◎先進エネルギーで危機打開意識を構築 Peabody Energyがキャンペーン開始

ピーボディー・エナジー 2014年02月27日 10時28分
From 共同通信PRワイヤー

◎先進エネルギーで危機打開意識を構築 Peabody Energyがキャンペーン開始

AsiaNet 55954
共同JBN 0230 (2014.2.27)

【セントルイス(米ミズーリ州)2014年2月27日PRN=共同JBN】米石炭大手Peabody Energy(ピーボディー・エナジー、NYSE:BTU)は27日、世界的な「エネルギーの貧困」が最大の人類および環境の危機であるとして、エネルギーの貧困を撲滅、低コスト電力へのアクセスを増大し、先進クリーン石炭テクノロジーを通じて排ガスを削減する意識と支持の構築を目指す包括的な国際キャンペーンを始動した。

「生命のための先進エネルギー(Advanced Energy for Life)」キャンペーンは世界の指導者、多国籍組織、さまざまな機関、利害関係者、一般大衆を以下のように教育、結集する。

1. 世界的なエネルギーの貧困という危機を終結させる。それは世界人口の半数に影響を及ぼし、人類の健康、生活水準に大きな打撃を与え、環境を損なっている。
2. 信頼できる低コスト電力へのアクセスを増大する政策を推進、行動を支援する。それは特に今日の先進石炭テクノロジーを利用、寿命を延ばして経済を築き、自然および屋内の環境を向上させる電力である。
3. 主要発電所の排ガスを軽減する今日の先進テクノロジーを採用する。長期的には、より大規模な次世代テクノロジーの開発、二酸化炭素排出を捕らえて利用、蓄積する規制枠組みを追求する。

Peabody Energyのグレゴリー・H・ボイス会長兼最高経営責任者(CEO)は「10年以上前、国連の『ミレニアム開発目標』は世界の極度の貧困を2015年までに半減させると呼び掛け、半世紀前にはジョンソン米大統領が貧困に宣戦布告した。しかし今日、世界の35億人がエネルギーを十分享受しておらず、毎年400万人以上がエネルギーの貧困のせいで不必要に死亡している。われわれにはこの危機を終わらせるテクノロジーと世界の資源がある。われわれは全員、現実的解決に向かって力を合わせなければならない」と語った。

現代エネルギーの必要性は莫大(ばくだい)である。国際エネルギー機関(IEA)と世界銀行のデータによると、子供12億人を含む世界人口70億人のうち半数はエネルギーへの十分なアクセス機会を欠いている。煮炊きによる屋内の空気汚染は世界の死因の4位と推定されており、世界保健機関(WHO)が設定した測定基準「障害調整生命年(DALY)」によると、衝撃的な1億年もの寿命が永遠に失われる結果を招いている。DALYは病気で失われた健康生活の1年を表している。

ボイス会長は「この冷徹な統計は、エネルギーの貧困が今日の世界が直面する本当の人類および環境の危機であることを示している。われわれが対決している最大の危機は、コンピューターモデルが予測した環境危機ではなく、われわれが全面解決できる人類の危機である。われわれはあまりにも長い間、誤った優先項目に集中してきた」と付け加えた。

手ごろなエネルギーの必要性は、より長期的な人口動態の傾向からも裏付けられる。世界人口は日々20万人以上増え続けている。また、国連経済社会局(DESA)によると、都市圏では2020年まで年間7000万人以上成長すると予測されている。

世界的なエネルギーの貧困を終わらせ、低コスト電力へのアクセスを増大するどの行動計画にとっても、すべてのエネルギー形態が必要である。石炭は世界で最も豊富なエネルギー源で、急成長している主要燃料である。IEAやその他のアナリストによると、石炭は今後数年で石油を上回り、最大のエネルギー源になる見通し。従って、排ガスを軽減する今日の先進テクノロジーを利用しながら、世界的エネルギーの貧困を終結、低コスト電力へのアクセスを増大する戦いで、石炭は特別な役割を担っている。石炭はクリーンな環境とともに人類の健康と福祉のカギになる。

ボイス会長は「石炭は電力と合成天然ガスに大規模変換すれば、基本的な環境ソリューションになる。石炭を燃料とする電力と合成天然ガスはエネルギーの貧困の壊滅的影響と同様、バイオマス収集による広範囲の森林破壊を削減することができる」と指摘した。石炭は密度、利用可能性、費用便益の点で優れた未来燃料である。

ボイス会長は「石炭利用の削減とエネルギーを少量化、高額化する一部の動きは長続きせず、人々を傷つけ環境に損害を与える。われわれはエネルギーの貧困の終結、屋内空気汚染の除去、低コスト電力へのアクセス増大による膨大な健康と環境の利益を認識する必要がある。発展途上国の国民を含め世界の誰もが生きるに値する。毎日、エネルギーをもっと多く、もっときれいに使おうではないか」と語った。

こうしたニーズに応える石炭の力は世界中で実証されている。

*米国では発電の約40%に石炭が使われている。石炭火力発電を利用しない州の電力料金は、利用する州に比べて50%以上高い。高い電力料金は米国人には逆進税であり、低所得層ほど支出に占める電力料金の負担が大きい。石炭の環境的側面は改善されてきた。発電に使われる石炭の量は1970年以降に170%以上増えたが、主要発電所の排出量は電力単位当たりで90%以上削減されている。

状況を先取りするPeabodyはこう考える。米国の政策の枠組みは低コスト電力における石炭の役割を考慮し、行き過ぎた規制によって既存の石炭発電所が耐用年数前に廃棄に追い込まれないようにし、電力料金の高騰を避けるべきである。次世代発電技術に対する調査と開発に投資しつつ、今日の最新技術を使った効率的な新型石炭発電の導入を促す必要がある。

*オーストラリアは石炭輸出大国だ。同国の輸出品目で2番目に多く、ロイヤル・メルボルン工科大学の調査によると、石炭は毎年経済に約430億ドル寄与し、雇用と経済力の根幹である。石炭はまた、発電では最も安い燃料とされる。

厳しい環境目標や税制がオーストラリアの家庭や企業に降り掛かる中、失敗した炭素税の廃止要求に支えられた新政権は、再生エネルギーの目標を引き下げ、電力コストを低下させ、雇用を回復し、アジアオーストラリア地区での競争力を強化する必要がある。

*中国では石炭の需要が増加している。世界一の経済成長の原動力として、発電燃料としての使用が増え、天然ガスや輸送燃料、化学製品にも転換されている。ただ発電所での使用や転換活用が増える一方、家庭や企業での直接使用は減少していく。旧式の石炭工場が最新の石炭設備に置き換えられ、転用の範囲で石炭からできる合成ガスが利用されている。この手法は、発電所での大型排ガス管理機器の設置や、旧式工場への最新技術導入とも合わせて、過去50年間に米国が手掛けた手法と似ている。

ボイス会長は「最大級のエネルギー・経済問題を解決するため、世界はますます石炭に目を向けている。しかし、家庭を助け、経済を活性化し、数十万人をエネルギー貧困から救う低コスト発電の利用を拡大するには、もっともっと行動が必要だ。合理的な環境政策をあらためて採用することも求められる。継続的な排出削減につながる超臨界石炭発電といった今日の最新技術の利用拡大こそが、問題解決の正しい道だと思う。長期的には次世代発電技術の研究開発によって、石炭からの排出ゼロという最終目標に到達できる」と述べた。

進化した石炭技術は今日実用化されている。高い効率の超臨界石炭発電や最新式の排出管理技術、ガス化による石炭転換などだ。世界中で排出を改善する重要な一歩は、こうした既存技術の幅広い活用である。

カーボン回収や使用、貯蔵など次世代技術は、はるかに大きな調査・開発投資が欠かせない。具体的には官民パートナーシップによる調査研究や、カーボン貯蔵を認める法律の制定や改正などである。

Advanced Energy for Lifeキャンペーンの中核部分は、低価格エネルギーの利用の広範なメリットに焦点を当てたデジタル方式の研修プログラムである。重要な役割を持つ石炭電力は、世界のエネルギー問題の解決に貢献できる。調査機関は研究や政策志向の知的資本を練り上げて、伝達する。政府や関係機関、利害関係者に直接働き掛けて、エネルギー利用を拡大させ、最新技術の開発と導入を強化させることだ。

Advanced Energy for Lifeは世界のエネルギー貧困を撲滅し、低コスト電力の利用を拡大させ、今日の最新クリーン石炭技術を使って排出を改善させるために、知識を広め、支援するキャンペーン活動である。キャンペーンへの参加を要請する。AdvancedEnergyForLife.comや、Facebook、YouTube、Tumblr、Google+、Vineの各Advanced Energy for Lifeまで。Twitterでは@AdvancedEnergy。

詳しい情報は:
Beth Sutton, Vice President
Global Advocacy Communications
+1.928.699.8243

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ソース:Peabody Energy

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