TOKYO FMと電通、放送波によるラジオ番組連動キャンペーンアプリの配信実験を開始

TOKYO FM 2013年03月13日 15時00分
From PR TIMES

― V-Lowマルチメディア放送でラジオの活性化を狙う。第1弾は番組連動クーポンの配信―

株式会社エフエム東京(本社:東京都千代田区、社長:冨木田 道臣)と株式会社電通(本社:東京都港区、社長:石井 直)は、V-Lowマルチメディア放送波を用いて、番組キャンペーンアプリを配信し、それにより受信したアプリを通じてCM放送中に放送と同期して直接キャンペーンサイトにアクセスできる仕組みを開発しました。その配信実験を福岡地域(※1)で、3月18・19の両日に行います。なお、この仕組みを稼動させるためには、スマートフォンやタブレットなどの端末にV-Lowマルチメディア放送を受信できるチューナーが必要なため、今回の配信実験では、実験用のタブレット端末(※2)を使用します。



 配信実験では、2011年7月の地上デジタルテレビ移行後の空き帯域で予定されているV-Lowマルチメディア放送(※3)の特徴でもある、放送波からデジタルファイルをダウンロードできる機能を活用します。キャンペーンサイトへのアクセスは、これまでネット接続機能がなければ実現できませんでしたが、この新しい仕組みにより、放送事業者は放送波を利用してプッシュ型で聴取者にアプリ情報を送れるようになります。一方、聴取者はネット接続することなく、放送で送られてきた情報から容易にキャンペーンサイトにアクセスでき、クーポン等の有用な情報を取得できるようになります。
 さらに聴取者の端末にネット接続機能がある場合、この仕組みを活用する事業者は、放送と通信の機能を連携させることで、聴取者の現在の所在地に合わせて地域情報を配信したり、近くの店舗に誘導したりするといったサービスの提供が可能になります。
 こうした聴取者に対してフレンドリーなコミュニケーションが広がることは、ラジオを活性化し、ひいてはラジオの価値向上につながっていくことが期待されます。

※1)現在全国7カ所でV-Lowマルチメディア放送の実証実験が行われていますが、本実験は九州・沖縄マルチメディア放送株式
会社が運用している実験試験局の電波の一部を利用して実施します。
※2)実証実験で利用する、タブレット端末で動作するマルチメディア放送チューナー用のLSIはパナソニック株式会社より提供を受け、音声放送に連動した対話型の番組聴取支援アプリは株式会社フライトシステムコンサルティングの協力により開発しています。
※3)2011年7月に地上アナログテレビが停波し、完全デジタル化したことに伴って生まれた電波帯域(跡地)を活用し、主に移動体端末(例えば携帯電話やカーナビ等)向けの新しいマルチメディア放送に向けた取り組みが始まりました。 このうち「V-Low(VHF-Low帯域)」マルチメディア放送と呼ばれる新しい放送は、地域密着型の放送サービスとして期待されています。

<配信実験の概要>
今回の配信実験の対象エリアは福岡地域(福岡タワー周辺および、九州自動車道基山パーキングエリア周辺沿線)です。マルチメディア放送チューナーの付いた実験用のタブレット端末を用い、実験試験局の電波を利用して実施します。
実験当日は、実験用の番組、コンテンツ、CMとクーポンをタブレット端末の放送受信アプリで受信し、CMに連動したキャンペーン情報とクーポンが表示されるかどうか確認します。
 今回の配信実験を踏まえた上で、今後も配信内容を多様化させるなど規模を拡大した実験を行っていく予定です。

<通信を使った従来方式と今回方式の違い>
図をご参照ください。

プレスリリース提供:PRTIMES リンク

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