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2013年中堅・中小企業におけるBI活用の実態と展望に関する調査報告

ノークリサーチは2013年の中堅・中小企業における「BI活用の実態と展望」に関する調査を行い、その分析結果を発表した。

<データ集計/分析における試行錯誤を手軽に行える環境を提供できるか?が今後のカギ>
■中堅・中小市場においてBI活用の提案をまず最初に行うべきなのはERP導入済み企業
■一般社員向けの「誰でもBI」と、特定部門での「現場レベルのBI」を適材適所で使い分ける
■ 「使いやすいユーザインターフェース」と「手軽なデータ抽出/加工」の双方をカバーすべき

PRESS RELEASE(報道関係者各位) 2013年7月4日

2013年中堅・中小企業におけるBI活用の実態と展望に関する調査報告

調査設計/分析/執筆: 岩上由高


ノークリサーチ(本社〒120-0034 東京都足立区千住1-4-1東京芸術センター1705:代表:伊嶋謙ニTEL:03-5244-6691URL:http//www.norkresearch.co.jp)は2013年の中堅・中小企業における「BI活用の実態と展望」に関する調査を行い、その分析結果を発表した。本リリースは「2013年版中堅・中小企業におけるERP/BI活用の実態と展望レポート」のダイジェストである。


<データ集計/分析における試行錯誤を手軽に行える環境を提供できるか?が今後のカギ>
■中堅・中小市場においてBI活用の提案をまず最初に行うべきなのはERP導入済み企業
■一般社員向けの「誰でもBI」と、特定部門での「現場レベルのBI」を適材適所で使い分ける
■ 「使いやすいユーザインターフェース」と「手軽なデータ抽出/加工」の双方をカバーすべき


対象企業規模: 年商5億円以上~500億円未満の国内企業
対象職責: ERPの導入・運用に関わる社員
対象業種/所在地: 全業種/日本全国
サンプル数: 1200社
調査実施時期: 2013年4月~5月
※調査対象の詳しい情報については右記URLを参照リンク


■中堅・中小市場においてBI活用の提案をまず最初に行うべきなのはERP導入済み企業
以下のグラフは年商5億円以上~500億円未満のERP導入済み企業に対し、BI活用に関連して実現したい「目的」や解決したい「課題」を尋ねた結果(複数回答可)である。中堅・中小企業においても明示的または暗黙的に蓄積されたデータの活用に対する潜在ニーズは高く、市場のポテンシャルは大きいと考えられる。だが、BIソリューションを提供する側にとって当面の対象となるのは分析対象となるデータを把握しやすい「ERP導入済み企業」である。以下ではERP導入済み企業に対してBIソリューションを提供する際のポイントの一部を調査結果を元に述べている。


■一般社員向けの「誰でもBI」と、特定部門での「現場レベルのBI」を適材適所で使い分ける
まず、前頁の結果を詳しく見ていくことにする。「一般社員が様々なデータを手軽に集計/分析できる環境の構築」が最も多く挙げられている。データ集計/分析の裾野を広げることで、経営層だけでなく個々の業務現場における意思決定の精緻化や迅速化が求められていることがわかる。いわば、「誰でもBI」といった状態を目指した動きといえる。
その次には「経費精算データを集計/分析することによるコスト削減の実現」や「製造ラインのセンサ情報を集計/分析することでの稼働率向上」といった項目が挙げられている。前者は主に経理部門、後者は製造部門での業務に該当する。このように個々の現場部門における業務を改善するためにデータの集計/分析を行う取り組みをノークリサーチでは「現場レベルのBI」と呼んでいる。こうした「現場レベルのBI」は会計管理、販売管理、生産管理といったERPの構成要素が持つデータを対象とすることが多い。この点からもERP導入済み企業へのBI活用提案が有効であることがわかる。
一方で、「集計/分析の対象となるデータの所在がわからない」「集計/分析すべきテーマそのものが設定できない」といった課題も挙げられている。こうした現状を踏まえると、中堅・中小企業では大企業で見られるようなKPI策定などを行うことは難しいといえる。そのため、「どのデータが重要であるかは実際に集計や分析をしてみないとわからない」ことになる。こうした中堅・中小企業に必要なのは多額の投資を伴わず、とりあえず色々なデータを集計/分析してみることができる環境、つまり「大きな負担なく、試行錯誤が行える環境」である。昨今では各データソースから手軽にデータを抽出して集計/分析を行えるBIツールも多く見られるが、今後はそのようにして作成された複数の集計/分析プロジェクトを比較したり、さらに分析を加えるなどして重要なデータを探索していくといった点での機能強化が求められるようになると予想される。
以下のグラフは比較的多く挙げられた「一般社員が様々なデータを手軽に集計/分析できる環境の構築」「経費精算データを集計/分析することによるコスト削減の実現」「製造ラインのセンサ情報を集計/分析することでの稼働率向上」の3つの項目について、以下の3つの基準に基づいた「達成度」を比較したものである。(実際に3つの項目に取り組んでいるERP導入済み企業に対して尋ねた結果)
要件の充足:
「目的」が達成されたり、「課題」が解消された場合には○ そうでない場合には×
導入予算:
「目的」の達成や「課題」の解消に費やした金額が当初の想定予算内であった場合には○、想定予算を超えてしまった場合には×
運用予算:
「目的」の達成や「課題」の解消の結果を維持するための年額予算が当初の想定金額内であった場合は○、想定金額を超えた場合は×
「誰でもBI」に相当する項目では3つの基準全てが○である割合が4割に達している。一方、「現場レベルのBI」については全てが○である割合は2~3割に留まっている。この結果だけを見ると、「現場レベルのBI」よりも「誰でもBI」の方が効果を得やすいように思える。だが、「現場レベルのBI」では業務が限定されている分、導入効果を測る尺度も明確であり、評価が厳しくなりやすいという点に注意が必要だ。一方で「誰でもBI」では一般社員がデータにアクセスして集計/分析を行える
環境を構築しただけでは不十分であり、社員の教育やデータ活用に対する動機付けなども必要となってくる。ユーザ企業のニーズやスキルに合わせて、「誰でもBI」と「現場レベルのBI」のどちらを提案すべきかを判断することも重要である。


■ 「使いやすいユーザインターフェース」と「手軽なデータ抽出/加工」の双方をカバーすべき
以下のグラフは「一般社員が様々なデータを手軽に集計/分析できる環境の構築」に関して3つの基準が全て○と回答した企業にその実現手段を尋ねた結果である。つまり、「誰でもBI」をきちんと達成できた企業がどういった手段でそれを実現しているかを示したものである。
「ブラウザや簡易な操作画面で誰でも集計/分析が行えるBIツールを採用する」やExcelなどの使い慣れたツールで集計/分析が行えるBIツールを採用する」といった実現手段が多く挙げられている。情報システムの担当者/部門に毎回依頼するのではなく、一般社員が手軽にデータの集計/分析を行える環境を実現するにはユーザインターフェースの使い勝手がユーザ企業における重要な選定要件となっていることがわかる。
また、「製造ラインのセンサ情報を集計/分析することでの稼動率向上」「経費精算データを集計/分析することによるコスト削減の実現」といった「現場レベルのBI」の実現手段についても同様の傾向が見られる。
ただし、「ERPからのデータ抽出/加工を行いやすくする」といった取り組みも重要であることを忘れてはならない。例えば、「経費精算データを集計/分析することによるコスト削減の実現」では「既存のERPパッケージ/サービスをバージョンアップする」という実現手段も多く挙げられている。実際、中堅・中小向けのERPパッケージではBI活用を意識してデータベースへの外部からのアクセスを可能にするなどの取り組みが進んでいる。BIソリューションを提供する側としては「使いやすいユーザインターフェース」と「手軽なデータ抽出/加工」の双方をカバーした施策の提案が重要となってくる。


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競合他社の動向などを一通り調べたい
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4.分析:
集計結果を分析し、レポートを作成する
5.提言:
分析結果を基にした提言事項を作成し、報告する


本リリースの元となっている「2013年版中堅・中小企業におけるERP/BI活用の実態と展望レポート」の詳細は
右記を参照リンク

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株式会社ノークリサーチ 担当:岩上由高
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