世界初のカスタマイズ可能なワイヤレス給電用コントローラICを発表

STマイクロエレクトロニクス 2015年03月11日 09時30分
From PR TIMES



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STマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、ワイヤレス給電の送電システム向けに、デジタル・コントローラICであるSTWBCを発表しました。同製品は、携帯電話やウェアラブル機器など、バッテリ駆動機器の電磁誘導方式ワイヤレス給電において、送電側(TX)から受電側(RX)への電力伝送を非常に柔軟かつ効率的に制御することができます。「Qi」を策定したWPC(Wireless Power Consortium)およびPMA(Power Matters Alliance)のメンバーであるSTは、これら最先端のワイヤレス給電規格との完全な互換性を提供する他、最新のQi 1.1.2 A11の認証を最初に取得した企業の1社です。

STWBCは、ワイヤレス給電の送電システムに必要な機能をすべて実行します。伝送される電力量を受電側の要件に応じて正確に制御し、電力伝送の効率を最大化すると共に、動作温度の上昇を最小限に抑えます。また、送電側と受電側のデジタル・フィードバック機能により、レシーバに近接して障害を起こす可能性のある金属物や異物を検出し、電力伝送を停止させることができます。

STWBCの特徴
・QiおよびPMAに対応
・Qi 1.1.2 A11認証取得済み
・出力電力最大5W : 携帯型機器、ウェアラブル機器、リモコンに最適
・ハーフ・ブリッジ・トポロジおよびフル・ブリッジ・トポロジのネイティブ・サポート
・動作電圧 : 5V

STWBCには、ファームウェア・オプションが用意されているため、外付けマイクロコントローラが不要です。
・Qi 1.1.2 A11認証取得済みターンキー・ソリューション(リファレンス設計ボードSTEVAL-ISB027V1) : Qi対応の携帯電話と完全な相互運用が可能
・API(Application Programming Interface)の利用 : 受電側の動作に応答してLEDやGPIOの動作変更、1つのネットワーク内でI2CおよびUART通信のサポートする等、基本的なファームウェアのカスタマイズが可能

同製品には、Qi 1.1.2 A11認証取得済みリファレンス設計ボード(STEVAL-ISB027V1)、ソフトウェアのカスタマイズに必要なAPIライブラリと関連文書、およびリアルタイムに性能を監視して診断を実行するための包括的なグラフィカル・ユーザ・インタフェースなど、機器開発に必要な完全なエコシステムが用意されています。

STWBCは現在量産中で、VFQFPN32パッケージで提供されます。単価は、1000個購入時に約3.00ドルです。

STマイクロエレクトロニクスについて
STは、「センス & パワー、オートモーティブ製品」と「エンベデッド・プロセッシング ソリューション」の多種多様なアプリケーションに半導体を提供する世界的な総合半導体メーカーです。エネルギー管理・省電力からデータ・セキュリティ、医療・ヘルスケアからスマート・コンスーマ機器まで、そして、家庭、自動車、オフィスおよび仕事や遊びの中など、人々の暮らしのあらゆるシーンにおいてSTの技術が活躍しています。STは、よりスマートな生活に向けた技術革新を通し、「life.augmented」の実現に取り組んでいます。2014年の売上は74.0億ドルでした。さらに詳しい情報はSTのウェブサイト( リンク )をご覧ください。

◆ お客様お問い合わせ先
〒108-6017 東京都港区港南2-15-1
品川インターシティA棟
STマイクロエレクトロニクス(株)
アナログ・MEMS・パワー製品グループ
TEL: 03-5783-8250 FAX: 03-5783-8216

プレスリリース提供:PRTIMES リンク

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