◎Ranbaxy創業者・元株主のシン家がニュースリリースを発表
AsiaNet 53136
共同JBN 0607 (2013.5.24)
【グルガオン(インド)2013年5月24日PRN=共同JBN】2013年5月22日、第一三共株式会社はニュースリリースを発表し、その中で「Ranbaxy(ランバクシー)の特定の元株主が、米司法省および米食品医薬品局の調査に関する重要な情報を隠蔽(いんぺい)したものと判断した」と述べている。
この文言は明らかにRanbaxyの株主であったシン家の家族および会社を指したものである。
第一三共の隠蔽(いんぺい)と誤伝に関する主張は虚偽で根拠がない。
第一三共は2008年、この規模の取引に典型的な長期の交渉およびRanbaxyの内部事項に関するフル・デューディリジェンスを行った後、シン家が所有するRanbaxy株を買収した。第一三共の現代表取締役兼会長庄田隆氏および専務執行役員で現在Ranbaxy会長の采孟博士が第一三共を代表してこの交渉に臨んでいる。両氏および第一三共は法的な助言を受けていた。
交渉のすべての段階において、第一三共とその代表者は当時進行中であった米食品医薬品局と司法省の捜査については知らされていた。彼らはまた、米食品医薬品局と司法省の捜査に関係するRanbaxyの書類に対してフルアクセス権を与えられていた。
第一三共は米司法省と食品医薬品局の捜査についての知識および法的な助言を得た上で、デューディリジェンスに満足し、この取引を行ったものである。
第一三共からの要請にしたがって、マルビンダー・シン氏もまた5年の間、Ranbaxyの仕事を続けることを同意している。マルビンダー・シン氏は2009年途中でRanbaxyを退社した。同氏の退職にあたって、第一三共の采孟博士は個人的な感謝状を寄せ、Ranbaxyに対する同氏とシン家の多くの価値ある貢献に対して感謝の意を表している。その手紙の中で采博士は以下のように書いている。
「Ranbaxy Laboratories Limited(ランバクシー・ラボラトリーズ)の取締役会メンバーを代表して、われわれはあなたとあなたの家族のRanbaxyに対する多くの価値ある貢献を大いに評価している。あなたの家族のリーダーシップの下で、前世紀の初めはインドの人々に医薬品を提供する小さな医薬品会社だったRanbaxyが世界的なジェネリック医薬品大手に成長し、今日では何十億ドルもの売り上げを持ち、世界のすべての大陸に顧客を持ち、さらに業界の最良の企業と国際的に競争をするまでになった」と述べている。
2012年4月になっても、マルビンダー・シン氏はRanbaxyに招待され、新製品の発表会に参列している。采博士は同発表会の席上、マルビンダー・シン氏に会った。その時には采博士だけでなくRanbaxyまたは第一三共の誰からも隠蔽(いんぺい)または誤伝があったという話は出なかった。
情報が第一三共に対して隠蔽(いんぺい)されかつ/または誤伝されたという、何年も後になされた遅ればせの異議は虚偽であり、第一三共がRanbaxyのシン家株主との交渉および合意において自社および自社の株主を守ることができなかったことから注意をそらそうと意図されたものである。
最近の報道によれば、Ranbaxyは米食品医薬品局と司法省との間で捜査に関して和解合意に達し、その和解合意の条件としてRanbaxyは米食品医薬品局と司法省に多額の罰金支払いに合意している。和解合意の決定を行ったのはRanbaxyであって、第一三共株式会社/Ranbaxyから何の相談にもあずからなかったシン家とはまったく関わりのないことである。
ソース:The Press Office of the Singh family
▽問い合わせ先
Raghu Kochar
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