フォルクスワーゲンが米国で車購入者向けの「お見合いサイト」を公開
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【デトロイト、シュツットガルト2014年9月19日PRN=共同通信JBN】フォルクスワーゲン・オブ・アメリカ(Volkswagen of America)は、車を立体化してカスタマイズできる画期的なソリューションをウェブサイトvw.comで公開し、米国市場での新車購入方式を激変させた。この新しいウェブサイトはF_BoxファミリーのMackevision技術に基づいている。これによって、メーカーであるフォルクスワーゲンとディーラーは生産および販売のプロセスをかつてないレベルで統合することが可能となる一方、米国の自動車購入者は初めてお見合い機能を通じて、望みにぴたりと合った車を見つけることができるようになった。
(Photo: リンク )
これまで米国の顧客はオンライン上で好みのフォルクスワーゲンをカスタマイズすることができたが、最終的に選べたのはディーラーの在庫にあるモデルに限られていた。これは「ベストマッチ原則」として知られている。一方、この新しいカスタム化エンジンは、ディーラーのロットにある在庫からオンラインで選択することを可能にする。ほしい車が地元で手に入らなければ、検索は他のディーラーにも広げられる。その結果、新しいウェブサイトは完全なカスタマイズ能力を提供する。米国のフォルクスワーゲンの顧客はディーラーを訪れる前に、自らが選択した車をオンライン上で正確に見ることができる。
Mackevisionデトロイト支社のヘイコ・ウェンツェル支社長は「ドイツでは当たり前となっている『ビルドツーオーダー(購入者の注文に合わせて製造する)』プロセスは米国市場では標準的な習慣になっていない。だからこそ、フォルクスワーゲン・オブ・アメリカの最新の装備設定は米国自動車市場で重要なイノベーションと言える」と語った。
ウェンツェル支社長は「フォルクスワーゲン・オブ・アメリカのプラットフォームはお見合いサイトに似ている。車の購入者は自らの要求を正確に入力さえすれば、探し求めている車を見つけることができる」と語った。Mackevisionはフォルクスワーゲン・オブ・アメリカの広告代理店Deutsch Inc.と協力し、このお見合いサイトのイメージを生み出すために用いられたコンセプトを開発、実現した。
フォルクスワーゲン・オブ・アメリカのビナイ・シャハニ副社長(ブランドマーケティング担当)は「顧客は当社の最新サイトを使えば、製品ラインアップを知らずとも最適の車を見つけることができる。例えば、1カ月当たり250ドル以下のサンルーフとナビゲーションを装備した赤色の車すべてを検索できる。また2万ドル以下の車すべての検索もできる。信じられないことだが、これまで自動車メーカーのサイトではそれができなかった」と語った。
MackevisionのF_BOX製品ファミリーは、この技術の基礎を形成している。F_BOXコンフィギュレーション技術をバックボーンにしたこのカスタム化ツールは、まず製造する車のタイプを設定する。その後、ツールはこの情報をレンダリングスクリプトで保存、これが可視化システム(F_BOXメディアサーバー)の論理的基礎となる。これを受けて、ツールは仮想の車を詳細にレイヤー化し、さまざまなイメージで出力する。このツールはCGイメージの経験を必要とせず、また特殊用途のソフトウエアをインストールしなくても、仮想化されたプロダクトモデルから3Dイメージを作成するとともに、販売およびマーケティング目的の参考情報を付加する。
Mackevisionに関する詳細はウェブサイトリンク を参照。
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ソース:Mackevision Medien Design GmbH
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