A10ネットワークス、大規模な攻撃からネットワークを防御する、A10初のDDoS対策専用アプライアンス「A10 Thunder TPS(tm)」を発表

高いパフォーマンスと優れた拡張性で大規模化と高度化の進むDDoS攻撃に対応

A10ネットワークス株式会社(本社:東京都港区、日本法人代表取締役社長 兼CEO、A10 Networks, Inc. APACジャパン担当ヴァイスプレジデント:小枝 逸人(はやと)、以下A10)は本日、DDoS対策専用セキュリティアプライアンス「A10 Thunder Threat Protection System (TPS)(tm)」シリーズを発表しました。最大155Gbpsのスループットを実現するThunder TPSシリーズによって、大規模化と高度化の進む分散型サービス拒否(DDoS)攻撃を防ぐことが可能になり、ネットワーク全体を保護しインターネットインフラやサービス、Webサイトの可用性を向上します。

Thunder TPSは、既に多くの実績を持つA10のアプリケーションデリバリーコントローラー(ADC)Thunder ADCシリーズのDDoS防御機能を基に、ネットワーク全体をDDoS攻撃から防御するスタンドアロンの製品ラインとして開発されました。Thunder ADCシリーズと同様に、A10独自のOS「ACOS(エーコス、Advanced Core Operating System)」プラットフォームを搭載することにより、最大155Gbpsの大容量スループットを実現し、大規模化の進むDDoS攻撃への対応が可能となりました。Thunder TPSは、ボリューム攻撃、プロトコル攻撃、リソース攻撃など、さまざまなタイプの攻撃から大企業やサービスプロバイダーのネットワークを防御できるマルチベクトル型の検知機能が採用されているほか、さまざまなネットワーク構成に柔軟に連携するよう複数の導入構成に対応しています。

世界中の企業が、インターネット上でのサービス稼働時間とともに成長する一方で、サービスの中断を企む犯罪組織やハッカーによるDDoS攻撃も、大規模化、高度化しています。このようなDDoS攻撃によって、企業は、売上やブランドイメージの損失という脅威に直面していますが、有効な解決策は限られているのが現状です。

ファイアウォールや侵入検知システム(IDS)といった、従来型のセキュリティソリューションもありますが、それらは、今日の大規模かつマルチベクトル型のDDoS攻撃を軽減するために必要なパフォーマンスを十分には備えていません。Thunder TPSは、38Gbpsから155Gbps(クラスター構成時は最大1.2Tbps)までのスループットに対応しており、より大規模なDDoS攻撃を防御することができます。Thunder TPSのすべてのモデルにはFPGAによる高性能FTA(Flexible Traffic Acceleration)テクノロジーが採用されており、コアシステムの汎用CPU性能を損なうことなく、30種類以上の一般的な攻撃をハードウェアで高速に検知・防御することができます。さらに、最新のIntel Xeonプロセッサーにより、アプリケーションレイヤー(L7)へのより複雑な攻撃(HTTP、SSL、DNS等)を処理・検知し、マルチベクトル型攻撃の検知と防御を、最適なシステムリソースに分散することで、パフォーマンスの拡張性を維持することができます。

Thunder TPSは、オープンなアーキテクチャーを採用しているため、既存の様々なネットワークアーキテクチャーに導入することも、サードパーティ製の攻撃検知システムと連携することも容易です。さまざまな導入構成に対応しており、インバウンド、アウトバウンドでの動作や、ルーティング、トランスペアレントモードでの動作が可能です。さらに、オープンなRESTful APIであるaXAPIの採用により、サードパーティ製や独自仕様の攻撃検知ソリューションとの連携が可能となり、あらゆる角度からの脅威防御を可能にするエコシステムを実現します。

日本法人代表取締役社長 兼CEO、A10 Networks, Inc. APACジャパン担当ヴァイスプレジデントの小枝 逸人は次のように述べています。「SYNフラッド攻撃やフラグメンテーション攻撃といったDDoS攻撃の場合、悪意あるボットやゾンビマシンが、攻撃対象に向けて大量のトラフィックを一斉に送りつけるという性質があるため、DDoS攻撃は、『数に物を言わせた攻撃』へと急速に進化しています。そこで、効果的なDDoSソリューションを実現するには、拡張性とパフォーマンスの問題を同時に解消し、サービスの中断を阻止する必要があります。インターネットサービスやアプリケーションの可用性は、弊社のお客様にとって必要不可欠な要素であるため、こうしたアプリケーションの稼働時間とセキュリティの向上で、お客様をサポートできることを嬉しく思います。」


各モデルの主な仕様は下記の通りです。

「Thunder 4435 TPS」
- 38Gbps
- シングルXeon(10コア)
- 1Gb/10Gbファイバー(SFP+)×16ポート
- 4435SモデルはSSLハードウェアを搭載

「Thunder 5435 TPS」
- 77Gbps
- シングルXeon(10コア)
- 1Gb/10Gbファイバー(SFP+)×16ポート、40Gbファイバー×4ポート(10Gbポート×32に分岐可能)
- 5435SモデルはSSLハードウェアを搭載

「Thunder 6435 TPS」
- 155Gbps
- デュアルXeon(20コア)
- 1Gb/10Gbファイバー(SFP+)×16ポート、40Gbファイバー×4ポート(10Gbポート×32に分岐可能)
- 6435SモデルはSSLハードウェアを搭載

Thunder TPSシリーズはいずれのモデルも2月25日より受注を開始します。価格はオープン価格で、各モデルとも本年3月15日に提供を開始する予定です。

(ご参考)マイクロソフト社の2013年12月5日付のブログでは、マイクロソフト、FBI、EC3、A10が協力し、ボットネット「ZeroAccess」を遮断したことに関するエントリーをご覧いただけます。
リンク (英語)

(以上)

【A10ネットワークス株式会社について】
A10ネットワークス株式会社は、米国A10 Networksの日本法人として、2009年3月に設立されました。米国に本社をもつ「日本企業」として、日本のお客様のご意見やご要望を積極的に製品に取り入れるとともに、ネットワーキング・セキュリティ分野のテクノロジリーダーとして、常に革新的なソリューションをタイムリーかつリーズナブルな価格でご提供することを使命としています。詳しくはホームページをご覧ください。リンク
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