仏ナントにて海洋再生可能エネルギー国際コンベンション開催

2015年5月20日~21日

新しい産業分野が国際レベルで出現している今日、フランスのテティス(THETIS)EMRは、来る2015年5月20日から21日、ペイ・ド・ラ・ロワール地方にて、第4回海洋再生可能エネルギー国際コンベンション「テティスEMR」を開催します。前日19日にはシンポジウムも予定されています。

このコンベンションは、フランスの海洋再生可能エネルギー市場の可能性を知るまたとない機会です。
・ 潮力発電:さまざまな発電施設を合わせた潜在的発電能力は12.5ギガワットと見込まれています。とくに、現在開発中のブランシャール潮流(シェルブール市沖)とフロンヴール潮流(ブルターニュ半島先端の小島、ウエッサン島近海)での計画は、潮力発電の潜在力を示す有望なプロジェクトです。
・ 洋上風力発電: EDF(フランス電力公社)、GDF(フランスガス公社)、DONG(ドングエナジー)、EDpr(EDPリニューアブルズ)等の企業が3000メガワットの洋上風力発電を開発しています。発電能力6000メガワットを目指して、第3回入札が2015年末までに行われる予定です。
・ 浮体式洋上風力発電:ナントの海岸沖の海上試験用プラットフォームSEM-REVにて、試験的発電プロジェクトが開始される予定です。

また、今回のコンベンションでは、フランスでの海洋再生可能エネルギーの幅広い分野における開発状況も知ることができます。

22日の海洋エネルギー関連施設の視察では、ペイ・ド・ラ・ロワール地方が持つノウハウを紹介します。

・ アルストム社洋上風力発電プラットフォーム「Haliade(アリアッド)」の交流発電機製造工場
・ 海上再生可能エネルギー部門における主要企業であるSTXフランス社の造船所
・ ナント・サン・ナゼール港における海洋再生可能エネルギーのための物流ハブ
・ 大学(ナント中央学校)、研究開発センター(テクノキャンパス・オセアン)、CSTB(建築科学技術センター)、IFSTTAR(フランス輸送・整備・ネットワーク科学技術学院)、CIRV(バーチャルリアリティ産業センター)等の技術センター、カルネの海洋エコテクノロジー試験場

テティスEMRのコンベンションでは「海洋再生可能エネルギー:ビジネスの機会から産業の実情まで」というテーマで、この分野の課題に関する4つの全体講演と、5つのテーマ別ワークショップが世界中の専門家によって行われます。ワークショップでは固定式洋上風力発電、浮体式洋上風力発電、洋上風力発電試験場、波力発電、潮力発電というテーマを取り上げます。

これらの講演とワークショップの目的は、ヨーロッパ、アジア、北米における海洋再生可能エネルギーの現状を紹介し、最初の成果と発展の見通しを検討することです。

用語解説

テティスEMRは、ペイ・ド・ラ・ロワール地方の支援を受け、ナント・サン・ナゼール工業地区の中心地で開催されます。出展社数は400社、ビジターは約4000人を見込んでいます。ビジターのうち、国際企業、製造業関係者、大口の元請け業者、中小企業、コンサルタント、研究所、大学関係の参加者が全体の40%を占めます。このイベントはDCNS社、 GDFスエズ社、 アルストム社、ベセ社、CMN社(南仏海運会社)、フランス電力公社送電開系統管理部門(RTE), スコットランド国際開発庁の後援を得て開催されます。

本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]