学生向け「データ探偵」プロジェクトを開始

「The Human Face of Big Data」で集まった世界中の学生達からの インサイト(洞察)を第2回TEDYouthイベントで共有

2012年11月14日、米カリフォルニア州サウサリート発:
11月14日から年末にかけて、世界中の13~18歳の学生たちが、ビッグデータが自分たちの生活と今後彼らが担う世界にどのような影響を与えるかを学ぶ興味深いWeb体験「データ探偵(Data Detectives)」へ招待されます。データ探偵は、「Day in Life」シリーズのクリエーターのリック・スモーラン氏が着想したグローバル・クラウドソーシング・プロジェクトである「The Human Face of Big Data」( リンク )の一環で、学生を対象にした取り組みです。プロジェクトの目的は、ビッグデータが地球の将来を形作っていく過程をよりわかりやすく視覚化することにあり、スマートフォン・アプリ( リンク )、世界規模のイベント( リンク )、写真入り大型書籍( リンク )のほか、インタラクティブなiPadアプリとドキュメンタリーから構成されます。

「データ探偵」の取り組みでは、招待された学生たちは質問に答え、ビッグデータが世界をどのように変えているのかを示す興味深い例を発見していきます。リアルタイム・データをやりとりし、学生たちは、世界の他の地域に住む学生たちが同じようにあるいは異なる影響を受けるのを目の当たりにします。学生たちは、< リンク >でデータ探偵のWeb体験を探索できます。

プロジェクトから得られたインサイト(洞察)は、11月17日(土)にニューヨークで開催される第2回TEDYouthイベントで発表されます。このイベントには地元の高校生400名が招かれ、計20名の科学者、デザイナー、技術者、探検家、芸術家、パフォーマーからそれぞれの得意分野について短時間のレッスンを受けます。また、若者にひらめきを与え、関心を高めるために、それぞれ個別に組織化された100以上のTEDxYouth dayイベントが世界42カ国で同時に開催されます。

「データ探偵」として新たに任命された学生たちは、ビッグデータに関する多くのエピソードを調査し、話し合い、驚くようなインサイト(洞察)を導き出すでしょう。現実の世界でビッグデータがどのように活用されているかを示す例を次に紹介します。

 ・体内センサー:砂粒サイズのICとバッテリーを内蔵し、体内を移動しながら、心拍数、呼吸数、姿勢から寝相までを伝送する、小さなビタミン剤程度の大きさの錠剤。

 ・次のレディー・ガガの発見:Next Big Soundという企業がソーシャル・メディアを分析し、次に大ヒットしそうな新鋭ミュージシャンを予測します。

 ・フード・ファイト:9歳のスコットランドに住むマーサ・ペイン(Martha Payne)ちゃんが、学校の給食の写真を撮り、品質、分量、栄養価、見つけた髪の毛の本数から成る独自の「food-o-meter」に基づいて給食をランク付けしていたところ、地元政府の審議会は彼女のWebサイトを閉鎖しようとしました。彼女に味方する数百万人のサポーターは、TwitterやFacebookを利用して決定を覆すように審議会に迫りました。突然有名になったマーサちゃんは、フォロワーから185,000ドルの募金を集め、16カ国の子供たちに食事を提供しています。

 ・地震の検知:台湾の蘭陽女子高校の生徒たちは67カ国の数千人とともに、クラウドソーシング(インターネットなどを利用し、不特定多数の人材に向けて外注する)Quake-Catcher Networkに参加しています。このネットワークは、日常的に使っているノートPCに搭載された加速度計を使用して地震を検知し、事前警告を提供しています。

www.StudentFaceofBigData.com では、教育者向けにアクティビティ補助キットを提供しています。このキットは、統計学、地理学、社会科学、その他の関連学習課題を用いたアクティビティを網羅しており、「データ探偵」を教材として利用する際に役立ちます。

Against All Odds ProductionsのCEOであるリック・スモーラン(Rick Smolan)氏は、次のように述べています。「データ探偵」の目的は、言語や芸術のように人間性に影響を与える新技術について考えてもらうことで、世界中の学生たちに想像力を膨らませてもらうことにあります。複雑なトピックの個人的な側面を紹介することで、今日の若者たちの人生が、親の世代と比較してどのように異なるものになるかを示したいと考えています」。

The Human Face of Big Dataプロジェクトは、人工衛星、世界中に散在する数十億個のセンサー、RFIDタグ、GPS対応カメラ、スマートフォンなどから集められるデータをリアルタイムに視覚化するという我々の祖先が夢にも思わなかった方法を使うことで、人類の存在のさまざまな側面を感じ、測り、理解し、影響を及ぼすことができるという前提に基づいています。

EMCコーポレーションの製品オペレーションおよびマーケティング担当エグゼクティブ・バイスプレジデントであるジェレミー・バートン(Jeremy Burton)は、次のように述べています。「The Human Face of Big Dataプロジェクトとそれに関連する「データ探偵」の取り組みは、データの収集、分析、仮想化の対象である相互につながった世界は、地理的、経済的、文化的な障壁を超えて人類に力を与えるというEMCの信念を示しています。この取り組みは、学校教育における科学、テクノロジー、工学、数学教育の改善に対するEMCの長期的なコミットメントの上に築かれています」。

クラウドソーシングされたグローバルなThe Human Face of Big Dataプロジェクトには、ほかにも次のような活動があります。

 ・写真入り大型書籍
  2012年12月4日、書籍版の「The Human Face of Big Data」が発表され、公式物流スポンサーであるFedExにより、世界の指導者、Fortune 500企業のCEOやノーベル賞受賞者など、世界で最も影響力のある30カ国の10,000人に届けられます。200点以上の写真、有名ライターによる説得力のあるエッセイ、名高いデザイナーであるナイジェル・ホームズ(Nigel Holmes)氏による印象的なインフォグラフィックス(情報画像)が掲載された魅力的な内容になる予定です。インタラクティブiPadアプリも同時にリリースされる予定です。

 ・スマートフォン・アプリ
  9月にリリースされたThe Human Face of Big Dataアプリは、端末に内蔵されたセンサーを利用したさまざまな活動を通じて人々の関心を集めています。また、示唆に富む質問への回答を世界中の人たちと比較し、人生の最も個人的な信念は何かを導きます。11月8日の時点で49カ国の参加者から、300万件以上の質問への回答が寄せられています。完全なデータ分析は2012年11月下旬に公開される予定です。iOS版( リンク )またはAndroid版( リンク )のアプリをダウンロードしてください。


スポンサーについて
「The Human Face of Big Data」プロジェクトの一環である「データ探偵」の取り組みは、プライマリ・スポンサーであるEMC コーポレーションなどの手厚い支援によって実現した完全独立型の取り組みです。サポート・スポンサーには、Cisco Systems、FedEx、VMware、Tableau、Originateが名を連ねています。

「データ探偵」のウェブサイトの視覚化は、R/GA.( リンク )によって作られています。

EMCの主な目的は、科学、テクノロジー、工学、数学(STEM)教育の高度化を通じ、高度な訓練を受けた、想像力に富む将来の労働力を生み出すことにあります。EMCでは、教育システムの強化、およびローカルレベル、グローバルレベルの標準の策定に力を入れています。

Ciscoは、人々がつながり、対話し、協力し合う手段を転換するネットワークの世界的リーダーです。データ容量が増大し続ける中で、地球は収縮を続け、人やモノは新しい画期的な方法で結び付けられています。現在は、世界全体の可能性と変化に直面した心躍る時代です。ネットワークを流れるインターネット・トラフィックの量は増え続け、さまざまな変化が時々刻々と生じており、世界をより良くするための無限の方法を提供しています。世界の健康問題の解決から、自然災害の予測、教育の改善まで、人類の潜在力は圧倒的であり驚くべきものです。Ciscoはデータの可能性を理解しており、人々の対話と同じ速度でデータを収集、管理、評価するインテリジェントなソリューションの開発に情熱を持っています。Ciscoは、The Human Face of Big Dataプロジェクトを後援できることを誇りに思います。Ciscoの詳細は、www.cisco.comをご覧ください。

165カ国の10,000の専門学校から構成されるCisco Networking Academyは、コンピューター・ネットワークの構築、設計、監理、セキュリティ保護に必要なスキルを毎年100万人以上の学生に教育しています。これは、ほぼあらゆる業界の業界認定証明書の取得とエントリーレベルの情報通信技術(ICT)の実務に備える学生たちに役立っています。Cisco Networking Academyの詳細については、www.cisco.com/go/netacad/usをご覧ください。

Ciscoのコーポレート・アフェアーズ担当シニア・ディレクターであるマイケル・ユージェンカ(Michael Yutrzenka)氏は、次のように述べています。「Cisco Networking Academyの学生たちは、情報技術について学ぶだけでなく、問題解決、コラボレーション、批判的思考法の実践的な力も身に付けます。Ciscoは、教室の管理を自動化し、入学者数を増やし、学生の学習体験を向上させるためのインストラクター・トレーニングをサポートする上で、データ管理が実際にどのように役立つかを示しているのです」。

FedExは、The Human Face of Big Dataプロジェクトの公式物流スポンサーとなったことを誇りに思っています。1978年、FedExの会長兼CEOのフレッド・スミス(Fred Smith)は、「荷物に関する情報は、荷物自体と同じように重要だ」と述べました。今日、FedExでは、新しいサプライチェーン・モデルと効率向上を実現したリアルタイムに近い情報をお客様にも提供しています。先例のない、このような情報へのアクセスは、世界中のお客様を経済市場およびコミュニティに結び付けています。翌営業日配送サービスの提供で世界のビジネス習慣に革命をもたらしたFedExは、自社ネットワークのリーチ、強さ、信頼性を活用し、10,000冊の書籍版「The Human Face of Big Data」を世界各地に個別に配送します。1980年の初の商用小型端末の導入から、1984年の無線コンピューターの車両搭載、1994年の取引Webサイト上での世界初の荷物追跡情報の公開まで、FedExは常に最新イノベーションを追求してきました。

その他の情報
The Human Face of Big Dataプロジェクトと学生を対象とした「データ探偵」の取り組みに事前登録、または詳細情報を確認したい教師、生徒、保護者の方は、プログラムのWebサイト< www.studentfaceofbigdata.com >にアクセスしてください。学習に対するEMCのコミットメントに関心のある学校経営者は、< www.emc.com/education >で詳細を確認できます。

The Human Face of Big Dataプロジェクトについて
「The Human Face of Big Data」は、大量のデータをリアルタイムに収集、分析、測定、視覚化する新しい能力に重点を置き、グローバルにクラウドソーシングされたメディア・プロジェクトです。このプロジェクトには、無償の携帯アプリ、「Mission Control」イベント、学生を対象とした「データ探偵」、200点以上の写真、エッセイ、インフォグラフィックス(情報画像)を掲載した大型書籍、iPadアプリ、ドキュメンタリーが含まれています。

「The Human Face of Big Data」のプロデュースを担当するのは、説得力のあるストーリーテリングと最先端テクノロジーの組み合わせによる大規模なグローバル・クラウドソーシング・プロジェクトの設計と実施を専門に手掛けるAgainst All Odds Productionsの共同創立者、リック・スモーラン(Rick Smolan)氏とジェニファー・アーウィット(Jennifer Erwitt)氏です。さまざまなプロジェクトのプロデュースのために、スモーラン、アーウィットの両氏は一流のジャーナリストやカメラマン(および多数の一般人)のチームを招き、世界的な水危機、文明へのインターネットの影響、人類が自己治癒を学ぶ方法など、最新の話題に重点を置いています。プロジェクトの成果は、ベストセラーとなった写真入り書籍、テレビの特別番組、アプリ、展示会などとして結実し、メディアでも数えきれないほど取り上げられています。フォーチュン誌は、Against All Odds Productionsを「アメリカで最もクールな企業の1つ」と評価しています。

詳細については、www.HumanFaceOfBigData.comにアクセスするか、TwitterおよびFacebookでプロジェクトをフォローしてください。

TEDについて
TEDは、価値あるアイデアを世に広めること(Ideas Worth Spreading)を目的とした非営利団体です。25年前にカリフォルニア州で行われた4日間のカンファレンスとして始まり、複数の取り組みをとおして世界を変えられるアイデアをサポートできるまでに発展してきました。毎年開催されるTEDカンファレンスには世界の著名な思想家と実業家が招かれ、18分間のスピーチを披露します。こうしたスピーチはTED.comに無償で公開されます。過去のTEDスピーカーには、Bill Gates(ビル・ゲイツ)、Al Gore(アル・ゴア)、Jane Goodall(ジェーン・グドール)、Elizabeth Gilbert(エリザベス・ギルバート)、Sir Richard Branson(リチャード・ブランソン卿)、Nandan Nilekani(ナンダン・ニレカニ)、Philippe Starck(フィリップ・スタルク)、Ngozi Okonjo-Iweala(ンゴジオコンジョ-イウェアラ)、Isabel Allende(イサベル・アジェンデ)、UK Prime Minister Gordon Brown(ゴードン・ブラウン英前首相)などがいます。TEDカンファレンスは米カリフォルニア州ロングビーチで毎春開催され、カンファレンスの様子はTEDActiveによってパームスプリングスにも同時中継されています。また、スコットランドのエジンバラでは、TEDGlobalカンファレンスが毎夏開催されています。

TEDのメディア・イニシアティブには、毎日新しいTEDTalkをポスティングしているTED.com、学生と教育者向けに最近立ち上げられたTED-Edプラットフォーム、字幕やインタラクティブ・トランスクリプトを提供し、世界中のボランティアの力を借りてTEDTalkを翻訳するOpen Translation Project、TEDのステージで取り上げた1つのアイデアについてスピーカーが詳細に解説した短編電子書籍のTEDBookなどがあります。TEDは、世界を変えたいという希望を持つ極めて優秀な人々にチャンスを与えるため、年に1回のTED Prizeを設けています。またTEDxは、個人またはグループが世界各地で独立してTEDのようなイベントを開催する方法を提供します。TED Fellowsプログラムは、世界を変えようとする世界中のイノベーターたちがTEDコミュニティの一員になれるよう補佐し、その支援を通じて彼らの卓越したプロジェクトや活動の影響力を増幅しています。TwitterまたはFacebookでTEDをフォローしてください。

EMCコーポレーションについて
EMCコーポレーションは、お客様およびサービスプロバイダーのビジネスの変革を行い、IT-as-a-Serviceを提供する世界のリーディング・カンパニーです。この変革には、クラウド・コンピューティングが基本となっています。EMCは、革新的な製品とサービスによって、IT部門のクラウド・コンピューティングへの旅を加速させ、最も価値ある資産である「情報」を、機敏に、高い信頼性で、効率的に、保存、管理、保護、そして分析を行うことをお手伝いいたします。リンク

The Human Face of Big Dataに関するメディアからのお問い合わせ先:
Mike Schroeder  
(212) 564-3665
aao@launchsquad.com

本件に関するお問い合わせ先
EMCジャパン株式会社 マーケティング本部 マーケティング・コミュニケーション部
広報マネージャ 武村綾
Tel: 03-5308-8888 (代表)/ 03-5308-8867(直通) E-mail: japanpr@emc.com

EMCジャパン株式会社 マーケティング本部 マーケティング・コミュニケーション部
部長 笛田 理枝子
Tel: 03-5308-8888 (代表)/ 03-5308-8174 (直通)E-mail: japanpr@emc.com

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