◎ブラジル・米国の官民合同会議で関係強化の訴え
AsiaNet 54465
共同JBN 1133 (2013.10.2)
【サンパウロ(ブラジル)2013年10月2日PRN=共同JBN】ビジネスリーダー・グループLIDE(Grupo de Lideres Empresariais)主催で開催された「18th Meeting International」の国際セミナー初日の9月27日、ブラジルのヘリオス・ラモス大使兼マイアミ総領事はブラジル、米国両国間のビジネスが非常な活況を呈していることを指摘した。ラモス大使は「今回のイベントはブラジル、米国両国間の関係を促進する意図で開かれた」と述べた。9月26日から29日まで米フロリダ州マイアミで開かれたこの集まりにはブラジルおよび米国から200人の企業幹部、政府高官が参加した。
米フロリダ州のリック・スコット知事は初日に開かれた「ブラジル・米国間の経済、制度、観光関係」と題した最初のパネルディスカッションでブラジルとのさらなる経済関係の強化を求め、両国間で入国ビザが必要なことを批判した。同知事は「私としては外国、特にブラジルとの関係を増やしたいと思っており、ビザの問題は重要だ」と述べ、ジョアン・ドリア・ジュニアLIDE会長の支持を得た。
ブラジル・ゴイアス州知事マルコーニ・ペリッロ氏は同州の農業産品が貿易収支にとって非常に重要であるとした。同知事は「ゴイアス州はブラジル全国の穀物生産の50%、家畜の半分、エタノール生産用サトウキビの20%を担っている」と述べた。
ブラジルの元農務大臣でLIDE AGRONEGOCIOS(LIDE農業部会)会長でもあるロベルト・ロドリゲス氏は「ブラジル産エタノールおよびオレンジの対米輸出における強み」と題したスピーチの中で「ブラジル農業は世界で並外れて最も持続可能なものになっている」と述べた。「2012年のブラジルの貿易収支は190億米ドルの黒字だった。アグリビジネスだけで790億米ドルになった」
米国向けのブラジル農産品輸出として可能性が高いのはエタノールとオレンジジュースの2製品である。2008 年の危機によってブラジルはエタノール生産の削減を迫られ、現在も新工場の建設は行われていない。元農務大臣のロドリゲス氏は「政府はインフレと戦うことを望んでおり、防止策の一つはガソリン価格の凍結だが、これはエタノール価格の上昇につながる」と述べた。
米国は欧州連合に次いで2番目に大きいブラジル産オレンジジュースの市場である。今日ではブラジルの生産は270億リットルに達し、そのうち60から70億リットルの余剰分が輸出に振り向けられる。元農務大臣は「8月には前年比で去年より多くのエタノールを米国に輸出した。米国向け輸出は成長する余地が大きいが、そのためには米国の輸入関税をより柔軟にする必要がある」と述べた。
ソース:18th Meeting International
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