Keynote Mobile Device Perspective 6.0リリース

世界初のネイティブアプリケーションのTCP/IP通信、モバイル電波状況も含めたパフォーマンスモニタリング

・Mobile Device Perspective(MDP)6.0は、スマートフォン実機でのパフォーマンス計測サービスとしては業界初のTCP/IP通信状況、モバイルの電波強度も含めたパフォーマンス計測機能を実装しました。
・スマートフォンだけでなく、iPadのようなタブレットのパフォーマンス計測に対応しました。

インターネットとモバイルクラウドのテスト・監視サービスで市場をリードするKeynote Systems(Nasdaq:KEYN)は、2012年7月17日、日本におけるMobile Device Perspective 6.0(以下MDP)のリリースを発表しました。

MDPは、スマートフォンアプリケーションのパフォーマンス監視、リモートのトラブルシューティング用のシングルプラットフォームであり、このバージョン6.0からiPadのようなタブレット機器に対応しました。

今日、Appleの「App Store」では650,000種類以上のアプリケーションが提供されており、それらのアプリケーションの成功の鍵はユーザーレビューにあります。アプリケーションが安定して稼働し、信頼性が高く、起動速度や動作速度が速ければ、それらがユーザーの満足度の上昇に繋がり、ユーザーレビューでの評価が上がり、マーケットにおけるアプリケーションの成功に繋がります。

Keynote MDP 6.0は、開発・運用チームがネイティブモバイルアプリケーションの動作の決定的要素のほぼ全てにアクセスできるようにし、パフォーマンス問題や信頼性問題の解決に必要な実際に役立つデータを提供します。iOSやAndroid上のモバイルアプリケーションの活動データは24時間365日収集されます。計測されたデータは、MyKeynote (リンク)のポータル画面から閲覧することができ、運用チームとアプリケーション開発チームが一緒になってパフォーマンス特性の本質を見抜いたり、エンドユーザのユーザーエクスペリエンス最適化のための戦略を練ることができます。

Keynote MDP 6.0の目玉は、モバイルアプリ用「Application Activity」機能の採用で、これにより運用チームがよりパフォーマンス問題の解決に必要な診断情報を得ることが可能になります。Application Activityにより、Keynote MDPはモバイルアプリが通信する全てのサーバを認識することが可能になりました。この情報によって、運用チームはアプリによって行われた通信がどのくらいあるのかを即座に確認することができます。またApplication Activityは、アプリの各コネクションのアップロードとダウンロードのパケットデータ情報を提供します。このネットワークレベルの情報により、運用・開発チームはどのサーバとの通信がパフォーマンス問題を引き起こしているかを即座に判別することが可能となります。Application Activityによって運用チームは、診断に必要な時間(MTTD:Mean Time To Diagnose)と、解決に必要な時間(MTTR:Mean Time to Resolution)を大幅に削減することが可能になります。

更にKeynote MDP 6.0では、新しい「Device & Network Details」機能が追加されており、これによって企業の運用チームは、モバイルアプリケーションのパフォーマンスへ影響を及ぼすであろう外部要因のトラブルシュートができるようになります。MyKeynote(リンク)のポータル画面で、平均メモリ使用量、平均CPU使用率、平均携帯電波強度といった新しい測定基準情報を得ることが可能になりました。これらの計測は潜在的なパフォーマンス問題解決のプロセスに大いに役立つものです。

「MDP 6.0の新機能は、モバイル運用チームのツールキットに非常に重要な追加となる。」とKeynote Systems プロダクトマネジメント&コーポレートディベロップメント担当上級副社長Vik Chaudharyは述べました。「我々は、各ビジネスにおいてモバイルアプリのユーザーエクスペリエンスが目下の最重要課題であることを理解している。我々は、モバイルアプリのパフォーマンスが遅くなった際に、一体何が起こっているのかを理解する新しい方法を生み出し、即座にその問題を解決するのに必要な、実際に使えるデータを提供する。」

アプリのパフォーマンス問題解決

ネイティブアプリのページの表示速度が遅くなった場合、考慮すべき複数の要因があります。潜在的な要因としては以下のものが挙げられます。(これらに留まりません)

・アプリが通信するサーバが過負荷になっており、反応が遅くなっている
・スマートフォンにキャッシュされたコンテンツがキャッシュ期間を超過していて、新しいデータを取得することが遅延を生み出している
・アプリと通信するサーバの特定のインスタンスについて設定ミスがあり、ロードバランサーがそこへセッションをふった時だけ遅延が発生する
・バックエンドのデータベースの設定もしくはキャパシティに問題がある
・ネットワーク帯域幅が低下している

Keynote MDP 6.0がリリースされる前は、ネイティブモバイルアプリのトラブルシューティングは、ネットワーク上の活動情報が可視化できず、運用チームが問題解決することは至難の業でした。Keynote MDP 6.0は運用チームが「スクリーンの背後」で何が行われているのかを理解することを可能とし、問題の診断の手助けとなります。
MDP 6.0で可視化されるネットワーク情報は以下のとおりです。

・アプリケーションがトランザクション処理中に、相互接続しているホスト名、IPアドレス
・アプリケーション稼働中に接続されたコネクション数
・モバイルアプリケーションとバックエンドサーバ間で送信されたデータ量
・各コネクションで送受信されたパケット量
・モバイルアプリケーションのユーザーインターフェースの画面遷移に関係する接続

Keynote Mobile Device Perspectiveの利用方法

Keynote MDP 6.0は二つの利用方法があります。1つはPublic Agent方式、もう1つはPrivate Agent方式です。Public Agent方式は、Keynoteが東京に設置した共用Agent上にお客様のアプリをインストールして計測を行います。Private Agent方式は、お客様専用のアプライアンスサーバをご用意し、お客様から頂いたスマートフォンをセットして、お客様のご指定の場所に設置し、管理はKeynoteが行います。
お客様は、この二つの利用方法を組み合わせることも可能です。MDPはインターネット接続のあるデスクトップ環境であればどこからも接続可能であり、今日最も人気のあるスマートフォンやタブレットを含め、あらゆるモバイル機器をサポートしています。
(日本のPublic Agentは、iPhoneとAndroidのみ。Private Agentは、どんな機器でも対応いたします。)

MDP6.0の価格

Keynote MDPは月額1,000ドル(約8万円)からご利用頂けます。
リンク

日本におけるKeynoteの情報については、Facebookファンページ(リンク)やブログ(リンク)をご覧下さい。

【Keynote Systemsについて】

Keynote Systems, Inc. (NASDAQ:KEYN)はインターネットとモバイルクラウドのテスト及び監視のグローバルリーダーです。Keynoteは世界275拠点に7,000台以上の計測用コンピュータを展開した世界最大のオンデマンドのパフォーマンス監視及びテストのインフラを保持しており、企業が継続的にWebとモバイル体験の改善するのに必要なデータを提供しています。

4,000 を数える Keynote の顧客には、American Express、AT&T、Disney、eBay、E*TRADE、Expdedia、Google、Microsoft、SonyEricsson、T-Mobile、Vodafoneをはじめ、インターネットとモバイル関連のトップ企業が名を連ねています。

【本件に関するお問い合わせ先】
Keynote Systems, Inc.
Technical Business Representative
竹洞 陽一郎
yoichiro.takehora@keynote.com
050-5806-6771

このプレスリリースの付帯情報

MDP 6.0 診断情報

(画像をクリックすると拡大画像をご覧いただけます。)

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