◎昨年のクリーン・エネルギー投資市場で日本が最も急成長

The Pew Charitable Trusts 2014年04月03日 13時50分
From 共同通信PRワイヤー

◎昨年のクリーン・エネルギー投資市場で日本が最も急成長

AsiaNet 56332
共同JBN 0359 (2014.4.3)

【ワシントン2014年4月3日PRN=共同JBN】
*太陽光部門が成長促進

Pew Charitable Trustsが3日発表した調査によると、核エネルギーに代わるエネルギー開発の国家的努力が勢いを増しているため、日本が2年連続でクリーン・エネルギーの最大の投資先だった。「Who’s Winning the Clean Energy Race? 2013(2013年にクリーン・エネルギー・レースで勝っているのはどの国か)」と題するこのリポートは、日本が世界で最も急成長しているクリーン・エネルギー市場であり、2013年に前年より80%増の286億ドルの投資を引き寄せたことを明らかにしている。日本はG-20諸国の中で第5位から第3位に上がった。

(Photo: リンク

Pewのクリーン・エネルギー計画ディレクター、フィリス・カッティーノ氏は「急拡大しているクリーン・エネルギー部門は、福島の原発事故以降の電力部門を多様化するというこの国の決意と、炭素排出量を2005年レベル比で2020年までに3.8%減らすという政策目標を反映している。こうしたタイプの国内活動が投資家に強力なシグナルを送り、投資を力づけている。最近の政策と奨励策が日本の太陽光部門の劇的な成長を刺激し、この部門は世界で最も重要なものの1つとなった。G-20内ではカナダ、英国とともに増大を記録したわずか3カ国の1つだった」と語っている。

最も驚くべきことは、日本の太陽光部門の投資がほぼ倍増したことで、2013年には280億ドルが投資され、G-20全体のほぼ30%を占めた。過去5年間で日本は2番目に高い成長率を達成した。

推定6.7ギガワットの太陽光発電能力が新設され、そのほとんどは小規模の商業用、住民用システムだった。また太陽光発電能力は2013年にほぼ倍増して世界第4位の14.4ギガワットに達した。発電の多様化を続けるため日本政府は2020年までに競争力強化、公益事業の再編を目指す広範な改革を開始している。

アジア・オセアニア地域は、主として中国と日本の投資の強さにより、引き続き主導的な地域市場である。2013年に中国はクリーン・エネルギーへの542億ドルの資金供給で世界をリードし、米国が367億ドルで2位、日本が286億ドルでドイツに代わって3位に上がった。世界全体ではクリーン・エネルギー投資は2012年より11%減少して2013年は2540億ドルとなり、再生可能発電能力の増加率は1%減少した。全体ではクリーン・エネルギー発電能力は735ギガワットに達した。

「2013年にクリーン・エネルギー・レースで勝っているのはどの国か」は厳しさを増す競争の中で、各国の民間資金の動向を世界の有力国について調べたものである。主要な重点はクリーン・エネルギー技術の革新、商業化、製造、設置を推進する投資である。G-20諸国における投資は世界全投資総額の95%以上を占めた。金額は米ドルで表記した。データはピューのクリーン・エネルギー調査パートナーであるブルムバーグ新エネルギー・ファイナンスが収集、審査した。国ごとの特徴、インタラクティブ・グラフィックスはpewtrusts.org/cleanenergy(リンク)へ。

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▽問い合わせ先
Tracy Schario
+1-202-540-6582
tschario@pewtrusts.org

ソース:The Pew Charitable Trusts

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