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東京デートスポット電波状況実測調査

株式会社 ICT総研 (東京都千代田区)は2月9日、東京デートスポット電波状況実測調査の結果をまとめた。当社では、定期的にさまざまなシーンでスマートフォンの通信速度、つながりやすさの調査を実施してきたが、今回の調査では、バレンタインデーに向けて活況を呈する「主要なデートスポットの最新の電波状況を把握すること」を目的とした。当社の女性測定スタッフの目線で抽出した、東京都内の主要なデートスポット30地点(東京ディズニーランドを含む)を測定地点とし、NTTドコモ、au(KDDI),ソフバンクモバイル(以下、ソフトバンク)、ワイモバイルのデータ通信速度の実態を調査した。
 速度測定アプリ「RBB TODAY スピードテスト」を利用して、1地点あたり下り通信速度、上り通信速度を各3回ずつ測定し、その平均値をその地点の測定値とした。調査期間は2月3日から7日まで。測定した全ての地点で、4社全ての端末が高速通信「LTE」もしくは「4G」の電波を受信できた。


■auが下り速度26.57Mbpsと僅差ながら4社中トップ、特に商業施設で強さを見せた

 実測の結果、下り通信速度(ダウンロード速度)はNTTドコモ、au、ソフトバンクの3社が一歩も譲らない高水準の争いとなった。その中で僅差ながらauが平均26.57Mbpsでトップとなった。テーマパークなどでは下り平均21.55Mbpsと若干苦戦したものの、商業施設では平均29.08Mbpsと強さを見せた。同社の下り通信速度は、10Mbps台が50%を占めており、20Mbps台は23.3%と他社よりも少ない。ただし、10Mbps未満が0%と、極端に遅い地点が見られなかったことが全体トップとなった要因である。
 背景としては、同社がセールスポイントする「人口カバー率99%」のプラチナバンド帯のLTE網が整備されていることや、「キャリアアグリゲーション」、「WiMAX2+」に対応していることなども挙げられるだろう。

■NTTドコモは上り速度10.53Mbpsで4社中トップ。上りでも爆速地点が散見された

 上り通信速度(アップロード速度)は、NTTドコモが平均10.53Mbpsでトップとなった。「すみだ水族館」で上り 30Mbpsを記録するなど、上り通信速度でも爆速地点がいくつか見られたことなどが上りの平均値を押し上げた。また、下り通信速度も平均25.25Mbpsと、こちらも十分な速さを見せている。
 同社は、Xiの契約者数の多さゆえに密集地・繁忙時に混雑するケースも過去に見られたが、LTEを提供する周波数帯の多さや、1.7GHz帯と1.5GHz帯の「フルLTE化」などの対策を施しており、その影響が確実に実感できる状況になってきている。


■ソフトバンクは下り速度26.33Mbps、上り速度9.10Mbps。ともに高水準の結果に

 ソフトバンクは、下り通信速度 26.33Mbps、上り通信速度 9.10Mbpsを記録。ともにトップに肉薄する高水準の結果を残した。下り平均30Mbps以上の地点が全体の33%を占めており、この割合は4社中最も高い。また、テーマパークなどでは下り33.13Mbps、上り10.80Mbpsを記録しており、いずれも他社と比べて頭一つ抜けている。今回の実測結果からは、商業施設よりも、テーマパークなどに強い傾向と言えそうだ。
同社は、iPhoneが「SoftBank 4G LTE」に加えて、AXGP方式の「SoftBank 4G」にも対応したことが今回の安定した結果につながっており、ユーザーも確実にそれを実感できる環境にある。


■ワイモバイルは下り速度、上り速度ともに一歩劣る結果だったが、実用的には問題なし

 ワイモバイルは下り通信速度22.85Mbps、上り通信速度4.69Mbpsと、上記3社と比べると一歩劣る結果となった。ただし、実用的には全く問題ない通信速度であり、他社より割安な料金プランで提供していることを考えれば十分な通信環境を提供できていると言えるだろう。

 今回の調査で4社平均の下り通信速度は25.25Mbps。2014年9月に実施した「待ち合わせ場所100地点iPhone6電波状況実測調査」(3社平均で下り32.42Mbps)と比べると、少し遅めの結果となった。だがこれは、今回の調査地点をデートスポットとしたため、全ての地点が人口密集地帯であることや、繁忙時間帯も含めた測定としたことなどの影響と見られる。決して通信速度の平均値が遅くなっているわけではないだろう。今回の調査では、東京都内の人々が集まるデートスポットで、快適にスマートフォンによる高速通信が実現できる環境が提供されていることが改めて確認できた。
ICT総研がスマートフォンの通信速度の実測調査を初めに開始した2011年には下り平均0.95Mbpsであり、そのころと比べると、わずか数年で通信速度のケタ自体が変わってきている。
 ICT総研では今後も、「つながりやすさ」や「通信速度」について、ユーザーが利用するさまざまなシーンを想定し、ユーザーにとって指標となる実測データを定期的に提供していく方針である。

このプレスリリースの付帯情報

表1 デートスポット30地点 下り通信速度

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用語解説

*本資料における全ての文章、数値、表、データは、調査実施時点のものである。
*測地地点は、全て各施設の「主要な入口付近」とした。
*本資料に記載された文章、グラフ等を報道、各種ホワイトペーパー、セミナー資料、学術研究資料等に転載する場合は、
「ICT総研調べ」「出典:ICT総研」などの表記を加えて下さい。

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