OKI、医療機器と監視制御機器向け「改正RoHS指令適合支援サービス」を開始

電子部品の情報収集、有害物質分析、CEマーク取得のサポートをワンストップで提供

Tokyo, Jan 15, 2014 - ( JCN Newswire ) - OKIグループの信頼性評価と環境保全の技術サービスを展開するOKIエンジニアリング(社長: 浅井 裕、本社:東京都練馬区、以下OEG)は、このたび、業界では初めて「改正RoHS指令※1」適用範囲の電気・電子製品を対象に、使用電子部品の情報収集、有害6物質の成分分析、CEマーク※2取得のサポートをワンストップで行う「改正RoHS指令適合支援サービス」を開始します。本サービスは2014年1月15日より提供開始し、2014年7月から「改正RoHS指令」の適用対象に追加される医療機器、監視制御機器カテゴリの電気・電子機器にも対応可能としているため、より柔軟にお客様の商品開発および海外展開に寄与します。

現在、企業は欧州で電気・電子機器を展開する際に、特定有害物質の使用制限の「改正RoHS指令」に準拠しなければなりません。しかし、指令の理解、調査方法の熟知、技術者の確保および高価な測定装置が必要で、多くの企業にとっては、自社での対応は困難です。

OEGは、これまでに、電気・電子機器の構成部品・材料の含有化学物質およびRoHS指令非対応代替品※3の調査代行や電気・電子機器などの部品や材料に含まれる成分分析、そして「改正RoHS指令」に対応したCEマーク取得に向けた技術文書作成のサポートを実施してきました。今回、これらの実績に加え、医療用電気機器のEMC試験※4と製品安全試験※5分野での強みを活かし、2014年7月より改正RoHS指令対象製品に適用される医療機器および監視制御機器にも対応した、「改正RoHS指令適合支援サービス」を提供します。本サービスにより、お客様はEU(欧州連合)向け電気・電子機器のRoHS指令適合へのコンサル、技術支援をワンストップで受けることが可能です。

OEGは、今後「改正RoHS指令」に該当するお客様の製品の「設計~部材調達~試作~量産」の各ステージで、RoHS指令適合性を評価し、技術文書作成などワンストップソリューションで総合的に支援していきます。

なお、OEGは2014年1月15日~17日、東京ビッグサイトにて開催される「ネプコンジャパン2014」(小間番号: 東33-36)に出展し、本サービスについて紹介します。

【サービスの特徴】
- 電気・電子機器部品、成形品、板金などのRoHS指令対応状況調査代行サービス
- 不明部品の分析、解析サービス(有害6物質の成分分析)
- 製品安全試験および必要に応じた信頼性評価サービス
- CEマーク取得に向けた技術文書作成支援サービス
- 上記のサービスをワンストップで提供

【販売計画】
標準価格: 個別見積もり
販売目標: 年間5,000万円
サービス提供開始時期: 2014年1月15日

【リリース関連リンク】
「RoHS関連分析サービス」紹介サイト
URL: リンク
「電子部品の技術・環境情報調査サービス」紹介サイト
URL: リンク
「EMC測定・製品安全試験」紹介サイト
URL: リンク

【用語解説】
※1: 改正RoHS指令
改正RoHS指令は、2013年1月3日以降、RoHS適合証明方法としてCE宣言書および技術文書作成保管が義務化された。製品カテゴリ別に強制適用時期が決められている。
RoHS指令は、特定有害物質の電気・電子機器への使用を制限する欧州法で、目的は健康保護であり、電気・電子機器を廃止する際の環境に健全な再生・処分に寄与する。(埋立処分に伴う地下水等汚染の防止のため)対象製品はAC1000V/DC1500V以下の定格電圧をもつ、すべての電気・電子機器(EEE)で、規制内容はEUに上市する電気・電子機器に6物質(鉛・水銀・カドミウム・6価クロム・PBB・PBDE )を含有してはならないとしている。
※2: CEマーク
「CE」はフランス語の“Conformite Europeenne”(=英語: European Conformity、以下EC)の略。CEマークとは、基本的に欧州連合(EU)地域に販売(上市)される指定の製品に貼付を義務付けられる基準適合マークのことで、「EU(EC)指令」の必須安全要求事項(ESRs: Essential Safety Requirements)に適合したことを示す。CEマークは該当製品の製造業者(輸入者)または第三者認証機関が所定の適合性評価を行い、製品、包装、添付文書に付与される。CEマーク表示のある製品は、EU域内の自由な販売・流通が保証される。
※3: RoHS指令非対応代替品
RoHS指令に対応していない電気・電子部品(IC、LSI、スイッチ、コネクタなど)に対し、同仕様(機能、サイズ、電気特性など)のRoHS指令に対応した電気・電子部品。
※4: 「EMC(Electro-Magnetic Compatibility)試験」
電気・電子機器が発する電磁波(EMI:Electro Magnetic Interference)が他の機器やシステムに影響を与えず、また他の機器やシステムからの電磁妨害を受けても影響を受けない(EMS: Electro Magnetic Susceptibility)ことを確認する試験。
※5: 製品安全試験
製品を取り扱う際、危険はないか、たとえ故障を起こしたとしても最低限の安全が確保されているかを評価する試験。

概要:沖電気工業株式会社

OKIは米国でグラハム・ベルが電話機を発明したわずか5年後の1881年に創業した、日本で最初に電話機を製造した情報通信機器メーカーです。先見性と勇気をもって果敢に挑戦・行動するという、創業以来の「進取の精神」を連綿と受け継ぎ、ブランドスローガン「Open up your dreams」のもと事業展開しています。現在、「金融システム」「通信システム」「情報システム」「プリンタ」「電子部品・モジュール他」の5つの分野において、OKIグループは社会の発展に寄与する最先端技術の商品・サービスをお客様にお届けし、世界の人々の快適で豊かな生活の実現に貢献しています。詳細はこちらからご覧ください。 リンク

お問合せ先:
本件に関する報道機関からのお問い合わせ先
OKI 広報部 葛
電話: 03-3501-3835
e-mail: press@oki.com

本件に関するお客様からのお問い合わせ先
OKIエンジニアリング 事業支援部
電話: 03-5920-2353
お問い合わせフォーム URL: リンク

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