◎CGAP写真コンテストでベトナム人カメラマンが優勝

CGAP 2013年11月19日 10時20分
From 共同通信PRワイヤー

◎CGAP写真コンテストでベトナム人カメラマンが優勝

AsiaNet 54978
共同JBN 1379 (2013.11.19)

【ワシントン2013年11月19日】アマチュア、プロを問わず、世界中の写真家による金融包摂(フィナンシャル・インクルージョン)をめぐる優れた作品を対象とする2013 CGAPフォトコンテストの優勝者はベトナムのチュオン・ミン・ディエン(Truong Minh Dien)氏である。4人の審査員団は91カ国のプロ、アマのカメラマンが応募した3890枚の記録的な枚数の写真のなかから、同氏の写真「Rainy Afternoon(雨の午後)」を一気に選んだ。受賞した写真は、土砂降りの中を地元の市場にジャガイモを運ぶベトナムの女性をとらえている。この女性の稼ぎが夫と2人の子供を養う助けになっているのである。

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審査員団は「雨の午後」がベトナムの低所得起業家の弾力性を思慮深く描いていることを評価した。2010年CGAPフォトコンテストの優勝者で2013年のゲスト審査員であるモハンマド・ラキブル・ハサン氏は「この写真は偉大な瞬間を真にとらえている」と語っている。

審査員たちは受賞した写真の背後にある魅力的なストーリーに加えて、技術的に優れていると感じた。トムソン・ロイターの上級カメラマン兼エディターで4人の審査員の1人であるステリオス・バリアス氏は「このような写真を撮るには、経験を積んだカメラマンは尻込みする。雨の中でよいショットを撮るのは信じがたいほど難しい」と述べている。

賞を受けた30枚の写真はリンクで見ることができる。2013年グランプリは2000ドルの写真機材商品券である。

また審査員はそのほかに、世界各地からの写真28枚を地域優勝者、ファイナリスト、特別表彰として選んだ。これらの写真は技術的優秀性とストーリーの説明、金融包摂の背後にある顔によって選ばれた。特に注目されたのは南アジア地区優勝者であるバングラデシュのモクスムル・ハケ(Moksumul Haque)氏が出品した「Brick Worker(れんが職人)」である。この写真は空中に投げ上げられたれんがをとらえ、写真が撮影された次の瞬間に何が起きたか見る人に考えさせる。

今年で2回目のCGAP.orgでの人気投票によってピープルズチョイス賞が決まった。マイクロファイナンス・ローンを活用して絵画、刺しゅうビジネスを築いた女性をとらえたエジプトのモハマド・ゴウダ(Mohamad Gouda)氏が応募した「Talented Nesma(才能あるネスマ)」を投票者は選んだ。この写真は1236票を獲得し、2番人気の写真に400票近い差をつけた。

今年のCGAP写真コンテストは第8回だったが、約90カ国のカメラマンによって最も競争率の高い年になった。2013年の審査員団はシティ・グループ美術部のスザンヌ・レマキス・ディレクター、2010年CGAP写真コンテストの優勝者でバングラデシュのプロカメラマンのモハンマド・ラキブル・ハサン氏、ロイターのステリオス・バリアス氏、Newseumのビジュアル・リソース上級マネジャーのインディラ・ウィリアムズ氏で構成された。2013年11月1日に開かれた審査会議の終了にあたりウィリアムズ氏は「これは信じがたい写真のコレクションだったし、わたしはその質の高さに強い印象を受けた」と語っている。レマキス氏は「今年の写真の質は本当に群を抜いていた」と付け加えた。

毎年開催されるCGAP写真コンテストの目的は世界中で金融包摂をとらえるすぐれたプロ、アマのカメラマンに光を当てることである。強力な写真を通じてCGAPは貧しい家庭がその財政生活を管理する異なる方法と、金融包摂が経済ピラミッドの底辺にいる人々の生活をどのようにして改善できるかを示している。モハンマド・ラキブル・ハサン氏は「社会と社会的不平等の写真は社会についての理解をつくり出すことによって貧困をなくす助けになれる」と語っている。

ソース:CGAP

▽問い合わせ先
Erin Scronce,
escronce@worldbank.org

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