TACACS+※3といった外部認証サーバを併用することで、アクセス権限を細かく、かつ、容易に設定できます。さらに、SSHv2※4やsFTP※5などの実装による通信の暗号化や前述のログ取得機能と組み合わせることで、監視対象機器への不正アクセス防止の強化とアクセスログの保存ができます。

4.環境に応じて選べるラインアップ
NS-2250シリーズではポート数及び電源種別に応じた合計6種類のモデルをラインアップしました。装置数や電源環境に応じて適切なモデルを選択できます。

セイコーソリューションズは、今後もますます高速化・多様化が急速に進むネットワークに最適な通信機器を提供していきます。

【SmartCS NS-2250シリーズ構成】
 AC二重化電源モデル
NS-2250-16 シリアルポート16ポート・LAN2ポート・AC二重化電源
NS-2250-32 シリアルポート32ポート・LAN2ポート・AC二重化電源
NS-2250-48 シリアルポート48ポート・LAN2ポート・AC二重化電源

 DC電源モデル
NS-2250-16D シリアルポート16ポート・LAN2ポート・DC電源
NS-2250-32D シリアルポート32ポート・LAN2ポート・DC電源
NS-2250-48D シリアルポート48ポート・LAN2ポート・DC電源

【希望小売価格】 オープンプライス

【出荷時期】 2015年7月予定

このプレスリリースの付帯情報

SmartCS 「NS-2250」

(画像をクリックすると拡大画像をご覧いただけます。)

用語解説

※1)コンソールポート
各種通信機器やサーバなどが保有するシリアルポート。装置の設定・監視などに用いられるだけでなく、装置の障害発生時にはメッセージを送出するポートとなっています。ネットワークインタフェースのダウンなどにより、通常ネットワーク経由のアクセスが不可になった場合でもコンソールポートへのアクセスは可能な場合も多く、「ライフライン」としての活用が重要になっています。

※2) RADIUS、※3)TACACS+
装置と外部管理サーバ間で認証やアカウント情報をやりとりする通信プロトコルの1つ。ISPや企業などで広く採用されており、アトリビュートと呼ばれる属性情報を利用することで、認証はもちろんそのユーザの属性を装置に送ることが可能です。

※4)SSHv2、※5)sFTP
SSHv2は「Secure Shell version2」の略称。従来活用されてきたTelnetはデータが平文で送信されており、これに替わるセキュアなアクセスのプロトコルとして利用されています。
sFTPも同様にSSHを活用し暗号化されたファイル転送プロトコルであり、FTPに替わるものとして利用されています。SSHに対応していない機器を本装置に接続することで、暗号化されたアクセスが可能になります。

※SmartCSはセイコーソリューションズ株式会社の登録商標です。
※本文中に記載されている会社名、製品名などは、各社の商標または登録商標です。

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お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

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