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全米看護師連合がエボラ対策で大統領の行政命令求める書簡を発送

全米看護師連合 2014年10月16日 16時38分
From 共同通信PRワイヤー

全米看護師連合がエボラ対策で大統領の行政命令求める書簡を発送

AsiaNet 58268 (1137)

【オークランド(米カリフォルニア州)2014年10月16日PRN=共同通信JBN】
*発病への備えを呼びかける電話会議に正看護師1万1500人が参加

米国でエボラ出血熱の感染拡大に対する懸念が深まる中、全米看護師連合(National Nurses United、NNU)は16日、バラク・オバマ大統領に対して「患者とすべての医療労働者、および一般大衆の安全を守るため」に米国のすべての病院が最高水準の「統一された国家レベルの基準と規約」を満たすよう命令するための「行政権限を行使する」ことを求めた。

この要請が大統領宛ての書簡の形で送られたのと同じ日に、全米最大の看護師団体であるNNUが主催した全国的な視聴者電話参加方式の会議に、全米から1万1500人の正看護師が参加し、世界保健機関(WHO)が近代史上で最も重大な健康危機と規定した悪性疾患に立ち向かうためにどのようなステップを取るべきか議論した。

カリフォルニア、首都ワシントン、フロリダ、マサチューセッツ、ミシガン、ニューヨーク、オレゴン、テキサスから電話で参加した正看護師たちは1つの病院で感染した患者が1人死亡し、少なくとも2人の看護師がエボラ・ウイルスに対して陽性であると診断されているにもかかわらず、自分たちの病院の準備は不適切であることを不安視していると報告した。

この要請が行われたわずか数時間前には、NNUはダラスのテキサス・ヘルス・プレスビテリアン病院(Texas Health Presbyterian Hospital)で働く正看護師の声明を発表したが、その中で正看護師たちは、全米で最初のエボラ出血熱の患者が死亡し、正看護師もウイルスに感染した同病院における準備と訓練の欠如に対して不満と不安を訴えている。

声明の中で、テキサスの正看護師たちはエボラ出血熱患者の対応に関する病院の方針は混乱を極めており、事前の訓練や必要な個人用保護具の準備は不十分で、指導基準もくるくる変わっていると述べている。

看護師たちは結論として「何の支援も準備もなく、自分たちだけで何とか対処せよと放っておかれている」と感じていると述べた。

NNUのルーセン・デモロ事務局長は「悲しいことだが、テキサス・ヘルス・プレスビテリアン病院の英雄的な看護師が提起してくれた諸問題は、以前から予想されていたとおり、わが国の民間医療制度が分裂し、組織だっていないことを明らかにした。全米の看護師たちから寄せられた声もそれを反映している」と述べた。

NNUはダラスでの出来事を受けてオバマ大統領に米国の医療施設における安全基準を向上させる命令を出すよう要請したが、同じような懸念は電話やNNUが行った看護師2500人を対象にしたオンライン調査を通じて全米の看護師から寄せられている。

デモロ事務局長はオバマ大統領への書簡の中で「患者、看護師、また医療労働者の1人たりとも医療施設の準備不足によって危険にさらされるべきではない」として次のように述べている。「米国はエボラ・ウイルスをどのように封じ込め、根絶するかについて範を示すべきだ」

その他、書簡で述べられたことは以下のとおり:

「すべての医療機関経営者に対して国際的予防原則に従い、以下に述べることを行うよう命令が出されるべきである」

*ネブラスカ大学医療センター(University of Nebraska Medical Center)が準拠する最高基準に沿ったエボラ出血熱用の最善の個人用保護具

*血液の接触に対する防護のための米材料試験協会(ASTM)F1670基準およびウイルス接触に対する防護のためのASTM F1671基準に沿い、さらに皮膚のどの部分も露出または無保護状態にしない全身用危険物質保護服、また米国立労働安全衛生研究所が承認した最低50あるいはそれ以上の指定防護係数を持つ動力式ろ過式呼吸用保護具

*1人のエボラ出血熱患者の看護のために、最低2人の病棟正看護師とそれに加えて病棟正看護師が職業的な判断で必要とする数の正看護師を配置し、他の患者との掛け持ちはしない

*患者と接触する正看護師に対して継続して、対話的な訓練を行う。さらに、すべての正看護師に対して継続して、最新の教育、訓練を施し、この病気の変化する性質に対応できるようにする。このことは最先端技術によって感染症の封じ込めを可能にしている施設による継続的で対話式の訓練および専門知識を必要とする

*病院経営者がネブラスカ大学医療センターが使う基準を超えるプログラムを持っている場合は、高い方の基準を採用するものとする

エボラ出血熱のパンデミックや医療労働者がそれにさらされている状態は一般大衆の健康に対する明白かつ今そこにある現実の危険である。

医療施設に対する行政命令がなければ、正看護師、医師、そしてその他の医療労働者は極限的なリスクにさらされると認識している。彼らは防御の第一線である。防具や武器もなしに兵士を戦場に行かせることはできない。

結論として、医療施設の準備不足によって患者、看護師、または医療労働者の1人たりとも危険にさらされることがあってはならない。米国はどうエボラ・ウイルスを封じ込め、根絶するかについて範を示すべきである。

デモロ氏から大統領に宛てた書簡には結論として「最善の基準を適用する大統領命令以外のものは何であれこの国の看護師には受け入れられない」と述べられている。

ソース:National Nurses United

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