◎2013年ストックホルム水大賞にP・モーガン博士
AsiaNet 53058
共同JBN 0574 (2013.5.23)
【ストックホルム2013年5月23日PRN=共同JBN】公衆衛生の著名な革新者であるピーター・モーガン(Peter Morgan)博士が2013年ストックホルム水大賞(Stockholm Water Prize)の受賞者に、またドリップ式灌漑(かんがい)のパイオニアであるNetafimが2013年ストックホルム産業水賞の受賞者にそれぞれ決まった。
両賞は今年9月にストックホルムで行われる2013年世界水週間の期間中にストックホルム国際水協会(Stockholm International Water Institute=SIWI)によって授与される。
▽世界クラスの発明家は何百万人もの生活を改善している
モーガン博士は過去40年にわたり、世界中の何百万人もの人々のために安全な公衆衛生と清浄水へのアクセスを提供するため、低価格の実用的ソリューションを発明し促進してきた。モーガン博士は科学的な考え方に実用的な技術と才覚あふれた見事な単純さを組み合わせることによって、安全な水にアクセスできなかった7億8000万人余と適切な公衆衛生のない25億人の人々に希望を与えている。
授賞にあたってストックホルム水大賞選考委員会は「清潔な水と公衆衛生を提供している多くの既存のソリューションは、世界で最も貧しい人々にとって、買うことができず、非現実的で手が届かないものである。モーガン博士が最も貧しい人々のために水と公衆衛生の実用技術を開発するパイオニア的な仕事を遂行した結果、今では数多くのコミュニティーが今までよりも安全な水、清潔な環境、高い生活の質を享受できるようになっている」と指摘している。
ストックホルム水大賞の後援者であるスウェーデンのカール16世グスタフ国王陛下は9月5日、ストックホルムの王室主催授賞式でモーガン博士に同大賞を授与する。
報道発表全文は以下のサイトでダウンロードできる。
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▽ストックホルム産業水大賞にドリップ式灌漑の世界的大手
ドリップ式灌漑の世界的プロバイダー、Netafimは2013年ストックホルム産業水大賞の受賞者になった。現在、1000万ヘクタール以上の農地はドリップ式灌漑によって水が引かれている。この技術は水、エネルギー、労働の生産性を飛躍的に改善するもので、Netafimが先駆者である。
ストックホルム産業水大賞選考委員会は受賞理由の中で「世界では現在、限りのある淡水の70%が灌漑に用いられている。農産物への需要が急速に増大しているため、水の生産性向上は急を要している。世界の農業従事者が『より少ない水でより多くを育てる』ことを援助するというNetafimの素晴らしい業績はまさに、より多くの水と食糧が確保された世界の確立に寄与している」と述べている。
報道発表前文は以下のサイトでダウンロードできる。
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ソース:Stockholm International Water Institute
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