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2012年中堅・中小企業における「給与管理」の利用実態とユーザ評価

ノークリサーチは2012年の国内中堅・中小市場における「給与管理」の社数ベースの導入シェアおよびユーザ企業による製品/サービス評価に関する調査を実施し、その分析結果を発表した。

<法制度対応などの既存の役割に加え、戦略的な給与制度の促進が今後の差別化要因>
■シェア上位四社が全体に占める割合は50%に達し、主要なパッケージ製品の導入が堅調
■携帯電話への給与明細送付などは存在するが、さらなる展開の兆候はまだ見られない
■製品/サービス評価での重視点は制度改訂に対応できる「機能の充実」と「要件合致性」
■法制度やシステム連携に加え、能力給/成果報酬など自社固有制度へのニーズも存在

PRESS RELEASE(報道関係者各位) 2012年10月15日

2012年中堅・中小企業における「給与管理」の利用実態とユーザ評価

調査設計/分析/執筆: 岩上由高


ノークリサーチ(本社〒120-0034 東京都足立区千住1-4-1東京芸術センター1705:代表:伊嶋謙ニTEL:03-5244-6691URL:http//www.norkresearch.co.jp)は2012年の国内中堅・中小市場における「給与管理」の社数ベースの導入シェアおよびユーザ企業による製品/サービス評価に関する調査を実施し、その分析結果を発表した。本リリースは「2012年版中堅・中小企業のITアプリケーション利用実態と評価レポート」の「給与管理」カテゴリに関する速報である。


<法制度対応などの既存の役割に加え、戦略的な給与制度の促進が今後の差別化要因>
■シェア上位四社が全体に占める割合は50%に達し、主要なパッケージ製品の導入が堅調
■携帯電話への給与明細送付などは存在するが、さらなる展開の兆候はまだ見られない
■製品/サービス評価での重視点は制度改訂に対応できる「機能の充実」と「要件合致性」
■法制度やシステム連携に加え、能力給/成果報酬など自社固有制度へのニーズも存在


対象企業: 日本全国/全業種の500億円未満の中堅・中小企業
対象職責: 以下のいずれかの権限を持つ社員
「情報システムの導入や運用/管理の作業を担当している」
「情報システムに関する製品/サービスの選定または決裁の権限を有している」
調査実施時期: 2012年8月
有効回答件数: 1400社(有効回答件数)
※調査対象の詳しい情報については右記URLを参照リンク


■シェア上位四社が全体に占める割合は50%に達し、主要なパッケージ製品の導入が堅調
以下のグラフは年商500億円未満の中堅・中小企業に対し、「導入済みの製品/サービスのうち最も主要なもの」を尋ねた結果(導入社数ベースのシェア)である。※調査実施に選択肢として挙げた製品/サービスの一覧は本リリースの末頁を参照
2011年の調査では「給与奉行(21/iシリーズ)」「弥生給与」「PCA給与」「SMILEシリーズ」の順であったが、2012年は3位と4位が入れ替わり、「給与奉行(21/iシリーズ)」「弥生給与」「SMILEシリーズ」「PCA給与」の順となっている。シェア上位三製品はいずれも中堅・中小企業の広いユーザ企業層で導入されている。その中でも「給与奉行(21/iシリーズ)」は年商10億円以上~50億円未満で3割弱と高いシェアを獲得している。「弥生給与」は年商10億円未満の比較的小規模なユーザ企業層において3割強のシェアを獲得している。「SMILEシリーズ」は広い年商帯でまんべんなく1割前後のシェアを有する状態となっている。また、シェア上位四製品はいずれも2011年と比較して全体に占めるシェアを増やしており、これら四製品が全体に占める割合は50%を越えている。
以下のグラフは「導入済みの製品/サービス(いくつでも)」を尋ねた結果である。(導入済みの製品/サービスを全て挙げる複数回答設問)
主要な製品/サービスを1つ回答する設問の結果と比較してもシェア順位に変動は見られない。給与管理システムにおいては「併用する製品/サービス」として挙げられる製品/サービスの数そのものが少なく、複数の製品/サービスを併用するケースは少ないものと考えられる。


■携帯電話への給与明細送付などは存在するが、さらなる展開の兆候はまだ見られない
以下のグラフは「導入済みの製品/サービスのうち最も主要なもの」の端末環境を尋ねた結果である。
「スマートフォン」については2011年では1.0%、2012年では2.5%、「タブレット型端末」については2011年では0.5%、2012年では1.9%となっている。前年からは2.5倍程度の伸びではあるが、全体に占める割合はまだわずかである。
給与明細を携帯電話に送付するなど、従来から給与管理システムとモバイル端末との連携ソリューションは存在するが、企業の業績を直接的に押し上げるソリューションにはなりづらい。そのため、スマートデバイス活用についても今後さらに伸びを示す兆候は今のところは見られない。

■製品/サービス評価での重視点は制度改訂に対応できる「機能の充実」と「要件合致性」
本調査では
「導入/サポートの価格は妥当か」
「機能が足りているか」
「動作が軽快かどうか」
「自社の要件に合致しているか」
「初めてのユーザもすぐに操作を習得できるか」
「慣れたユーザにとって操作が煩わしくないか」
「他システムとの連携手段が整っているか」
「不具合や誤動作はないか」
「プログラミングによる機能の追加/変更(カスタマイズ)がしやすいか」
「設定変更などプログラミングを伴わない形での機能の追加/変更がしやすいか」
といった数多くの項目について五段階評価で製品/サービス別にユーザ企業による評価を行っている。
以下および次頁にかけてのグラフは「導入済みの製品/サービスのうち最も主要なもの」の評価をユーザ企業に尋ねた結果のうち、以下の三項目についての結果を製品/サービス別にプロットしたものである。
「機能が足りているか」
「自社の要件に合致しているか」
「他システムとの連携手段が整っているか」
給与管理システムでは人事管理システムや勤怠・就業管理システムと同じく、法制度改訂や自社の評価制度への対応など、常に変化する制度面での対応が求められる。そのため、「機能が足りているか」や「自社の要件に合致しているか」といった項目の評価が重要となる。これら二点については全般的にユーザ企業の評価は高く、パッケージの中では「応研」が比較的高い値を示している。
また会計管理システムなどとの連携も必要となるため、「他システムとの連携手段が整っているか」も重要な評価項目となる。
この点では「GLOVIA smart人事給与」「応研」「SMILEシリーズ」がパッケージの中では比較的高い評価を得ている。
【評価ポイント算出方法】
五段階評価結果を「大変不満:-5ポイント」「多少不満:-3ポイント」「どちらでもない:0ポイント」「まあまあ満足:3ポイント」「大変満足:5ポイント」と重み付けし、ある評価項目「項目a」について、「A社の「大変不満」という回答件数= H1」「A社の「多少不満」という回答件数= H2」「A社の「どちらでもない」という回答件数= H3」「A社の「まあまあ満足」という回答件数= H4」「A社の「大変満足」という回答件数= H1」と定義した場合に、以下の計算式によって算出している。
A社の項目aに関する評価ポイント
= ( H1×(-5) + H2×(-3) + H3×0 + H4×3 + H5×5) ÷ A社の項目aに関する回答件数合計(各製品/サービスの利用件数自体が少ない場合には、その点に留意が必要である)

■法制度やシステム連携に加え、能力給/成果報酬など自社固有制度へのニーズも存在
以下のグラフは給与管理システムの活用における今後の指針または重視事項を尋ねた結果である。
「法制度改訂への迅速な対応」「会計管理システムとの連携」「能力給や成果報酬への対応」「勤怠・就業管理システムとの連携」「人事管理システムとの連携」といった項目が多く挙げられている。
このことから、給与管理システムでは人事管理システムや勤怠・就業管理システムと同様に法制度および自社の評価制度への対応と他システムとの連携が重視されていることがわかる。
以下のグラフは上記と同じ給与管理システムの活用における今後の指針または重視事項を尋ねた結果を年商別に集計したものである。
「法制度改訂への迅速な対応」「会計管理システムとの連携」「能力給や成果報酬への対応」「勤怠・就業管理システムとの連携」「人事管理システムとの連携」といった項目はいずれの年商帯においても多く挙げられている。
このことから、上記に述べた「法制度や自社の評価制度への対応と他システムとの連携」といったニーズは年商規模によらないことがわかる。


■調査対象製品/サービス一覧
本調査では給与管理システムを「給与支払いに関する管理機能を担うアプリケーション」と定義している。
導入社数ベースシェアに関する設問に掲載した選択肢は下記の通りである。
単体の会計管理システムとしてではなく、ERPを構成する機能モジュールの一つとして導入/運用されているケースは「ERPを構成する機能モジュールの一つとして利用」に該当する。

弥生給与弥生
SMILE α 給与管理OSK(大塚商会)
SMILE ie 人事・給与OSK(大塚商会)
SMILE BS/is 人事給与OSK(大塚商会)
SMILE es 人事給与OSK(大塚商会)
給与奉行(21シリーズ) OBC
給与奉行i (iシリーズ) OBC
PCA給与ピー・シー・エー
給与大臣応研
給料王ソリマチ
TKC PXシリーズTKC
JDL IBEX給与II JDL
ZeeMシリーズ(CBMSも含む) クレオ
TimeProシリーズアマノ
MJSLINKⅡ給与大将, Galileopt人事給与大将,ACELINK Navi CE給与ミロク情報サービス
Socia給与システム内田洋行, エフエム
NC給くん, GrowOne Cube給与ニッセイコム
PRO_STAFF-α,ePro_St@ff アイテックス
Biz∫ePro_St@ff, SCAW人事管理システムNTTデータビズインテグラル, NTTデータビジネスシステムズ(NTTデータシステムズ)
SuperStream CORE スーパーストリーム(旧エス・エス・ジェイ)
COMPANY人事・給与ワークスアプリケーションズ
OBIC7給与情報システムオービック
GLOVIA smart 人事給与富士通
POSITIVE / STAFFBRAIN 電通国際情報サービス(ブレイニーワークス)
Generalist 東芝ソリューション
MONEY給与ワークスプロダクツ
CYBER XEED アマノビジネスソリューションズ
PayrollPro クロスヴィジョンインターナショナル
きずなキズナジャパン
GLOVIA smartきらら人事給与富士通
ERPを構成する機能モジュールの一つとして利用
上記以外のパッケージ製品またはサービス
独自開発システム(オープンソースをベースとしたもの)
独自開発システム(ベースとなるものがない完全なスクラッチ開発)


本リリースの元となっている「2012年版中堅・中小企業のITアプリケーション利用実態と評価レポート」の詳細は下記URLを参照
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TEL 03-5244-6691 FAX 03-5244-6692
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