メディアキャスト、データ放送用コンテンツ変換ASPサービス「MARCUS」を提供開始

ネット上の豊富なコンテンツを容易にデータ放送へ展開可能

株式会社メディアキャスト(本社: 東京都渋谷区、代表取締役 杉本孝浩)は、インターネット上の様々なコンテンツ素材を、データ放送規格フォーマットへ変換するASPサービス「MARCUS(マーカス)」(仮称)を2012年12月より提供開始します。

「MARCUS : Mediacast Arib Resource Convert Utility Service」(仮称)は、メディアキャストが開発したデータ放送技術により、一般的なテキストデータ(CSVなど)や画像データ(JPEG、PNG、BMPなど)を、データ放送画面に表示するための標準規格(ARIB規格※)準拠のフォーマットに自動変換します。
これにより、携帯電話やスマートフォン、Webサイト用に制作したコンテンツ素材を、データ放送用に容易に変換でき、コンテンツプロバイダは、ワンセグを含む地上デジタル放送やBSデジタル放送のデータ放送でのコンテンツ展開が可能となります。
また、放送局やコンテンツ制作会社は、ASPサービスでコンテンツ素材変換が提供されることにより、導入コストや運用負荷なく制作環境を充実させることができます。


「MARCUS」(仮称)には、テキストや画像をARIB規格準拠のフォーマットに変換する「バイナリー変換機能」と「画像変換機能」が搭載されています。特に画像変換機能では、メディアキャストが開発し、データ放送業界で多数の実績と信頼の高い高品質減色アルゴリズム「LACE(レース):Luminance Alpha Color-reduction Engine」が使われており、一般的に変換処理が困難とされるPNG画像を、画像品質を保持しながら大幅に容量を削減してデータ放送用画像素材(224色)へ減色処理し、ARIBフォーマットのPNG画像へ自動変換します。


今後スマートフォンやスマートテレビなどの急速な普及により、インターネット上のコンテンツ展開が多様化することが想定されます。一方、昨年の完全デジタル化により本格的なデジタル放送時代を迎えた今日、テレビは老若問わず利用可能で家庭で最も大きな画面を持つこと、また、データ放送は災害時などで効果を発揮することから、既存のインターネットコンテンツの活用展開や、インターネットとテレビ視聴者を同時にターゲットとするコンテンツ展開が必要となってきます。
メディアキャストは、「MARCUS」(仮称)によりデータ放送コンテンツの充実を加速させると共に、今後のスマートテレビなどへのコンテンツ展開に寄与していきます。


◆「MARCUS」(仮称)について
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◇サービス提供開始:2012年12月(予定)
◇サービス料金:未定
※初期契約料、月額料金などの詳細お問い合わせください。

◇利用方法:
FTP(File Transfer Protocol)によりネットワーク経由で変換したい素材を送ると、ARIB規格準拠フォーマットのデータがFTPで返送されます。


◇主な機能:
・さまざまな画像ファイルからARIB-JPEG、ARIB-PNG、ARIB-GIFへ変換
・CSVファイルから固定受信機用BTB、およびワンセグ用BTBへ変換
・入力素材にARIB規格違反があった場合、エラーor置換の選択が可能
・1つの入力素材から固定受信機用とワンセグ用の素材の同時生成
・本番系と予備系など、複数の配信先設定が可能
・キーファイルでの複数ファイルの一括送信に対応

このプレスリリースの付帯情報

ASPサービスイメージ図

(画像をクリックすると拡大画像をご覧いただけます。)

用語解説

※ ARIB
(アライブ:Association of Radio Industries and Business:一般社団法人電波産業会)
リンク
通信・放送分野における電波の有効利用に関する調査研究・研究開発、および国際標準機関と連携した技術的検討、標準規格の策定などを行なっている。

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