Webアプリケーション開発の未来~その1

アジアで2社しかないAutomattic社「CodePoet」ディレクトリに掲載されたWordPressコンサルタントであるプライム・ストラテジー株式会社は、ショートコラム「Webアプリケーション開発の未来~その1」を公開しました。

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「Webアプリケーション開発の世界でWordPressに未来はあるか?」というのは、11月27日にオライリー社より刊行される書籍『WordPressによるWebアプリケーション開発』の一節に出てくる問いです。

私は「ある」と断言できます。私達は、クライアントに「WordPress」とか「CMS」という単語を説明しなければならなかったころ、まだ、WordPressにサイトマップの自動生成機能がプラグインとしてもなかったころから、「WordPressはアプリケーションプラットフォームです」と言ってきました。ですから、近年、WordPressのアプリケーションプラットフォームの側面がフォーカスされ始めたのは当然のことだと思っています。

どうしてそのように考えるのかというのは、私たちの会社の生い立ちに関係します。あまり知られてはいませんが、私たちはもともとWordPress専業のコンサルタント企業だったわけではありません。どちらかというと、ライバルです。

ライバルといえるかどうかは別としても、オリジナルのPHPフレームワークをベースにして、その上にCMS機能を持たせるという形式のWebプラットフォームというシステムを開発していました。

今のシステムでいうと、Concrete5、baserCMS、ExpressionEngineなどのフレームワークをベースとするCMSに近いものでした。Excelでモデルを定義して、ビルドするとCRUDな画面遷移とフォームが完成し、サイトマップ定義とコンテンツから自動的にCMSの構造とコンテンツを生成する機能や、JavaScriptを利用したウィンドウベースのGUI、フロントエンドでのコンテンツ更新など、当時としてはかなり先進的なシステムだったと思います。

そして、これは、アプリケーションプラットフォームそのものです。

私たちが開発していたWebプラットフォームの前身はPerl、PostgreSQLベースのプリログという静的にパブリッシュするブログシステムでした。これは、どちらかというと、というか、まさにMovable Typeの対抗馬です。その証拠に私はその昔、サンフランシスコのSix Apartの社屋の前に何度か立ち寄ったことがあります。私はSix Apartをリスペクトしていましたし、「いつか超えてみせる」と思っていました。だから、一度もドアをノックすることができなかったことを懐かしく思います。

経緯はいろいろありますが、私たちは、WordPressを採用するとき、自社開発のアプリケーションプラットフォームを捨てました。そのときの開発リーダーは私です。私たちは自社開発のアプリケーションプラットフォームを捨ててWordPressを採用したのです。

「Webアプリケーション開発の世界でWordPressに未来はあるか?」

この問いの答えがYesであるからこそ、私たちはWordPressを採用したのです。

(つづく)

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