農家の嫁として慎ましく、そして、女性農業経営者として逞しく挑戦し続ける山梨県ぶどう農家の女性。 背景には、“自分らしく生きる”という、女性ならではの決意がありました。

一般社団法人 アグリフューチャージャパン 2013年08月14日 16時23分
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三森さんが嫁いだ先は、山梨県甲州市勝沼町菱山地区にあるぶどう農家。
菱山地区はワインの名醸地としても知られている。
この地でぶどう農家を法人化させたのには、女性ならではのたくましい思いがありました。

ひとつめは、三森家の敷地内にある「三菱中央醸造有限会社」という醸造会社の存在。
ここは村の方々のぶどうを絞る場所で、地域産業の場。
儲けを目的にしておらず、地域の人たちがきて、地域のために作るという会社でした。

家族経営から法人化するということは、設立した「有限会社ぶどうばたけ」と、この醸造会社の2つの会社を経営することを意味していた。
地域の農業を支えながら“伝統の伝承。
“大地に自然に農作物にやさしい農業を”を経営理念においた会社作り。
代々続く取組みを大切にした活動をしていこうと考えました。

ふたつめは、地域の高齢化。
菱山地区は地域の結束力も高いが、高齢化が著しく、産地を維持するには家族だけでやっていけないと、人を雇える体制にした三森さん。
現在は家族に加え、7名のスタッフ、住み込みの研修生や普段は都会で働く援農隊の方々が「ぶどうばたけ」を支えています。
この他にも、「ぶどうばたけ」では直売所の運営、インターンシップの受入れ、農家体験民宿(山梨県認定第1号)、畑のオーナー制度、など様々な取組みをしています。

三森さんがパワフルに活動するのは結婚当時から変わらぬこと。
「農家の嫁は労働者としてだけではなく、家事・子育て・介護などアンペイドワーク(お金にならない仕事)がメインになるため、家庭の中で“農家”として認められるために人一倍働きました。
経営に女性の視点が入ると農業の幅はぐっと広がると思う。
「女性農業者の教育にも注力していきたい」との想いで、
日本農業法人協会の女性経営者から組織される「やまと凛々アグリネット」でリーダーを務めています。

3つめは「産業としての農業」を目指していること。
幼い頃から農業者は軽んじられていると感じていたという三森さん。
「しかし農業は素晴らしい職業です。それを再認識してもらいたいし、ひとつの産業にしたい」。
この強い想いこそが三森さんを様々なことへチャレンジさせています。

三森さんは「日本農業経営大学校」の講師としても活躍するほか、
派遣実習の受け入れもし、人材育成にも力を注いでいます。
「就農を目指す方々へ。まずは現状を知ること。インターンシップに参加して自分自身に農業が合っているかを知ることが大事です。その上でやはり農業がやりたい、と思えば基礎をしっかり作ること。信念を貫いて、学んでほしいと思います」
と三森さん。

“農家の嫁”という概念の枠を超え、日本の農業の未来を見据えた経営者として活動を続ける三森さんの存在を女性は心強く思ったのではないでしょうか?

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