インフォコーパス、自社IoTクラウド「SensorCorpus(センサーコーパス)」に、ベイジアン・フィルター型の分析エンジンを搭載、センサーに関する分析サービスを開始。

株式会社インフォコーパス 2015年01月14日 10時00分
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ビッグデータ基盤事業とIoT(*1)事業を手がける株式会社インフォコーパス(代表取締役社長 鈴木潤一:東京都渋谷区、以下インフォコーパス)は、自社のIoTクラウドであるSensorCorpus(センサーコーパス)(*2)に、ベイジアン・フィルター(*3)型の分析エンジンを搭載し、センサーに関する分析サービスを2015年2月1日より開始します。これにより、お客様はクラウド上に蓄積したセンサーデータを解析し、実世界の現象の背後にある様々な関係性や原因等を抽出したり特定したりすることが可能となります。

インフォコーパスは2014年以来、簡単・安価・セキュアなIoTクラウドであるSensorCorpusを開発し、サービスの運用を行ってきました。現在は、デバイスメーカー、機器メーカー、エレクトロニクス商社等、複数のお客様のIoTソリューションに組み込まれ、稼働しております。そうした中で、お客様から「センサーデータの蓄積や可視化だけでなく、データ自身の分析機能も提供して欲しい」とのご要望を多くいただくようになりました。

こうしたご要望にお応えして、インフォコーパスでは今回、SensorCorpus上にベイジアン・フィルター型の分析エンジンを搭載いたします。ベイジアン・フィルターは、複数のデータやサンプルを基に解析と学習を繰り返しながら正しい判断の確率を高めていく、という分析用のソフトウェアです。利用実績という点でも、スパム・メールの除去、ネットワーク障害・不正の検知、画像認識、疾患確率の推定、購買・販売戦略の策定等に用いられ、一般に信頼性が高いと認められているものです。

今回のSensorCorpusへのベイジアン・フィルター搭載は、IoTやM2Mで取得したデータによってリアルな世界の分析ができる点、及び、クラウドを介して広範な業界・業務でご利用いただける点に、特徴があります。お客様は、複数のセンサーから得られたデータを組み合わせ、機器や設備の異常値・障害を検知したり、農業や環境など自然現象の原因を推測したり、あるいはマーケティングやライフログの因子の相関関係をとらえたり、といった様々な用途・場面に向けて、この分析ツールを活用できます。

インフォコーパスでは、分析サービスを行うことで、センサーデータの収集・蓄積・可視化から分析まで、データのライフサイクルを支援するサービスを提供していきます。今後はさらに高度なアルゴリズムを組み込み、多種多様な分析に対応していきます。



(*1)IoT:Internet of Thingsの略。モノのインターネット。コンピュータなどの情報機器だけでなく、全てのモノにセンサーと通信機能が実装され、インターネットを介して情報交換や制御ができる仕組みを指す。類似した概念にM2M(Machine to Machine)等がある。

(*2)SensorCorpus:株式会社インフォコーパスが開発した、簡単・安価・セキュアなIoTクラウド。様々なセンサー情報をクラウド上に集約・活用・管理することができる。利用者は、センサーのデータをクラウドに送信し、蓄積し、ビジュアル表示・閲覧、ダウンロード等を行えるほか、センサー、ゲートウェイ等の認証や管理を行うことも可能。

(*3)ベイジアン・フィルター:ベイズの定理を応用し、新たな追加サンプルやデータが得られるたびに事前確率を事後確率へと修正・学習していくフィルター型の解析ソフトウェア。

【株式会社インフォコーパス】
インフォコーパスは、今後予想される多種多様なデータを蓄積し、また容易に利用できる先端のインフラ・アーキテクチャーを提供することで、データ活用時代の新しい知の創造と産業・生活・文化の基盤を支えてまいります。

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【本件に関するお問い合わせ】
担当:近藤
Tel : 03-6416-1365
Email : contact@infocorpus.co.jp

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