アスリートを子どもに持つお母さん40人と一般のお母さん520人に聞く「子育て調査」

プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン株式会社 2014年01月15日 14時00分
From 共同通信PRワイヤー

2014年1月15日

公益社団法人日本オリンピック委員会
プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン株式会社

アスリートを子どもに持つお母さん40人と一般のお母さん520人に聞く「子育て調査」
今からでも参考にしたい! 自分の子どもをアスリートに育てる秘訣
「子どもは褒めて伸ばす!」 「家事も人生もス―パーポジティブ!」 など
アスリートとして大成した子どもたちの背景には、お母さんのポジティブな育児法があった!?

 2014年ソチ冬季オリンピック大会応援キャンペーン「ママの公式スポンサー」を行っているP&G(本社:神戸市)は、 パートナーである公益社団法人日本オリンピック委員会(JOC)と共に、オリンピックを通じて家族の絆を深める「JOC・P&G ファミリープロジェクト」を展開しています。本プロジェクトでは、P&Gのオリンピックスポンサー期間である2020年まで、日本中の家族がお互いを思い、その絆を深めていくきっかけとなるような、さまざまな支援活動を展開していきます。
 「JOC・P&G ファミリープロジェクト」の一環として、日本代表に選ばれた経験のあるトップクラスのアスリートを子に持つお母さん(以下、アスリートママ)40人と、一般的な家庭のお母さん(以下、一般的なママ)520人を対象に「子育て調査」を実施しました。その調査結果から、アスリートを育てるアスリートママの子育ての秘訣を探りました。

1.第1の秘訣 子どもは「褒めて伸ばす」を実践
  「よく褒める」アスリートママ82.5%に対し「よく叱る」アスリートママは45.0%
2.第2の秘訣 家事も人生も何でも楽しむスーパーポジティブ思考
  「子どものためなら家事は苦にならない」「自分は人生を楽しんでいる」アスリートママ90%以上
3.第3の秘訣 まずはやってみなくちゃ!「体験・実践」重視
  「知識や情報よりも、実際に体験することが大事だと思う」アスリートママ92.5%
4.第4の秘訣 夫や家族の協力を得る仲良し家族
  「夫が子育てに協力的」「子どものことを夫婦でよく話し合っている」アスリートママ90%以上
5.第5の秘訣 子どもが挫折した時こそ子どもの力を信じる
  「子どもを信じるのみ。」「進む道は子ども本人が決める!」「あなたにしかない良さがある。」
共通 お母さんたち共通の想いは 「子どもの幸せ」
  「自分らしい生き方をしてほしい」「子どもの成長が何よりも大切」はアスリートママ・一般的なママの両方で90%以上

 今回の調査結果を分析・考察し、「アスリートママの子育ての5つの秘訣」としてまとめましたが、全体的にアスリートママはポジティブに物事をとらえ、対処する傾向が強いことが分かりました。一方で、子どもを愛し、子どもの幸せを一番に考えているお母さんの気持ちは全てのお母さんに共通で、子どもに対する愛情深さを再確認する結果となりました。お母さんの無償の愛こそが、子どもたちの夢への原動力になっていると言えるかもしれません。

【秘訣(1)】 子どもは「褒めて伸ばす」を実践

 「子どもは褒めて伸ばすと良い」とよく言われますが、一般的なママに子どもの褒め方・叱り方について聞いたところ、「よく褒める(58.5%)」よりも「よく叱る(60.8%)」の方が若干多い結果となりました。頭で分かっていても実際にはついつい叱ってしまうということが多いようです。しかし、アスリートママに聞いたところ、「よく褒める(82.5%)」方が「よく叱る(45.0%)」よりも圧倒的に多くなっており、アスリートママの多くは、「褒めて伸ばす」育児法を自然と取り入れていると言えそうです。アスリートママに具体的に聞いたところ、「褒めて育てようという意識は全くなく、自分ができないことを、子どもができることに心底感動し、尊敬に似た気持ち」という声もあり、自分の子どもを一人の人間として認め敬意を払っているからこそ、褒めているという印象的な意見も聞かれました。
 また褒め方については、アスリートママの85.0%が「結果だけでなくプロセスもよく褒める」と答えており、一般的なママ(62.7%)に比べ22.3ポイントも高くなっています。叱り方に関しても、アスリートママの77.5% が「論理的に叱る」と答えているのに対し、一般的なママは53.5%と半数程度にとどまっています。アスリートママの方が、子どもを褒めたり叱ったりする際、より論理的に説明する傾向が強いようです。

【秘訣(2)】 家事も人生も何でも“楽しむ”スーパーポジティブ思考

 掃除、洗濯、料理などの家事をしながら子どもたちの面倒を見て、大忙しの毎日を過ごすお母さんたちですが、アスリートママは一般的なママに比べ、家事に対してポジティブな傾向が強いようです。「子どものためなら家事は苦にならない」の答えが、一般的なママは68.1%にとどまったのに対し、アスリートママは90%を超えました。
 また、アスリートママは通常の家事に加え、子どものユニフォームの洗濯や練習場への送り迎えなど、子どものために割く時間が多くなると予想され、子どものサポートや家事に一生懸命で自分のことが後回しになっているのでは?との疑問も生まれそうですが、90.0%のアスリートママが「自分は人生を楽しんでいる」と回答。一般的なママが50.0%にとどまっていることを見ると、アスリートママは自身の人生への満足度が驚くほど高いと言えます。
 育児や家事をポジティブにこなし、自分自身の人生もポジティブに楽しむアスリートママだからこそ、トップアスリートを育てあげることができたと言えそうです。また、トップアスリートを育て上げたという自信と充実感が、アスリートママ自身の「人生の楽しみ」となっているのかもしれません。

【秘訣(3)】 まずはやってみなくちゃ!「体験・実践」重視

 子どもたちをいつも陰ながら支えてくれるお母さんたち。そのサポートの仕方はさまざまありますが、アスリートママは、「専門的な知識」よりまずは自身が「体験する」ということを重視する傾向が強くなっていると言えます。お母さん自身の意識について聞いたところ、「知識や情報よりも、実際に体験することが大事だと思う」と答えた一般的なママが64.2%にとどまったのに対し、アスリートママは90%を超えました。
 また、子どもの重要な場面において親としてどう対処するかを聞いたところ、「一緒に練習や勉強をする」アスリートママが75.0%で一般的なママ(63.3%)よりも11.7ポイントも高くなっています。アスリートママは「考えるよりも先にアクションをとるタイプ」が多い傾向があり、「体験・実践」重視の考え方を持っている人が多いと言えそうです。
 ちなみにアスリートママに具体的な子どもとのエピソードを聞いたところ、「子どもが体力的についていけなかった時、少しでも子どもが自信を持つといいと思い、2人でランニングした。」、「自分ができない(経験したことがない)競技のことについて上から目線で意見しないようにしている。」などの意見も聞かれました。

【秘訣(4)】 夫や家族の協力を得る仲良し家族

 家庭環境をみると、「夫が子育てに協力的だ」、「子どものことを夫婦でよく話し合っている」と答えたアスリートママは90.0%以上。一般的なママがそれぞれ60.4%と63.8%だったのに対し、30ポイント程度高くなっています。 また、「夫婦の仲が良い」と答えたアスリートママは87.5%と、一般的なママ(68.1%)に対し19.4ポイントも高くなっており、アスリートママは夫の協力を得やすい関係を上手に築いているようです。
 同様に、「子どものためなら家族一丸となって協力する」と答えたのも、アスリートママが97.5%と、一般的なママ(73.1%)に対し、24.4ポイントも高くなっており、アスリートファミリーは、子育てを妻に任せきりにするのではなく、夫婦や家族で相談し、助け合ってあっている家庭が多いと言えそうです。アスリートママからは、「夫や兄弟姉妹が本当によく協力してくれる」、「周囲の協力があったからできた。一人じゃできなかった」との意見が聞かれました。
 家族全員で支えあっている絆の深い家庭環境が、アスリートの強靭な心と身体を育む要因になっていると言えるかもしれません。

【秘訣(5)】 子どもが挫折した時こそ子どもの力を信じる

 子どもが挫折しそうになった時、アスリートママたちがどのような対応をしたのかを具体的に聞いてみたところ、以下のような意見が聞かれました。

【日本代表経験アスリートを育てたお母さんたち(アスリートママ)の意見】

・とにかく子どもの話を聞いて、自分に大丈夫と言い聞かせ、子どもを信じるのみ。
・気分転換を最優先に、焦らず、本人が自分から一歩踏み出すのを待ちました。
・やめるのもよし、やるのもよし、子ども自身にまかせました。
・環境は用意するが、進む道は子ども本人が決める!
・いつも子どもと二人三脚で、特に苦しい時こそ子どもの気持ちに寄り添っていました。

[CASE1]
全国大会のメンバーに入れなかった理由に納得がいかなかった時、毎日親子で文句を言っていましたが、落ち着いた頃、「悔しいね!何で選ばれなかったんだろうね?」と聞いたら、娘はしばらく考えてから、「いても、いなくても結果が変わらないぐらいの選手だったんだよ。私がいないと勝てない!と思われるぐらいの選手になってやる!」と言いました。その頃から本気で努力し始め、今も続いています。

[CASE2]
大きな大会でぼろぼろだった時、 「あなたには持ってるものがある。あなたにしかない良さがある。結果ではなく経過が大切。あなたらしくこれからもやっていってほしい。いつかご褒美はくるよ。」とだけ話しました。

[CASE3]
「大丈夫!あなたなら絶対に出来る」と背中を押して自信を与えるようにしました。ついでに、「私の子なんだから!」とジョークも付け加えました。一番落ち込んでいるのは本人なので、親はいつもと変わらない態度で普通に生活するのが良いのでは?と思い、子どもが好きな美味しい御飯を作っていました。

 話をよく聞いたり、静かに見守ったり、積極的に励ましたり…。アスリートママの対応は様々ですが、共通して言えることは、「子どもとしっかり向き合い、子どもの持っている力を信じ抜く」、ということのようです。

【お母さんたち共通の想いは 「子どもの幸せ」】

 ここまではアスリートママと一般的なママの違いを見てきましたが、調査を通じてお母さんたちの子どもに対する共通の想いが根底にあることも明らかになりました。
 一般的なママもアスリートママも、90%以上のお母さんが、子どもに「自分らしい生き方をしてほしい」と回答しており、子どもに自分の願いを託すのではなく、子ども自身の思うように自由に生きてほしい、という想いが強いようです。
 さらに、90%以上のお母さんが「子どもの成長が何よりも大切」、「子どものために、できるだけ良い環境を用意してあげたい」と答えています。また、70%以上のお母さんが「子どもが決めた夢を全身全霊で応援したい」と答えており、お母さんは子どものために最大限の努力と惜しみない愛情を注いでいることが伺えます。
 アスリートママも一般的なママも、お母さんたちは皆、子どもの幸せを心から願っていて、お母さんの無償の愛こそが、子どもたちの夢への原動力になっていると言えるかもしれません。

◆アスリートを子どもに持つお母さん40人と一般のお母さん520人に聞く「子育て調査」調査概要◆

■調査目的:
ソチ冬季オリンピック開催(2014年2月7日~23日)へ向けてアスリートへの関心が高まる中、世界を舞台に活躍 するアスリートを育てているお母さんと、現在子育て中のお母さんを対象に、普段の子どもとの接し方や教育方針等について調査し、その違いや共通点を明らかにする。また、お母さんたちの子どもに対する毎日のサポート や努力、愛情の深さなどを明らかにする。
■調査手法:
インターネット調査 
■調査対象:
1.アスリートを子に持つお母さん(アスリートママ) 40人
JOC加盟の競技団体に所属しており日本代表に選ばれた経験のある子どもを持つお母さん(※JOC協力)
2.一般的な家庭のお母さん(一般的なママ) 520人
現在同居中の、高校生・大学生(短大含む)の子どもを持つお母さん
■調査時期:
1.アスリートママ…2013年10月9日(水)~24日(木)
2.一般的なママ…2013年10月1日(火)~2日(水)

「JOC・P&G ファミリープロジェクト」とは?

 P&Gは、家族のために頑張るお母さんを応援する「ママの公式スポンサー」として、JOCとともに、オリンピックを通じて家族の絆を深める「JOC・P&G ファミリープロジェクト」を展開しております。本プロジェクトでは、P&Gのオリンピックスポンサー期間である2020年東京オリンピックまで、日本中の家族がお互いを思い、その絆を深めていくきっかけとなるような、さまざまな支援活動を展開しております。その一環として、これまでにないコンセプトの支援策である、オリンピックを目指す選手とその家族の絆を深める支援活動も行ってまいります。

世界共通P&G「ママの公式スポンサー」キャンペーンとは?

 2012年ロンドンオリンピックに続き、2014年ソチ冬季オリンピックにおいても「ママの公式スポンサー」をキャンペーンテーマとして定めています。(海外ではThank You, Momキャンペーンという名称で展開。)このテーマには、オリンピックは選手たちの活躍によって生まれる感動だけでなく、選手と家族のつながりを強く感じる機会でもあることから、その絆に触れることで、自分のママや家族の大切さ、感謝の気持ちに改めて気付いてほしいという願いが込められています。ロンドンオリンピックでのキャンペーン展開では、日本のみならず世界中から多くの反響をいただきました。今回のソチ冬季オリンピックではその第2弾として、髙橋大輔選手と羽生結弦選手の2人と日本代表アンバサダーとして契約し、キャンペーン展開をしております。毎日の暮らしに寄り添うP&Gならではの視点で、オリンピック選手だけでなく、そのお母さんと家族を応援していきます。

P&Gとオリンピックについて

 P&Gは、2010年7月、国際オリンピック委員会(IOC)と「TOP(The Olympic Partner)プログラム」の契約を締結しました。このパートナーシップは、スポーツを通じてよりよい世界を構築するというオリンピックの精神と、世界中の人々の暮らしをよりよくしていくというP&Gの企業理念が合致して実現したものです。
2020年開催予定の東京オリンピックまでの10年間、オリンピックそのものへの支援に加えて、世界共通のテーマ「ママの公式スポンサー」のもと、オリンピック出場選手とそのお母さんを応援するキャンペーンを全世界で展開していきます。日本においても、同キャンペーンを通じ、日本中のお母さんと家族を応援するさまざまな活動を行っていきます。

P&Gについて

 P&G は、高い信頼と優れた品質の製品ブランドを通じて、世界の約48億人の人々の暮らしに触れ、よりよいものにしています。日本では、衣料用洗剤「アリエール」「ボールド」をはじめとして、柔軟仕上げ剤「レノア」、エアケア製品「ファブリーズ」、台所用洗剤「ジョイ」、ヘアケアブランド「パンテーン」「h&s」「ウエラ」や、紙おむつの「パンパース」、生理用品「ウィスパー」、シェーバー「ジレット」「ブラウン」、電動歯ブラシ「ブラウン オーラルB」、ペットフード「アイムス」など様々な製品を提供しています。(リンク



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