システム運用管理ツール「Senju Family 2014」を提供開始 ~セルフメンテナンスと障害対応ナビゲーション機能を強化~

株式会社野村総合研究所(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:嶋本 正、以下「NRI」)は、企業向けのシステム運用管理ツールである「Senju Family(センジュ・ファミリー)」の最新バージョン「Senju Family 2014」を、9月9日から提供開始します。主な特長は、以下の通りです。

■ システム運用の作業を開発部門が直接行う「セルフメンテナンス」を実現
従来、システム運用の作業は、開発部門からの申請に基づき、運用部門が自己の責任で行うことが通例でした。しかし昨今、クラウドコンピューティングの広まりを背景として、より迅速に対応するため、開発部門が直接システム運用の作業ができる「セルフメンテナンス」の環境が求められています。Senju Family 2014では、「プロセス管理」、「作業自動化」、「稼働統計分析」の機能強化により、セルフメンテナンスを実現します。機能強化を行ったポイントは、以下の3点です。

(1) プロセス管理
申請管理、変更管理、サービスレベル管理などの業務プロセスを支援する機能において、バリデーションチェック*1機能やスマートフォンによる確認/承認など、お客様から要望の多かった57項目について改善および機能追加を行いました。

(2) 作業自動化
各種作業の環境確認機能やテンプレートの拡張により、これまで人の判断を必要とした複雑な作業の自動化が可能になりました。

(3) 稼働統計分析
システムの状態やジョブの稼働状況について、過去の履歴から現在までの状況を時系列で把握することが可能になりました。この結果、以前は運用部門に問い合わせなければ分からなかった情報が、リアルタイムに把握できるようになります。

■ NRIの運用ノウハウを「障害対応ナビゲーション」機能として実装
今回新たに提供する、「Senju/EN(センジュ・イーエヌ)」の拡張機能「ESP(イーエスピー、Emergency Support Provider)」は、NRIのデータセンターで長年にわたって多様な情報システムを運用して得られたノウハウを製品化した障害対応ナビゲーションシステムです。同システムの主な機能は、以下の2点です。

(1) 監視ツールの集約、およびメッセージの自動切り分け
システム監視は重要ですが、開発部門主導で監視項目を決めると項目数が多くなりがちで、メッセージが氾濫してしまうことが運用部門の悩みでした。Senju/EN ESPは、複数の監視ツールを統合し、運用監視の観点からは対応不要なメッセージの出力を自動的に抑止します。開発部門等へのエスカレーションが必要なメッセージのうち対応方法が決まっているものについては、自動的にメール送信または電話連絡を行います。

(2) 障害対応ナビゲーション
対応が必要なメッセージについては、過去の対応履歴をもとに適切と考えられる対応方法を運用担当者に表示します。従来は紙ベースで管理していた障害対応手順書をシステム化しており、担当者は画面の指示に従って作業を行います。これにより、誰が対応しても均一なサービスレベルを維持します。
また、対応履歴や対応時の気付き、引き継ぎ事項などを記入することにより、ナレッジが蓄積されます。

なお、「Senju Family 2014」の発表セミナーを、10月9日(木)にNRI本社で開催します。セミナーの詳細については、以下のURLをご参照ください。
リンク

*1 バリデーションチェック:
入力されたデータが、入力規則に対して適切に記述されているかどうかを検証する仕組み

【ニュースリリースに関するお問い合わせ】
株式会社野村総合研究所 コーポレートコミュニケーション部 坂、十河
TEL:03-6270-8100 E-mail:kouhou@nri.co.jp
【ソリューションに関するお問い合わせ】
株式会社野村総合研究所 Senjuインフォメーションセンター
TEL:0120-736-580 E-mail: senjuinfo@nri.co.jp URL:リンク


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