logo

世界血栓症デーに脚部や肺の静脈血栓塞栓(そくせん)症への関心喚起 科学的調査結果が警告

International Society on Thrombosis and Haemostasis 2014年10月10日 10時03分
From 共同通信PRワイヤー

世界血栓症デーに脚部や肺の静脈血栓塞栓(そくせん)症への関心喚起 科学的調査結果が警告

AsiaNet 58152 (1100)

【チャペルヒル(米ノースカロライナ州)2014年10月10日PRN=共同JBN】
*初の世界血栓症の日(10月13日)は、包括的なサイエンス・レビューと公共調査によって人々の意識に大きなギャップのあることが分かったとして、多くの場合に予防可能な同疾患に対する一般の自覚を促す活動を開始する

世界トップ2に入る心臓血管キラーである心筋梗塞・心臓発作(heart attack and stroke)は世界的にも優先度の高い医療対象であるが、3番目のキラーである静脈血栓塞栓(そくせん)症(VTE)(リンク )もしくは脚部や肺の血栓は初めて実施されたVTEの世界的負担に関する最も包括的な科学的調査と世界的な公共調査によると、幅広い取り組みがなされておらず、一般の認識も低いままになっている。このような断絶に応えるため、国際血栓止血学会(International Society on Thrombosis and Haemostasis、ISTH)は世界血栓症デー(WTD)を契機に世界の175以上の健康/医療、患者組織と共同して世界的努力の先頭に立ち、最初に脚部、肺の命に関わる血栓、リスク要因、症状、予防の大切さ対する一般と医療関係者の関心を高めることに注力する。

 Logo - リンク

科学的検査論文の共同執筆者でオクラホマ大学ヘルスセンターの公衆衛生学部長、WTD運営委員会議長のゲーリー・ラスコブ博士は「大部分が予防可能なこの疾患に対して何十年もの間注意が払われなかったことにより、認識不測による危機的領域に達していることを示しており、直ちに対応を始めなければならない。VTEは世界の病気の苦しみの主な要因の1つであることは、われわれが行った調査で明白である。個人、ヘルスケアシステム、医療従事者、そして究極的には政策決定者まであらゆるレベルでの関心を高め、予防に向けてより良い仕事をするため協力しなければならない」と語った。

▽科学的調査のハイライト
世界同時にJournal of Thrombosis and Haemostasis(JTH)(リンク )(注1)とほかの4つの有力な血栓症専門誌に掲載され、そのレビューのハイライトは以下の通り。

 *VTEは所得の高低による地域差に関係なく、世界的な病気の苦しみの主たる要因であり、1000人につき0.75から2.7症例の範囲の発生率がある。

 *VTEは世界の疾患調査でさらに高い優先度を与えるべきで、世界保健機関(WHO)と世界銀行の「Global Burden of Disease, Injuries, and Risk Factors Study(世界の疾病、傷害、リスク要因負担研究)」に含める必要がある。この2010 GBD(リンク )研究は動脈血栓症、心臓まひ、心臓発作の根本的原因の主たるインパクトを記述しているが、死亡と身体障害の特異的原因としてVTEを含めてはいない。

 *VTEはWHOのpatient safety program(患者安全プログラム)(注2)で評価された病院に関連して起因する有害事象の原因の中の早期死亡と身体障害の主要な原因である。

 *VTE予防は世界的な医療優先度とされなくてはならず、特にVTEに対しては実証済みの証拠に基づく予防措置をシステマチックに一貫性を持たせて採用すべきである。これはVTEが予防可能であることから、医療従事者とヘルスシステムの優先策でなければならず、公衆はその疾患と予防法に関心を持たせ、医療従事者とその病気について熱心に話し合うよう勧めるべきだ。

▽世界的な公共調査ハイライト
調査(リンク )は、世界規模の調査会社イプソス(Ipsos)がISTHの依頼により、9カ国の男女について今夏に実施し、以下のことが分かった。

 *成人の間では、肺塞栓という病名を知っているか聞いたことがある人わずかに平均約50%で、深部静脈血栓症という病名を聞いたことがある人は44%だった。

 *入院、手術、がんはVTEの主要なリスク要因であることを知っていると答えた人は、平均40%にすぎなかった。

 *脚部の血栓はどのようなものか知っていると答えた人は、わずかに28%だった。しかし、回答者の35%は血栓の兆候を誤認していた。肺に血液が凝固する肺血栓がどのようなものか知っている人はわずかに19%にとどまった。

 *回答者の大多数は、大抵の血栓は予防できることを知らず、55%は血栓が多くの場合予防可能であることを知らないか、この質問に何の意見もなかった。

ラスコブ博士は「脚部と肺の血栓と、それが命を脅かす結果になることを知っている人は余りにも少ない。一般の人々にとってとても大事なことは(1)リスク要因を知ること(2)積極的に行動し、医師にリスクについて聞き、特に入院したり手術を受ける際には血栓について問いただすこと(3)最後に深部静脈血栓症、肺塞栓の症状や兆候を知り、そのような感じがある際には速やかに治療を求めることが肝要である」と語った。

▽新しい公教育リソース
世界血栓症デー(WTD)の初めて試みの一環として、国際血栓症止血学会(ISTH)は中心となる情報源となるリンクを開始した。これはVTEを構成する2つのタイプの血栓、つまり深部静脈血栓(DVT)と呼ばれる脚部の血栓と肺塞栓(PE)と呼ばれる肺のそれを国民に理解してもらう支援情報であり、その中には一覧性のある情報画像(リンク )、リスク要因に関する特定情報(リンク )、兆候/症状
リンク)、FAQ
リンク )で医療従事者に聞きたい主要な質問(リンク )、聞いてみたい主要な医学用語(リンク )、国民意識を喚起する2本のビデオ
リンク )、患者とその家族の闘病物語(リンク )などが掲載され、医療従事者と人々の間のより深い対話を支援する。

(注1)ISTH Steering Committee for World Thrombosis (2014). Thrombosis:  A major contributor to global disease burden. J Thromb Haemost 2014; DOI: 10.1111/jth.12698; 12: 1580-1590  

(注2)
Jha AK, Larizgoitia I, Audera-Lopez C, Prasopa-Plaizier N, Waters H, Bates DW. The global burden of unsafe medical care: analytic modelling of observational studies.  BMJ Qual Saf 2013; 22: 809-15.

ソース:International Society on Thrombosis and Haemostasis

▽問い合わせ先
Ms. Berry Brady, WTD GLOBAL, Media Relations,
+1 703 609 6643,
berry_brady@yahoo.com,

Ms. Louise Bannon, ISTH, Director of Marketing and Membership,
+1 336 430 8309,
louise_bannon@isth.org

本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

今日の主要記事