トルクメニスタン国営ガス公社トルクメンガス及び石油ガス産業鉱物資源省とMOU締結

JOGMEC 2013年09月12日 09時26分
From Digital PR Platform


 JOGMEC(本部:東京都港区、理事長:河野博文)は、トルクメニスタン国営ガス公社トルクメンガス(Turkmengas、本社:アシガバード)及び石油ガス産業鉱物資源省との間で、9月11日、首相官邸において、トルクメニスタンのホジャムハメドフ副首相(石油・ガス担当)を署名者に迎え、「石油天然ガス開発分野における技術協力に関する覚書」(Memorandum of Understanding: MOU)に調印しました。

 本MOUは、トルクメニスタンのグルバングルィ・ベルディムハメドフ大統領の来日に合わせて、首相官邸において安倍内閣総理大臣及びベルディムハメドフ大統領の立会いの下調印されました。トルクメンガス及び石油ガス産業鉱物資源省との間で実施する石油・天然ガス開発分野における技術協力は以下の通りです。

・トルクメニスタンにおける天然ガスの有効利用 (JAPAN-GTLプロセス(注)技術を含む)
・トルクメンガス技術者への研修事業

 今後、JOGMECおよび我が国企業とトルクメニスタンとの関係がより一層強力に構築されるとともに、JAPAN-GTLプロセス技術の実用化への進展が期待されます。
 また、同日、本調印に先立ち、日本の経済産業省とトルクメニスタン経済発展省との間で締結された経済協力に関する覚書の中で、両国の有望な協力分野のうち石油化学プラント分野における象徴的なプロジェクトの1つとしてGTLプロジェクトが挙げられ、その推進に努めることが述べられました。

(注) JAPAN-GTLプロセス

1. JAPAN-GTLプロセスの概要
GTLとは、天然ガスから、化学反応によってナフサ、灯油、軽油等の石油製品を製造する技術のことです。JAPAN-GTLプロセスは、天然ガス中に含まれる二酸化炭素(CO2)を原料としてそのまま利用することが可能な世界初の画期的な技術であるため、放出するCO2を減らし環境負荷を軽減します。世界に広く賦存する、天然ガス、シェールガス等から、硫黄分及び芳香族を含んでいないクリーンなナフサ・灯軽油等の石油製品を製造することが出来るようになり、新たな液体燃料資源確保の道を開くとともに、エネルギー安全保障に貢献する技術です。

2. JAPAN-GTLプロセスの技術開発
JAPAN-GTLプロセス技術は、JOGMEC及び日本企業6社 (国際石油開発帝石株式会社(社長:北村 俊昭)、JX日鉱日石エネルギー株式会社(社長:一色 誠一)、石油資源開発株式会社(社長:渡辺 修)、コスモ石油株式会社(社長:森川 桂造)、新日鉄住金エンジニアリング株式会社(社長:高橋 誠)、千代田化工建設株式会社(社長:渋谷 省吾))が共同で、2006年度から2011年度までの間、国内で日産500バレルのGTL実証プラントを建設し、実証研究を行い確立した技術です。

3. JAPAN-GTLコンソーシアムの概要
JAPAN-GTLプロセスの技術開発成果を踏まえ、JOGMEC並びに技術開発6社の関係7者は、JAPAN-GTLの利用並びに事業化に向け活動をしております。その一環として、JAPAN-GTLプロセスに係る情報の提供、共同プロモーションの推進及び技術継承の実施を主要目的として、2012年10月1日、「JAPAN-GTL コンソーシアム」を設置し、ウェブサイト(リンク) を開設しました。

本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]