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世界の再生可能エネルギーの発電容量、2025年に2倍に成長

-太陽光発電が最も大きなシェアを占める見通し-

フロスト&サリバンは、世界の再生可能エネルギーの発電容量に関する2025年に向けた予測をまとめ
ました。フロスト&サリバンが新たに発表した調査報告「再生可能エネルギーの世界展望」によると、世
界全体の再生可能エネルギーの発電容量は、2012年から2025年にかけて年平均成長率5.7%で成長し、2012年の1,566ギガワットから、2025年には3,203ギガワットと2倍以上に成長する見通しとなっていま
す。政策の整備や資金援助によって、再生可能エネルギーに向けた投資は過去数年で飛躍的に増加し、現在までに130以上の国々で再生可能エネルギーの支援策が導入されています。

フロスト&サリバンの分析によると、2012年から2025年にかけて成長する世界全体の再生可能エネル
ギーの発電容量のうち、太陽光発電が33.4%と最も大きな割合を占める見通しとなっています。続いて風
力発電が32.7%、水力発電が25.3%を占め、その他(集光型太陽熱発電、地熱発電、海洋発電、バイオエ
ネルギー・廃エネルギー)が残りの8.6%を占める予測となっています。一方で、多くの国々における経済
状況の悪化が再生可能エネルギー市場にも影響を及ぼしており、西欧諸国の多くでは、グリッドパリティ
*が成立するまでのライフラインとなっている再生可能エネルギーの支援計画にも影響を与えています。

「再生可能エネルギーの発電容量拡大において影響力を持つ国が、新興国へと徐々に移行している状
況は、納得がいくものである。アジアや中南米、中東やアフリカといった地域における都市化や人口増
加、エネルギー問題に関する懸念、強固な経済発展などによって、これらの地域が再生可能エネルギ
ーの発電容量の成長における影響力を次第に増している」と、フロスト&サリバンのエネルギー・電力シ
ステム部門の産業ディレクター、ハラルド・ターラーは述べています。

テクノロジーの進化やスケールメリットの実現によるコスト引き下げによって、開発途上国での再生可能
エネルギーの導入が可能となりました。世界全体の風力発電の発電容量は、2012年の93.7ギガワット
から2025年の668.4ギガワットに増量する見通しとなっています。太陽光発電が再生可能エネルギー市
場で急成長にある一方で、大規模な価格の引き下げが集光型太陽熱発電の成長の可能性を弱める結
果となっています。

世界全体の水力発電の発電容量は、中国、トルコ、ブラジル、ベトナム、インド、ロシアにおける強固な
成長によって、2012年の1,085ギガワットから、2025年には1,498ギガワットに成長する見通しとなって
います。風力発電においては、支援政策の縮小により、沖合いの風力エネルギーの成長は予想よりも
下回る見通しとなっています。小型の風力タービンの新たなアプリケーション開発によって、世界全体の
風力発電の発電容量は2012年の279ギガワットから、2025年には814ギガワットに成長する見通しと
なっています。

「欧州が世界全体のバイオエネルギーと廃エネルギー市場を引き続きリードすると予測されており、東
南アジアやオーストラリア、北米やトルコ、アイスランドやケニアなどの国々で発電容量が今後拡大した
としても、この状況は続く見通しである。政府による新興テクノロジーに向けた支援拡大に伴い、2025年
以降、海洋発電が幅広く導入される見通しとなっている」と、ターラーは述べています。


*グリッドパリティ・・・再生可能エネルギーの発電コストが、既存の電気料金と同等、あるいはそれよりも下回
ること

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