東芝グループのグローバル統一経理システムを導入テンプレートとして販売開始

~企業のグローバルでの会計業務標準化、効率化やグループ経営管理の高度化を支援~

2013年12月5日
東芝ソリューション株式会社
イー・ビー・ソリューションズ株式会社


 東芝ソリューション株式会社(本社:神奈川県川崎市、取締役社長:河井信三)と、イー・ビー・ソリューションズ株式会社(本社:東京都港区、取締役社長:吉井勇太郎)は、東芝グループ統一経理システム(*1)のシステムアセット(*2)を、一般企業向けの導入テンプレートとして12月より販売開始します。

 東芝グループは、グローバルトップを目指すためのIT基盤刷新の一環として、グループ統一の経理システム(以下、本システム)を2012年4月より導入しています。本システムは、オラクルのERPソリューション(Oracle E-Business Suite)および連結経営管理アプリケーション(Oracle Hyperion Financial Management)をベースに構築されており、2013年4月時点で本社および世界50社以上のグループ企業で稼働中であり、2016年には累計295社(一般ユーザー2万人、経理部ユーザー4千人)への導入を予定しています。

東芝グループでは本システムを活用し、以下のような課題を解決しています。

・グループ経理業務の標準化・効率化
-グローバルで統一システムを利用
-統一システム導入とともに業務プロセス、帳票、勘定科目や取引先等の主要コードを標準化

・統一システムをベースに標準化した財務会計業務を世界5極のシェアードサービスセンタへ集約
-日本・アジア・米州・欧州・中国の世界5地域のシェアードサービスセンタを稼働
-非効率業務の簡素化や廃止、手作業の自動化やシステム化により業務を効率化

・グローバル経営 高度化のための情報基盤を構築
-製品/地域/事業、組織の3軸で、開発~調達~製造~在庫~販売の複雑なサプライ
 チェーンを通貫した収益を、「スルー損益」(商標登録申請中)として見える化
-経営情報の管理業務の負荷を従来から80%削減、実働時間は9日から2日へ短縮

・ITインフラの統合、運用拠点集約によるシステム管理の効率化
-世界4拠点にITインフラ運用を集約、サーバー台数を削減しITインフラ運用を効率化

 これらは、グローバル市場で事業を展開する企業にとって共通した課題と考えられており、同様の課題を持つ企業にとっては、経理システムの刷新等に際し、東芝で実際に稼働している本システムを導入テンプレートとして利用することで、課題解決の促進が可能です。また、本システムを参照モデルとして要件定義工程を効率化する、素材として再利用することでシステム導入の期間短縮やコスト削減を図る等の効果も期待できます。


 東芝ソリューションとイー・ビー・ソリューションズは、今後、本システムの販売と合わせ、東芝グループ内外のお客様に対するOracle E-Business SuiteをはじめとするERP導入において培ったノウハウに基づいた導入支援、海外子会社への展開などのサービス提供を図り、ERPソリューション全体については3年間で100億円の売上を目標とします。

(*1)東芝グループ 統一経理システム システム構成:(図を参照下さい)

(*2)システムアセットについて
アセットとは、業務要件文書や設計文書、システムを構成するソフトウエアのプログラムソースやシステムオブジェクトの総体を指しています。本システムのアセットには、業務系文書として業務フロー図、勘定科目や会計仕訳一覧やコード定義文書、各種レポート、業務マニュアル、システム系文書としてシステム設定定義書、アドオン開発に関する設計書やプログラムソースや実行可能なシステムオブジェクト、テストシナリオ、システム操作マニュアルなどが含まれます。

※OracleとJavaは、Oracle Corporation 及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。Divaは株式会社ディーバの商標または登録商標です。
その他のブランドまたは製品は、それぞれを保有する各社の商標または登録商標です。

このプレスリリースの付帯情報

東芝グループ 統一経理システム システム構成

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