マクニカネットワークス、米国Connectem(コネクテム)社と販売代理店契約を締結

~NFV技術により、仮想モバイルコアネットワークを安価に短期間で構築~

ネットワーク機器の輸入、開発、販売を手がけるマクニカネットワークス株式会社(以下 マクニカネットワークス、本社:横浜市港北区新横浜1-5-5、代表取締役社長:宮袋 正啓)は、この度、モバイルコアネットワークにおける仮想化技術の革新的なベンダーである米国Connectem Inc.(以下 コネクテム社、本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、CEO:Nishi Kant)と販売代理店契約を締結したことを発表いたします。

商品名 VCM – Virtual Core for Mobileシリーズ
(仮想モバイルコアネットワーク・ソフトウェア)
販売開始予定日 2013年10月31日

現在、データセンターやエンタープライズネットワークでは、様々な領域で大変な注目を集める仮想化技術を用いて、低コスト高パフォーマンスな汎用サーバを有効活用することで、拡張性が高くユーザの要求に柔軟に対応するシステムの構成、新サービスの短期導入を可能にしています。

一方で、モバイルコアネットワークでは、従来から専業ベンダーによる垂直統合型の専用のハードウェア、または非常に高価なサーバハードウェアを用いて、ネットワークノードが構成されていました。リッチコンテンツを利用するスマートフォンやタブレット端末の利用が拡大し、同時に全く特性の異なるM2M(Machine to Machine)のような新サービスが導入される中で、ライフラインとしての信頼性、新サービスの短期導入を容易にする柔軟性、急増するトラフィックに対応するスケーラブルなシステム、これらを同時に、かつ安価に実現することが通信事業者に求められています。
このような状況で、専用通信機器が担っていた機能を、安価なIAサーバとハイパーバイザー上で動作させる”NFV”(Network Function Virtualization)技術が通信事業者を中心に提案され、提案からわずか1年の短期間で、各国で数多くのトライアルが実施されています。

コネクテム社のVCMシリーズは、LTE EPC (Evolved Packet Core)を仮想化し、汎用サーバ上に安価、かつ短期間に構築するソフトウェア製品です。EPCにおけるノードを再定義し、効率良く再構成することで、メッセージ処理数を削減、高パフォーマンス、低遅延な仮想EPCを実現しました。VCMシリーズにより、通信事業者は、シグナリング、データそれぞれの急激な増加に、迅速に、かつ柔軟に対応するコアネットワークを構築することが可能になります。

マクニカネットワークスでは、コネクテム社の1次代理店として、この革新的な技術を、通信事業者に積極的に提案してまいります。

用語解説

■ コネクテム VCMシリーズの特長 
1. 仮想LTE EPC環境の構築
X86サーバ、ハイパーバイザー上でLTE EPC環境を安価に構築します
2. 拡張性
新規VMを追加することのみで、容易に処理パフォーマンスを向上させることが可能です
急激な負荷の上昇に対しても、自動的にEPCサービスを追加し、容易に対応が可能です
3. 低遅延
LTEノードの機能を再構成し、処理回数、メッセージ数を削減。低遅延、低負荷で処理を行います

本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]