◎CEMの画期的な高効率ペプチド合成技術がR&D100賞獲得
AsiaNet 57348
共同JBN 0789 (2014.7.16)
【マシューズ(米ノースカロライナ州)2014年7月15日PRN=共同JBN】
*新システムは合成時間を25分の1に減らし、溶媒の使用量を90%減らす。
マイクロ波研究施設器具の有力プロバイダーであるCEM Corporation (リンク)はLiberty Blue(商標)Automated Microwave Peptide Synthesizer(自動マイクロ波ペプチド合成装置、リンク)が2014年R&D100賞を受けたと発表した。この賞は毎年、R&Dマガジンの編集者から100件の最も「技術的に有意義な年間の製品とプロセス」をたたえて贈られる。
Liberty Blueはペプチド合成を劇的に改善する新しい革命的な技術である。このシステムは新しい高効率の固相ペプチド合成(HE-SPPS)プロセスで、在来システムより最大で25倍速い時間で、現在利用できるマイクロ波システムより6倍速く、より純度が高いペプチドを合成できる。さらに、ペプチド合成の主要コスト要因である溶剤使用量の90%減少をもたらす。HE-SPPSはペプチドを数日ではなく1時間以内に合成することができ、医薬品研究やその他の多くの生命科学分野で必要な基礎的生物学物質の生成に大幅改善を提供する一方で精製、溶剤コストを大きく削減する。
CEM Corporationのマイケル・J・コリンズ社長兼最高経営責任者(CEO)は「Liberty Blueは長年のペプチド合成プロセス研究の頂点であり、医薬品業界と生命科学研究におけるペプチドの不可欠な必要性のため、これはわが社がこれまでに設計したなかで最も重要な製品の1つである。この賞に選ばれることは大きな違いであり、審査員、R&Dマガジンの編集者の配慮に感謝したい」と述べている。
コリンズ社長はさらに「Liberty Blueはゲームを変える技術であり、市場ではすでに極めて大きな反応が起きている。1年足らずのうちにこの新技術は北米、欧州、それにアジアのペプチド分野に関係する相当数の重要学術機関、業界の研究所で採用されている。全体的なフィードバックは極めて前向きである」と語っている。
同社長は「当然のことながらわれわれはこの初期反応を非常に喜んでおり、市場が拡大を続けているのでこの技術の将来の可能性に興奮している。わが社はこの重要分野に集中し続け、今年中にいくつかの新たなイノベーションを発表する」との結論を明らかにしている。
高効率固相ペプチド合成(HE-SPPS)として知られるLiberty Blue技術は最近Organic Letters(注1)(リンク )とC&E News(注2)で特集された。
米ノースカロライナ州マシューズに本社を置く株式非公開企業のCEM Corporationは重要な研究施設アプリケーション向けの科学的ソリューション専門の有力な世界的企業である。同社は英国・アイルランド、ドイツ、イタリア、フランス、日本に子会社があり、代理店の世界的ネットワークがある。CEMは世界のバイオサイエンス・アプリケーション、生命科学、分析研究施設、処理工場向けシステムを設計、製造している。同社の製品は医薬品、バイオテクノロジー、化学、食品加工を含む多くの業界と学術研究で使われている。
(注1)High-Efficiency Solid Phase Peptide Synthesis, Organic Letters, 2014,
16 (3), pp 940-943, DOI: 10.1021/ol4036825
(注2)Faster and Cleaner Peptide Synthesis, C&E News, 2014, Feb. 10, p27
ソース:CEM Corporation
▽問い合わせ先
詳しい情報の問い合わせは以下へ
CEM Corporation:
Jon Collins,Director of New Business Development,
Email: jon.collins@cem.com
Tel: +1-704-821-7015 ext 1152
or Michelle Horn, Marketing Manager,
E-mail: michelle.horn@cem.com,
Tel: +1-704-821-7015 ext 1220.
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