◎財団年次書簡で貧者撲滅に目標と計測強調 ビル・ゲイツ氏
AsiaNet 51986
共同JBN 0106 (2013.1.31)
【シアトル2013年1月31日PRN=共同JBN】ビル&メリンダ・ゲイツ財団の共同議長であるビル・ゲイツ氏は第5回年次書簡の中で、明白な目標と正確な計測が世界の貧者の生活を改善するカギになると強調している。
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ゲイツ氏は「私はそれが数あるテーマの中で最も魅力的ではないことを知っているが、その影響力の証しは否定できない。最貧者の生活はこの15年、これまで以上に急速に改善してきた」と述べている。
書簡は米国の学校からエチオピアのヘルスケアまでの目覚ましい進歩を記述し、数百万の世界で最も貧しい人々に測定可能な差異を作り出すこれらの努力に、投資を続けていることを明らかにした。主要な理由は、明白な目標を設定し、これら目標に向けて進展を進めるための適切な計測法を見いだすことだった。
これは特に外国援助の場合に当てはまる。ゲイツ氏は書簡の中で、「歴史的に、援助は主として資金総額の意味で議論された。われわれは今や、子供の死亡率などに指標でより正確に計測するようになっているので、人々は援助がありのままの言葉の意味で及ぼす影響を知ることができるようになり、それが人々をエイズ治療するか死なせてしまうかの差異となる」と述べている。
ゲイツ氏はさらに世界中のこの所定の緊縮財政の重要性を強調して、「明白な目標と計測によって政府は、その援助資金をより有効に支出することができるだけでなく、それがどのような成果を上げたかによって援助計画に資金提供を継続する政治的意志を高めることができる。それはほかの政府に納税者のお金を与える政府の問題だけではなく、あるコミュニティーが貧困から新たに立ち上がることを支援するものでもある」と述べている。
ゲイツ氏は、国連のミレニアム開発目標(MDG)の重要性を強調して、一例としてわれわれが明白な目標と進歩を測る測定法を開発する意思統一ができれば、世界は真に大きなことを達成できる能力を持つと指摘した。MDGは2015年までに世界の最貧者のニーズを満たす前例のない世界的努力である、特定の8つの目標を設定している。ゲイツ氏は「われわれはその目標のすべてを達成できなくても、それぞれの目標に向けて成し得た進歩は驚くべきものになる。極貧層を半分に減らすというMDGの目標は、安全な飲料水を利用できない人々の比率を半減するという目標について、予定期日より早く達成された」と述べた。
世界は将来に備えて、ゲイツ氏は2030年に向けた希望を共有することによって、次世代のための世界をどのように向上すればいいかとの考え方を示すよう強く勧めている(https
://www.facebook.com/billmelindagatesfoundation/app_3183815216006)。同氏は効果的な発展と世界最貧の人々にさらなる進歩を実現するため、協力しあう最善の道を見いだすため世界的対話を促したいと望んでいる。
書簡は2013年の財団のほかの主要な優先目標を概説している。その中にはポリオ撲滅支援、子供の死亡数を減らすこと、避妊具利用増、米国での教育改善などが含まれる。ゲイツ氏はまた、第2回Gates Vaccine Innovation Awardの受賞者(リンク)を発表した。受賞したのはアフリカのマラウィで妊婦と子供の健康管理に奉仕する活動VillageReach(リンク)のフィールドオフィサーであるマルガリーダ・マットシンヘ氏の革新的業績。同氏は子供たちが予防注射を受けられない障害を除去することで、ワクチン手配システムの改善のため働いた。
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