ハチはなぜ大量死したのか (CTC教育スーパーエンジニア・コラム)

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 先日、同僚から「HTTPを簡単に説明したいのですが?」と相談されました。唐突で断片的であったために質問の意図や経緯、趣旨が理解出来ませんでした。しかも間の悪いタイミングで筆者は急いでいたことも相まって、彼に対しておざなりで曖昧な返答を思わずしていました。

 「普段から使っているのだから、特別な説明は要らないんじゃないの?」と。

 後日、彼はどうやら「ネットワーク・ファースト・ステップ」というコースを担当するべく、その冒頭で簡潔に紹介するためのフレーズ(言い切り可能な説明)が欲しいらしいことを伝え聞きましたが、これは難題です。と言いますのも、どのコースを担当するのも至難の業であるのことには違いないのですが、「入門コース」を担当するというのは格段に難しいのです。

 ご想像がつくかと思いますが、入門コースを受講される方々は概念を説明するための用語自体をご存じないので、用語で概念を説明するようなことはできない場合があるのです。ですから場合によっては説明しようとする対象を暗示させるような比喩で表現する必要性も出てきます。身近な例示ができれば良いのですが、説明しようとする対象に因ってはそれすらもままなりません。ここで重要であるのは、話し手は「誰に?」対して「何を?」説明したいのかを自問することです。上手い喩えがあればそれに越したことはないのですが、それよりも「いったい何を伝えたいのか?」を話の中心に一つだけ持っていなければ説明として成り立ちません。ですからこの場合であれば、これからネットワークについて知見を深めようと勉強を始められた方々に向けて発信するのだという意識を持ち、普段から身近に使っているインターネットがネットワークの代表であり日常その恩恵を受けていることを伝えれば宜しいのであろうと思います。もしネットワークが無ければ、フェイスブック(Facebook)やツイッター(Twitter)もご利用出来ないですよ、と伝えることでその重要性を認知されるかもしれません。更には、受け手である方々に於いても普段聞きなれない説明をただ漫然と聞き流しても無為に帰することでしょう。取捨選択し必要な箇所を抽出しながらご自身の滋養として吸収していくことを意識して為さるのをお勧めします。実際でも話し手の技量よりも聴き手の姿勢が重要なのは経験則からもご理解頂けるのではと思います。講習会は講師と受講者が話し手と聴き手という役割を相互に入れ替わる二者の空間で成り立っているのですから尚更です。

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