◎精神障害(MND)と戦うキャンペーン「Do You Mind?」を開始
AsiaNet 53070
共同JBN 0580 (2013.5.22)
【ジュネーブ2013年5月21日PRN=共同JBN】国際製薬団体連合会(IFPMA)は21日、精神疾患(Mental Neurological Disorders: MND)に対する関心を高め、行動を促すキャンペーン「Do You Mind?」を開始する。このキャンペーンは、世界各国の保健相が一堂に会し精神疾患に関する行動計画を検討するために会合する第66回世界保健総会(World Health Assembly)の開会に合わせて行われた。
「Do You Mind?」キャンペーンは、さまざまなプロフィルを活用し、患者、医師、雇用主、政策決定者、一般市民が各自の果たすべき役割を理解するよう促すのを目的としている。インタラクティブな質疑もまた、MNDが社会全体に与える影響について注目を促し、社会的汚名・迷信の払拭に役立てる。
世界保健機関(WHO)によると、年間7億人がMNDと診断され、MNDは非感染性の生活習慣病(NCD)の内の30%を占めると報告している。MNDは統合失調症、てんかん、アルツハイマー病、うつ病を含み、それだけでも3億5000万人余りの人がMNDにかかっている。個人的な医療負担のほか、MNDは多大な社会経済的負担となり、OECD諸国労働者の生産性喪失の40%がMNDに起因している(注参照)。
IFPMAのエドゥアルド・ピサニ理事長は「MNDは単に健康上の問題にとどまらず、教育、雇用、科学、政府、あらゆる分野の政策決定者を巻き込む社会的優先策であるべきだ。「Do You Mind?」キャンペーンはこれら関係者を集め、すべての人がこの苦しみを集団的に減らすには何をすべきかを示すことになる」と語った。
キャンペーンは広く一般に公開され、リンクでアクセスできる。
▽国際製薬団体連合会(IFPMA)について
国際製薬団体連合会(IFPMA)は、世界の研究主体の製薬会社と関連諸団体を代表している。研究主体製薬会社の130万人従業員は、世界の患者の生活向上を図る医薬品およびワクチンを研究、開発、供給している。IFPMAはジュネーブにあり、国連と公的な関係を持ち、世界保健コミュニティーが世界の健康向上のためのソリューションを発見する保健コミュニティーを支援するため、業界専門知識を提供している。
(注)
'Sick on the Job? Myths and Realities about Mental Health and Work.'
OECD. 2012
ソース:IFPMA
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