パルマハム協会、2014年の生産・輸出データを発表

パルマハム協会 2015年04月20日 12時56分
From Digital PR Platform


パルマハム協会の2014年度の総生産量は前年度比3.2%減の8,800,000本でした。昨今の経済危機の影響でイタリア国内の食品産業も打撃を受けており、熟成生ハム市場全体が2013年から8.9%減少しました。パルマハムのイタリア国内出荷量も6%減少し、総生産量の70%を占めるに止まりました。

一方海外市場は引き続き好調です。「この10年でパルマハムの輸出量は100万本増加し、年間生産量に占める割合は18%から30%になりました。我々の戦略は、各国の関係各社と協力して、パルマハムが海外市場でも最高級ブランド食材としての地位を確立することです。実際にシドニー、シンガポール、東京、モスクワ、ロンドン、パリ、ニューヨークといった大都市の一流レストランでパルマハムが提供されているのを見ると、我々の努力が報われていることを感じ、今後更なる挑戦に取り組まねばならないという欲求に駆られるのです。」とパルマハム協会会長のパオロ・タナーラは述べています。

昨年度、海外市場への輸出量は対前年比88,000本増(3.5%増)、2.5億ユーロ相当の2,600,000本でした。特にヨーロッパ圏外への輸出がめざましく、特に米国は対前年度比12.5%増の565,000本を輸出し、依然として最大の輸出国となっています。主要輸出相手国もここ数年安定しており、米国に次いでドイツ(444,000本、1.4%減)、フランス(436,000本、3.5%増)、英国(350,000本、4%増)となっています。日本市場への輸出は近年安定しており、昨年度は3%増の105,000本、オーストラリアは成長を続けており、8%増の87,000本でした。中国市場は輸出量の伸びは緩やかながらも、徐々にパルマハムへの理解と受容が高まってきています。一方BRICSで最も有力市場であったロシア市場が閉鎖されてしまったこともあり、EU非加盟欧州諸国は低迷しました。このように海外市場に広く出荷することでリスクを回避し、一市場での減少を他市場の業績で補うことができるのが利点です。

プリ・スライスパックも引き続き好調で、前年比2%増の7,400万パック(約1,500,000本相当)が販売されました。うち25%がイタリア国内、58%がEU諸国、17%がその他の市場向けです。「プリ・スライスパックという目新しい商品カテゴリーにいち早く取り組み、規定を設けたことでも我々は先見の明を持っていたと言えるでしょう。当初から正しく統制してきたことが功を奏し、今や業界にとってなくてはならない成長源となっています。」とタナーラ会長は話しています。

*プリ・スライスパック: 生産地内の認定工場にてスライス加工・包装されパルマハム協会の王冠マークが表示された正規スライス製品。DOP製品に認定されたパルマハムは、EU法で定められた生産地以外で加工された場合、「パルマ」と称して販売することは認められていません。

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