OKI、A5サイズのネットワーク対応型デジタルビデオレコーダ「VisualCast VBOX-4C」発売

カメラ4台まで接続、店舗外ATMの広域遠隔監視などに最適

Tokyo, Nov 12, 2012 - ( JCN Newswire ) - OKIは、このたびアナログ監視カメラを最大4台まで接続が可能なネットワーク対応型デジタルビデオレコーダ「VisualCast(R) (ビジュアルキャスト)VBOX-4C」(以下、「VBOX-4C」)を開発し、遠隔映像監視システム「Visual Cast」の新たなラインナップとして、2012年11月より販売を開始します。出荷は2013年4月より始めます。

A5サイズの小型・軽量設計により機器設置の省スペース化を実現した「VBOX-4C」は、店舗外ATMコーナーなど、広域での遠隔監視が必要とされ、かつ拠点ごとに小数の監視カメラを設置する業態におけるセキュリティ強化に最適なモデルです。OKIは、金融、流通などの市場に向け「VBOX-4C」を積極的に販売していきます。

映像監視によるセキュリティ対策への関心が高まる中、OKIは業界に先駆け2001年より遠隔映像監視システム「Visual Cast」を販売し、官庁・自治体・空港施設・金融機関などへ納入してきました。「VBOX-4C」は現行モデル「VBOX-S500」(デジタルビデオレコーダタイプ)および「VBOX-S2」(伝送装置タイプ)の機能を継承しつつ、A5サイズへの小型化とともに、高画質化、高信頼性も実現したモデルです。OKIが得意とする通信技術、組込機器技術、画像処理技術を結集させて開発しました。

市場ニーズが高まっているデジタル録画機能およびセンターでの集中監視を可能にするネットワーク化に対応するため、画像データの高圧縮を行うH.264符号化方式を採用し、録画・配信映像の高画質を実現しました。また、大切な録画映像の消失を防ぐため、コンパクトフラッシュカードによるミラーリング機能の採用やセキュリティを確保するため、画像データの暗号化機能を採用することで信頼性を高めています。チャンネル毎に異なる制御を可能とするセンサ入出力機能等、現行モデルが持つ様々な機能を継承しながら、サイズはA5への小型化を実現しました。

映像監視システムとして「VisualCast」ラインナップ製品のビューワや蓄積サーバと連携することにより、ライブ映像の表示や再生確認、長期間の録画映像保管が可能となります。

OKIは今後も映像監視システム「Visual Cast」の開発・販売を通じて、さまざまなお客様のセキュリティ強化への貢献を目指していきます。  

【販売計画】

標準価格: オープン価格
出荷時期: 2013年4月
販売目標: 2,000台/年

【主な特長】

1.小型化による省スペース化
現行モデルである「VBOX-S500」(デジタルビデオレコーダタイプ)と「VBOX-S2」(伝送装置タイプ)の機能を継承しながら、A5サイズの小型、軽量設計となっており、機器設置の省スペース化を実現します。

2.最大4台までの監視カメラを接続可能
1台の「VBOX-4C」に最大4台のNTSC方式のアナログカメラが接続可能です。

3.フラッシュメモリのミラーリング注1による録画映像消失防止
録画映像は、一時的にコンパクトフラッシュカードに保管します。大切な録画映像を消失させないため、コンパクトフラッシュカードでミラーリングを行います。

4.ネットワークに対応したH.264注2方式の採用
映像符号化はH.264方式を採用することで、少ないデータ量で高画質録画を実現しています。さらにMPEG4方式にも対応しています。

5.駆動部品レスによる高可用性
HDDやFANなどの駆動部品を持たないため、耐衝撃性、耐振動性に強く、安定した動作を実現します。

「VBOX-4C 」の主な仕様

項目: 仕様
- 映像符号化方式: H.264/MPEG-4 Visual
- 映像チャンネル数: 4ch
- 映像解像度: VGA、D1、QVGA、QQVGA
- 映像符号化フレーム数:
1~15フレーム/秒、(QVGA,QQVGA)
1~30フレーム/秒、(VGA、D1)
- 映像符号化ビットレート: 16kbps~4096kbps
- 音声符号化/復号方式: MPEG-4 AAC-LC
- 音声チャンネル数: 1ch
- 音声符号化ビットレート: Mono: 8~64kbps、Stereo: 16~128kbps
- ネットワークインタフェース: RJ-45(10BASE-T/100BASE-TX)
- センサインタフェース: 接点: 入力 4/出力 4
- 記憶容量: 8GB(コンパクトフラッシュカード2台によるミラーリング)
- サイズ(但し、突起物は除く): 195(W)×145(D)×45(H)mm
- 温度条件: 0度~40度

【用語解説】
注1: ミラーリング
データの複製を別の場所にリアルタイムに保存すること。ハードディスクに記録する際に複数のディスクを用意し、同じデータを書き込むことにより信頼性の向上をはかる。
注2: H.264
2003年5月にITU(国際電気通信連合)によって勧告された、動画データの圧縮符号化方式の標準の一つ。従来広く用いられてきたMPEG-2に比べ同じクオリティなら概ね半分程度のデータ量で済むよう改良されている。なおISO(国際標準化機構)によって動画圧縮標準MPEG-4の一部(MPEG-4 Part10 Advanced Video Coding)としても勧告されている。このため、「H.264/MPEG-4 AVC」「H.264/AVC」のように両者の呼称を併記する場合も多い。

概要:沖電気工業株式会社

OKIは米国でグラハム・ベルが電話機を発明したわずか5年後の1881年に創業した、日本で最初に電話機を製造した情報通信機器メーカーです。先見性と勇気をもって果敢に挑戦・行動するという、創業以来の「進取の精神」を連綿と受け継ぎ、ブランドスローガン「Open up your dreams」のもと事業展開しています。現在、「金融システム」「通信システム」「情報システム」「プリンタ」「電子部品・モジュール他」の5つの分野において、OKIグループは社会の発展に寄与する最先端技術の商品・サービスをお客様にお届けし、世界の人々の快適で豊かな生活の実現に貢献しています。詳細はこちらからご覧ください。 リンク

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電話: 03-3501-3835
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