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◎ムンバイ空港ターミナル2がオープン Skidmoreが設計

Skidmore, Owings & Merrill LLP 2014年01月14日 14時55分
From 共同通信PRワイヤー

◎ムンバイ空港ターミナル2がオープン Skidmoreが設計

AsiaNet 55490
共同JBN 0043 (2014.1.14)

【ムンバイ2014年1月11日PRN=共同JBN】GVK チャトラパティ・シヴァジ国際空港(GVK Chhatrapati Shivaji International Airport=CSIA)の第2ターミナルはインドの遺産を祝福すると同時に、この国のグローバルな未来を象徴している。

インドのマンモハン・シン首相は11日、政府高官、民間開発企業、GVKの代表とともに、Skidmore, Owings & Merrill(SOM、スキッドモア・オウウィングス・アンド・メリル)社が設計した見事なエアハブ、チャトラパティ・シヴァジ国際空港第2ターミナルの開所式に出席した。インド金融首都の中心部に位置する新ハブは、1日24時間運用で年間4000万人の乗客に対応するため、440万平方フィートのスペースを付け加えた。複雑に行き交う乗客と航空機を直感的かつ地域の急成長に応じる設計に統合することによって、新第2ターミナルは同空港をインド随一の玄関口と位置付けるとともに、経済大国としてのインドの地位を強調している。

GVK Mumbai International Airport Pvt. Ltd.(MIAL)のG・V・サンジャイ・レディ社長は「新設のCSIA第2ターミナルはムンバイと市民の美しい精神のモニュメントだ。このターミナルでCSIAは、ムンバイ市とインドへの国際・国内便乗客の玄関口になる。われわれの夢と構想実現に寄与したSOMとの協力を喜んでいる」と語った。

新ターミナルは国際便と国内便の乗客サービスをひとつ屋根の下に融合させてターミナル運用を最適化するとともに、乗客の歩行距離を短縮している。伝統的なインドの天蓋(てんがい)の形に着想を得て、4階建てターミナルは順応性が高い組み立て式コンコースの上に巨大な「ヘッドハウス」、すなわち中央集中の演壇を積み重ねている。ターミナル機能を区切るというよりむしろ、対称形のコンコース3本が中央核から放射状に伸びており、国内便、国際便の対応を「スイング」させて容易に再設定することができる。

ターミナルはムンバイの新たなグローバルでハイテクなアイデンティティーをたたえる一方、その構造には地元の環境、歴史、文化への対応も染み込んでいる。SOMの設計パートナー、FAIAのロジャー・ファフィー氏は「われわれは周囲と緊密に結び付いた空港を設計した。第2ターミナルは各スケールで地域の様式と特性を微妙に組み込み、場所の感覚と共鳴し、インドとムンバイの壮大なシンボルなっている」と語った。ヘッドハウスの円柱と屋根内面の連結式の格(ごう)天井処理から、コンコースにまだらの光を投げかける複雑な網模様入り窓まで、第2ターミナルは現代の空港が伝統を見直す可能性を示している。

*インドの玄関口

国際便と国内便の乗客はすべて、弧を描いて上る道路につながる4階のターミナル・ヘッドハウスに入る。入り口ではレーンが分かれ、伝統的なインド式の見送り用に十分なスペースを確保する幅広い降車用カーブがある。ターミナルは到着した瞬間から旅行者を温かく迎える。上には到着用車道全体を覆うヘッドハウスの屋根が伸び、ムンバイの暑熱と気まぐれなモンスーン気候から乗客とゲストを保護する。高さ50フィート、世界最長の斜張ガラスがチェックインホールの広大なスペースに開けている。透明なファサードがあり、インドの航空規則によってターミナル外にとどまらなければならない連れは友人や家族を見送ることができる。

旅行者がいったん中に入ると、多層柱列が支える長大な屋根に守られた暖かく光あふれる部屋がある。きのこ状に広がる30本の柱の下につくられた記念スペースは、広々とした天蓋と伝統的な宗教建築の中庭を思い起こさせる。キャノピーの格間に置かれたカラフルな小型ガラスディスクが下方のホールに光の斑点を投影している。さまざまな色はインド国鳥であり、空港のシンボルであるクジャクを表現する。

チェックインホールは、乗客が買い物や食事をしたり、豪勢な床から天井まである窓を通して離陸する航空機を眺めたりすることができる共用区間の商店街に通じている。コンコース分岐、ターミナル中核の中心にあるこの商店広場は、各ゲートに近接した活動の焦点を形成している。これらのスペースとコンコース全体の文化関連備品は旅行者に、ハスの花に着想した特製シャンデリアや地元芸術家が制作した伝統的な鏡モザイク作品など空港外のコミュニティーや文化を教えている。地域の工芸品は中心部にある多層のアートウォールに展示され、上方のスカイライトに照らされている。地元芸術文化の普及は暖色と洗練されたアクセントと相まって、ターミナルの雰囲気を典型的でしばしば平凡な空港体験を超えるものに高めている。

ターミナルは4階建てだが、相互に接続する天窓や多層光井によって光がビルの低層階にも浸透しており、周囲の都市と光景を常に思い出させるようになっている。夕暮れには内部から照明され、ターミナルが彫刻されたシャンデリアのように輝く。

*フレキシブルな敷地

新ターミナルビルの建設地は、工期中に全面運用し続けなければならない既存ターミナルに近接していた。この立地条件が細長いX型ターミナル計画を導き、既存構造の周囲に成形すると同時に、短期の段階的建設を可能にする組み立て式設計を盛り込むことになった。この革新的構造はターミナルセンターにおける重要な乗客対応、荷物さばき、小売り/食事機能の統合を可能にする。各フロアの放射状ピアはターミナルセンターから搭乗区域までの最短歩行距離を可能にし、ターミナルの搭乗口境界線を最大化するものである。

伸縮接合のない世界最大級のターミナルの屋根は、一層の柔軟性を確保している。長径の鉄骨トラス構造によって130フィートの柱30本のスペースを確保、下方の広大なプロセシングエリアに開放感を与えるだけでなく、チケットカウンターなど必要な関連施設の配置で最大限の柔軟性を実現している。

*エネルギー効率のハブ

第2ターミナルは特別注文のガラス原料パターンによる高性能つや出しシステムを採用、最適の保温性能とまぶしさ軽減を達成している。ターミナルのカーテンウォール上の穴開き金属パネルは東西からの低い陽光を緩和して、搭乗待ちの乗客に心地いい日当たりスペースをつくり、調節される昼光は最適のエネルギー節約のために屋外と屋内の光バランスをコントロールする。チェックインホール全体に戦略的に配置されたスカイライトは、ターミナルのエネルギー使用量を23%減らすはずである。

第2ターミナルでは現代の素材とテクノロジーが強力な効果を生み出している。しかし、このターミナルは最先端戦略が持続可能でモダンな空港デザインの新基準を打ち立てる一方、空前の構造的、技術的達成によってインドとムンバイの歴史と伝統を展示する場にもなっている。ムンバイの都市景観に浮き上がるチャトラパティ・シヴァジ国際空港は、インドの豊かな文化遺産とともに成長するグローバルな未来を祝福している。

▽Skidmore, Owings & Merrill LLP(スキッドモア・オウイングス・アンド・メリル)について
Skidmore, Owings & Merrill(SOM)社は世界有数の建築、インテリアデザイン、エンジニアリング、都市計画企業で、75年にわたり優れたデザインで定評があり、手がけた仕事の中には20世紀と21世紀を代表する建築物もある。SOMは設立以来、専門技術や新たなプロセス、革新的アイデアの研究開発におけるリーダーであり、その多くが設計業務や外部環境に明確で長く続く影響を与えてきた。同社の設計・建築技術における長年のリーダーとしての立場は、品質、革新、経営分野の1600以上の賞でたたえられている。アメリカ建築家協会(AIA)はSOMに対し、最高の栄誉である最優秀建築設計事務所賞を1962年と1996年の2度にわたり授与している。SOMはニューヨーク、シカゴ、サンフランシスコ、ロサンゼルス、ワシントンDC、ロンドン、香港、上海、ムンバイ、アブダビに事務所を置いている。

(Photo: リンク

ソース:Skidmore, Owings & Merrill LLP

▽問い合わせ先
Elizabeth H. Kubany
elizabeth.kubany@som.com
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