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みなさんは、家族や知人の携帯端末やパソコンにいたずらをしたことはありますか?ひと昔前は、ある時間になるとメッセージや音楽を表示して相手をビックリさせるようないたずらソフトがそこそこ流通していました。これを相手の誕生日に仕込むような善意のいたずらはかわいいものですよね。しかし、持ち主の行動をストーキングするような悪質なアプリを勝手にスマートフォンにインストールするといった行為は、コンピュータウイルスのような犯罪と紙一重です。
歴史的に見ても、コンピュータウイルスの始まりはイタズラだったと言える出来事があります。1971年、「I'm the creeper, catch me if you can!(僕はクリーパー!捕まえられるかな?)」というメッセージを業務用の大型コンピュータ(当時はパーソナル・コンピュータ=PCが普及していなかった)に表示するウイルスが発見されました。これはウイルスと位置づけられていますが、何かを攻撃するようなものではなく、単なるイタズラでした。
初めてのPC向けウイルスと言われているのは、1982年1月に高校生がApple製のパソコン向けに作った「エルク・クローナ」です。これもメッセージを表示して友達を驚かせるためだったそうですが、フロッピーディスクにこっそりと仕込まれたため、どんどんコピーが作られ、非常に広まることになりました。
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