アルカテル・ルーセント、新技術「lightRadio Metro Cell Express」により高密度都市部のモバイル・サービスを強化

~先進技術を駆使した「スモールセル」製品とサービスの導入による人口密集地域での接続性と帯域幅の向上~

【2012年6月26日、パリ発】世界各国の人口密度が極めて高い都市において、無線ブロードバンド・サービスの携帯通信事業者とそのユーザーは、通話の切断やデータ送信の中断、接続性のばらつきに直面することがありますが、アルカテル・ルーセント(CEO: ベン・ヴェヴァイエン(Ben Verwaayen))が発表した新技術「lightRadio Metro Cell Express」リンクが導入された駅やショッピングモール、競技場などではこうした問題は、過去の出来事となります。

アルカテル・ルーセントは、数々の受賞歴を誇るlightRadioメトロセルポートフォリオ、世界第1位のスモールセル導入実績、ニューヨーク、パリ、上海など条件の厳しい都市での導入実績、さらに、固定回線およびバックホール・ネットワークでの主導的地位を有していますが、これらのすべてを組み合わせて画期的なシステムを通信事業者に提供する計画です。

アルカテル・ルーセントの実績あるlightRadio™システムを用いたスモールセルのメトロ・ネットワークにより「ホットスポット」で発生するネットワークの輻輳の問題が軽減され、ユーザーは携帯電話やタブレッドなど、HDカメラ搭載の最新の無線端末を使用し、スポーツの試合の写真をフェイスブックにアップロードしたり、通勤時に映画をダウンロードして視聴したりすることができます。

導入環境の提案にあたって、アルカテル・ルーセントは、こうした厳しい都市環境のネットワーク構築に伴う課題を想定することになります。メトロ・ネットワークの運用は、メトロ・ネットワークが導入後、完全に統合され、無線サービスのユーザーを満足させるのに必要な技術的パフォーマンスの実現が確認されてから通信事業者に移管されます。

このような「構築・運用支援・移管(Build, Operations Assist, and Transfer; B-O-T)」ソリューションは、メトロ・セル・ネットワーク専用に開発・提供される初のマネージド・サービスです。これは、ベル研究所の最高のイノベーションと、アルカテル・ルーセントの実績あるフィールドでの導入環境が結実したものです。

アルカテル・ルーセントでは、ネットワークに対する需要は、今後5年間で25倍に上昇すると予想しています。ブロードバンド対応端末が普及し続けていることからも、このようなネットワークへの関心は、今後も高まると予想されます。こうした需要に伴い、通信事業者がこれまでより大幅に高密度タイプの無線メトロ・ネットワークへと向かわない限り、無線体験が悪化し、最終的には、ホットスポットで利用できなくなる恐れがあります。

メトロ・ネットワークは、極めて最近のコンセプトであり、通信事業者にとって運用上の潜在的なリスクとコストが高くなります。大量の小型無線局を、街路灯のような馴染みのない場所に取り付けることを要求されたり、バックホール用に高可用性の電源と高品質の固定回線接続を要求されたりします。また、潜在する新たな行政上の懸念を高め、一般市民は、自宅や職場の環境で、馴染みのない端末を大量に受け入れることを余儀なくくされるかもしれません。アルカテル・ルーセントのlightRadio Metro Cell Expressソリューションは、このようなメトロ・ネットワークの構築に関する通信事業者の負担を解消します。

Rethink Research社のキャロライン・ガブリエル(Caroline Gabriel)氏は、次のように述べています。
「現在、多数の通信事業者が大規模メトロセルの導入に向けた計画に、本格的に着手しています。こうしたネットワークについては、全体的な容量を高めるだけでなく、ビジネスの目標を達成するため、容量のターゲットを慎重に設定し、これを柔軟に管理する必要性が認められています。拠点の獲得、干渉、規制、バックホール、コストなど、さまざまな問題を検討する必要があることから、マクロセル市場と比べ、複雑さは大幅に増します。特定の通信事業者のビジネス事例に応じ、最高のアーキテクチャを決定するためには、こうした問題のすべてを、トータルに解決する必要があります。アルカテル・ルーセントが培った、無線ネットワークと固定ネットワークのあらゆる要素における実績と専門知識の全てを導入したlightRadio Metro Cell Expressソリューションは、無線装置の複雑性のはるか先を見据えた、トータル・ソリューションとなっており、通信事業者が間もなく実際のフィールドで直面するであろう運用上の問題に対応します」

アルカテル・ルーセントのワイヤレス事業部lightRadioメトロ担当バイスプレジデントであるマイク・シェーベル(Mike Schabel)は、次のように述べています。
「アルカテル・ルーセントのlightRadio Metro Cell Expressソリューションは、当社の豊富な専門知識を活用することで、メトロ・ネットワークの構築に関する通信事業者の負担を取り除きます。さらに重要な点として、ユーザーは、時間と場所を問わず、常に高い品質で、真のモバイル・ブロードバンドのメリットを享受できます。当社のソリューションは、都市型環境に大規模な容量をもたらすだけでなく、農村地域のカバレッジの提供にも、非常に適しています。通信事業者にとって、これはまさに状況を一変するソリューションになるでしょう」

原文: Alcatel-Lucent to enhance mobile services in high-density urban centres
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<アルカテル・ルーセントについて>
アルカテル・ルーセント(Alcatel-Lucent)は、ネットワーキングおよび通信の技術、製品、サービスの分野をリードするイノベーターであり、世界の通信事業者、各種法人、および政府機関より、長年にわたりパートナーとして信頼をいただいています。アルカテル・ルーセントが擁するベル研究所は、技術革新でネットワーキングと通信業界の形成を担う世界最先端の研究開発機関の一つです。アルカテル・ルーセントは、lightRadio™(無線ネットワーク上で消費電力と運用コストを抑えつつ、超高速インターネット・アクセスを実現するソリューション)などの革新技術が認められ、MITテクノロジー・レビューによる世界で最も革新的な企業50社 の2012年度ランキングに選出されました。アルカテル・ルーセントは、「コネクテッド・ワールド(つながった世界)のポテンシャルを形にする」という企業ミッションのとおり、コミュニケーションをよりサステナブルに、より利用しやすく、そしてよりつながりやすいものにしてまいります。
業界トップクラスの豊富なグローバルサービスの経験を有するアルカテル・ルーセントは、世界各地のローカル・パートナーとして、130ヶ国以上で事業展開を行っています。
Euronext ParisおよびNYSE:ALU/フランス法人(本社:パリ)/2011年度売上高:153億ユーロ/
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<日本アルカテル・ルーセント株式会社について>
日本アルカテル・ルーセント株式会社は、次世代のネットワーク・サービスを中心とした固定/無線アクセス、IP、光伝送、アプリケーション、エンタープライズの事業分野で関連機器及びプロフェッショナルサービス、インテグレーション、保守を提供し、国内大手
通信事業者をはじめ、各種法人、政府機関など幅広いお客様をサポートしています。
所在地:〒141-6006  東京都品川区大崎2-1-1 ThinkPark Tower 6F/代表取締役社長:マーティン・ジョーディ(Martin Jordy)/資本金:4億円/URL(日本サイト):リンク

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本件に関するお問い合わせ先:
日本アルカテル・ルーセント株式会社
コミュニケーション部 山﨑 由紀子
TEL:03-6431-7000 FAX:03-6431-7022
E-mail:jpmarcom@alcatel-lucent.com
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