◎センサータが第2世代差圧センサー(DPS)を開発

センサータ・テクノロジーズ 2013年03月14日 11時00分
From 共同通信PRワイヤー

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◎センサータが第2世代差圧センサー(DPS)を開発

AsiaNet 52328
共同JBN 0248 (2013.3.14)

【アルメロー(オランダ)2013年3月14日PRN=共同JBN】センサーと制御製品の大手メーカーであるセンサータ・テクノロジーズ(Sensata Technologies、NYSE: ST)はこのほど、ディーゼル自動車メーカーから排ガス制御で業界をリードする精度と耐久性が高く評価されている第2世代の差圧センサー(DPS)を開発した。

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センサータで燃焼・排気のマーケティングディレクターを務めるティム・ティエク氏は「10年前までは、排気システムに関するセンサーはほとんどなかった。今では排気システムが非常に複雑になっているため、自動車OEMメーカーは排気システムが適正に作動するよう常にセンサーを搭載しなければならない」と語った。

DPSは、ディーゼル乗用車、軽商用車から排出される有害微粒子を捕捉する排気微粒子捕集フィルター・システムにおける吸気、排気両面の圧力差を測定する。この排気フィルター両面での圧力差が一定の基準値に達すると、DPSの圧力測定値が引き金となって、フィルター再生(後処理)がスタートし、排気温度を上昇させて捕集した微粒子を破壊しフィルターの目詰まりを防ぐ仕組みになっている。

▽最高の製品
センサータの欧州・微小電気機械システム(MEMS)エンジニアリングマネジャー、アルノー・ファンデン・ボス氏は「センサータのDPSはいくつかの点でユニークなものになっている。例えば競合他社の製品では、圧力差を測定するために2個の検知エレメントを用いている。センサータはわずか1個のエレメントを用いて差圧を測定しており、極めて高い精度を可能にしている」と指摘した。

ティエク氏もまた、顧客の評価に基づくとセンサータのセンサーは競合他社製品を堅ろうさと精度でしのいでいると付け加えた。

センサータの米国MEMS設計エンジニアリングマネジャーであるジーナマリア・エスピノザガルシア氏は、製品設計におけるいくつかのエレメントによって製品の堅ろうさと精度が一層高まったと語った。同氏は「センサータのセンサーは1バール以下の圧力下ですら、優れた排気制御のために低温で97%以上の精度を持ち、高温で99%以上の精度で動作する」と述べた。同氏はDPSがセ氏マイナス40度から同140度(カ氏マイナス40度から同284度)で動作すると語った。

さらにDPS信号によって、自動車の電子制御ユニットが法で規制されている微粒子フィルターの正常な作動を検証する。この機能やセンサータ製品の他の機能によって、自動車メーカーは世界で最も厳しい排ガス規制に準拠することが可能になっている。

センサータ・テクノロジーズジャパンの林章社長は「ディーゼルによって空気中に排出される高濃度微粒子状物質の低減に役立つので、この製品技術は日本に恩恵をもたらす」と語った。

▽主要な課題
DPSメーカーにとって困難な問題は、酸性のディーゼル排気がセンサーを損傷し差圧の不正確な測定値の原因にならないようにすることである。不正確な測定値によって、フィルター再生が間違って行われ排気システムに重大な損傷を与える。

センサータは大手OEMメーカーと提携することによって、酸性排出ガスに最も耐えうる素材、プロセス、設計を突き止めるため研究開発を行っている。センサータは、精度と耐久性の業界ベンチマークとなる第2世代DPS(特許申請中)を製造するため、この知見と最先端のMEMSおよびシングルエッジニッブル送信(SENT)デジタル・アウトプットを備えたシングル・コンディショニングを結合した。

▽MEMS、SENTの主要な利点
ティエク氏は「センサータのMEMS技術とSENTデジタル信号はセンサーの寿命が続く限り、高い精度を提供する。SENT技術はまた、センサータのDPSを装備し、温度、増幅特性曲線などのデータを他のコネクターやワイヤなしで同時送信する。このため、顧客はモニターしたいものを測定するのにわずか1個のDPSを必要とするだけである」と語った。

DPSは、排気や後処理システムにセンサータが提供しているいくつかの堅ろうなセンサー・ファミリーの一例であると同氏は付け加えている。他には大型オフロード車両(HVOR)市場向けの排出ガス制御用High Common Mode(HCM)センサーがある。HCMは高圧環境で低圧力精度を提供する同じく優れたDPS技術を使用している。

ティエク氏はさらに「センサータはほとんどの企業が取り組まない難しいアプリケーション環境で顧客に奉仕している。センサータはDPS、HCM、高温センサーなどの厳しい作動環境用に設計された製品を強化するため、当社の排気環境に関する広範な知識と優れた技術を活用している」と強調している。

▽センサータ・テクノロジーズ(Sensata Technologies)について
センサータ・テクノロジーズ・ホールディング N.V.(Sensata Technologies Holding N.V.)は、世界7カ国に営業と事業センターを持つ検知、電子的保護、制御、電力管理ソリューションの世界大手サプライヤーである。センサータの製品は自動車、家電製品、航空機、産業・軍事・大型車両、暖房・空調・換気、データ、電気通信、レクリエーショナル・ビークル(RV)、海事用途に使用され、多くの人の日常生活の安全、効率、快適さを向上している。詳細はセンサータのウェブサイトwww.sensata.comを参照。

▽問い合わせ先
投資家:
Maggie Morris
Investor Relations Director
+1-(508-)236-1069
mmorris2@sensata.com

報道関係:
Linda Megathlin
Communications Director
+1-(508)-236-1761
lmegathlin@sensata.com

日本の報道関係:
株式会社センサータ・テクノロジーズ ジャパン
広報 谷川 雅子
03-6895-1005
masako.tanikawa@sensata.com

ソース:Sensata Technologies Holding N.V.

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