◎ICSSが世銀の腐敗調査機関と契約
AsiaNet 52308
共同JBN 0235(2013.3.5)
【ワシントン2013年3月5日PRN=共同JBN】スポーツの安全、保安、誠実を専門にする非営利団体International Centre for Sport Security (ICSS、国際スポーツ安全会議)は2月28日、世界銀行の調査機関Integrity Vice Presidency(INT、組織公正局副総裁室)との新たな合意に署名した。この合意はスポーツ分野における誠実性原理の促進、腐敗および不正行為のリスクについて認識を高めることに焦点を置いている。
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ICSS会長モハメド・ハンザブ氏はこの新合意について「世界銀行グループのIntegrity Vice Presidencyは世界を代表する調査機関の一つであり、金銭に関する腐敗、不正行為に対する取り組みについて多方面にわたる経験を持っており、すでに幅広い産業や分野で誠実性を保護するために重要な役割を果たしてきた。スポーツ界で、イベントを汚す可能性がある八百長試合やその他の形をとった腐敗の脅威が現在も続き、増大していることを過小評価できない。この合意は腐敗や八百長試合との戦いの重要な1歩になる。今後何カ月かかけてINTと共同し、スポーツの核心的価値の促進、強化、およびスポーツイベントの将来の信用性を守るための新たなプログラムを展開するつもりである」と述べた。
この合意はNational Sport Integrity Index(NSII、国別スポーツ誠実度インデックス)を初めて開発しようとしているICSSの努力をサポートするものになる。この国際的な新ツール作りは腐敗を根絶し、スポーツの誠実性を保護するというICSSのコミットメントの一翼を担うものだが、世界のプラクティスに誠実性の面からスポットライトを当て、評価するもので、国内外のステークホルダーが追加的な支援や専門性を提供すべき地域や管轄区などを同定するものになる。
世界銀行INT副総裁のレナード・マッカーシー氏は「草分け的なイニシアチブをとったICSSに感謝したい。スポーツは老若男女を引きつける、他にはない力を持っている。スポーツはまた、個人やコミュニティーの間の橋渡しになり、平和、良き価値、健康などを促進するための強力なプラットホームでもあり、特に腐敗や組織犯罪の影響にさらされがちな若年層についてそう言える。当行はこのコラボレーションに期待している」と述べた。
▽International Centre for Sport Security(ICSS)について
ICSSは国際的な非営利機関で、スポーツの主催者が大規模なイベントを安全に行うための手助けすることを狙いとしている。同会議のミッションはスポーツの安全、保安、誠実性を向上させることで、そのために真の問題を指摘し、世界をリードするサービス、スキル、ネットワーク、専門知識を提供している。
ICSSはスポーツの安全、誠実関連で世界をリードする専門家を集め、この分野を専門にする弁護士のネットワークともつながりを持ち、スポーツの安全、誠実性に関するすべての面の専門知識を提供している。
ICSSはカタールのドーハに本拠を置いているが、同地は2006年アジア大会、2011年AFCアジアカップ(AFC Asian Cup Qatar 2011、商標)、2011年パンアラブ競技大会、2022年FIFAワールドカップ(FIFA World Cup、商標)などを含め世界的なスポーツイベントの新興開催地になっている。
ICSSは定期的にイベントを組織し、スポーツの安全と誠実性のためのネットワーク作りを奨励し、新しい思考を進めている。ICSSの第3回国際スポーツ安全会議は「Securing Sport(スポーツを安全にする)」をスローガンに2013年3月18-19日にカタールのドーハで開催される予定。
詳しい情報はウェブサイト(リンク)および(リンク)を参照。
ソース:ICSS--International Centre for Sport Security
▽メディアからの質問およびブリーフィングについての問い合わせ先
Siham Alawami,
ICSS, Director of President Office
siham.alawami@theicss.org
+97466892188
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