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UL Japan、PV試験所がCB試験所として認定 ~ 国際的により信頼性の高い評価試験を提供開始 ~

米国の製品安全試験・認証機関であるUL Inc.(本社:イリノイ州ノースブルック、以下UL)の日本法人である株式会社UL Japan(本社:三重県伊勢市、以下UL Japan)は、去る3月6日(火)付でISOの電気・電子部門を担当するIEC(国際電気標準会議)がUL JapanのPV試験所(三重県伊勢市)をCBスキーム*1に基づき、CB試験所(Certified Body Testing Laboratory:CBTL)として認定したと発表しました。

CB試験所として認定を取得したことにより、UL Japanが国内で提供するPV(Photovoltaic:太陽電池)試験は、IEC(国際電気標準会議)に加盟するすべての国で通用するCBレポートの発行を可能としました。この結果、海外展開を強化するPVモジュールメーカー、関連部材(ジャンクションボックス、コネクター、ケーブル、樹脂材)メーカー、業界関係者等に向けて、PV機器向けの性能・安全試験サービスをグローバルに提供できるようになり、各国で異なる製品安全認証の取得にかかる期間の短縮ならびにコスト削減を実現します。

株式会社UL Japan取締役社長の山上英彦は、「2010年9月より、PV機器の安全・性能試験サービスを提供してきたPV試験所が、今回CB試験所として認定されたことで、お客様が安全かつ安心できる製品を、より早く国内外の市場に送り出すお手伝いができるようになったことを嬉しく思います。今後は、より一層信頼性の高い評価試験を提供すると同時に、更なるビジネスの拡大を見込んでいます」と述べています。

グローバルビジネスを強化するULが保有するPV試験所としては、すでにサンノゼ(米国)、蘇州(中国)、フランクフルト(ドイツ)がCB試験所の認定を取得し、今回が世界で4番目のCB試験所となりました。CB試験所として認証が可能となった規格は以下の通りです。
1. IEC61215 ed.2 (2005-4-27): 結晶系太陽電池性能評価規格
2. IEC61646 ed.2 (2008-5-14): 薄膜系太陽電池性能評価規格
3. IEC61730-1 ed.1 (2004-10-14): 安全規格 
4. IEC61730-2 ed.2 (2004-10-14): 安全規格

PVモジュールの長期信頼性が注目される中、長期の環境試験の需要がより一層の高まりを見せています。UL Japanは市場ニーズに柔軟に対応すると同時に、日本のPV専用試験所として太陽光発電技術研究組合(PVTEC)に加入し、国際基準認証信頼性(QA)フォーラムを通じて、PVモジュールの長期信頼性の規格策定活動に積極的に参画しています。また、本年7月1日から導入が開始される再生可能エネルギーの固定価格買取制度のより円滑な運用に寄与していきます。

UL JapanのPV試験所における対応可能な設備概要は、参考資料をご覧ください。

*1: CBスキームについて
IECEE(IEC電気機器安全規格適合性試験制度)に基づき運営されているCBスキームとは、IEC(国際電気標準会議)に加盟する世界各国の製品安全試験の認証機関が参加する「相互認証制度」のことです。CBスキームで使用される規格は、世界共通のIEC基づいて製品安全試験を行うため、この制度の加盟国にあるNCB(National Certification Body:国内認証機関)、またはCB試験所からCBレポートとCB証明書を発行してもらい、それらを他の加盟国のNCBに提出することで、その国の認証取得に必要な試験項目を大幅に省略できます。その結果、製品の輸出国により差異がある製品安全認証のプロセスが簡略化され、認証にかかる期間の短縮とコスト削減につながります。多くの国・地域は、電気製品の安全性においてIEC規格をベースとしており、この国際際規格を作成している IEC(国際電気標準会議)には、70近い国々が加盟しています。

【ULがグローバルに展開する5大ビジネスユニット】
■Product Safety (製品安全)
ULは、世界に認められた第三者試験認証機関として、ULマークをはじめとする各種認証マークを取得していただくための試験を実施し、お客様の世界市場への進出をサポートします。

■UL Life & Health (ライフ&ヘルス)
医療機器、食品加工機器、自動販売機、水道設備機器や飲料水に対し、各国法規制認証や製品の試験・評価を行うことを通じて、人々の健康を守ります。

■UL Verification Services (検査・検証サービス)
エネルギー効率などの製品の性能検証をはじめEMC/無線評価試験及び認可取得/証明業務、相互接続性、セキュリティ分野など、検査・検証を主体にサービスを提供しております。

■UL Environment (環境)
環境により配慮した製品の信頼性向上と普及に寄与すべく、環境表示検証サービスやサステイナブル製品認証サービスなどを提供します。

■UL Knowledge Services (セミナー・情報提供)
製品安全における豊富なエンジニアリング実績とグローバル・ネットワークを活かし、お客様に有用な情報やソリューションを提供します。ULではこの事業をUL Universityと称して力をいれており、公開セミナー、講師派遣セミナーなどお客様に適した形態を選択していただけます。

【株式会社UL Japanの概要】
株式会社UL Japanは、米国の世界的第三者安全科学機関であるULの日本法人として、2003年に設立されました。現在、ULのグローバル・ネットワークを活用し、北米のULマークのみならず、日本の電気用品安全法に基づいた安全・EMC認証のSマークをはじめ、欧州、中国市場向けの製品に必要とされる認証マークの適合性評価サービスを提供しています。詳細はウェブサイト(リンク)をご覧ください。

【ULの概要】
ULは、117年以上の歴史を持つ世界トップクラスの第三者安全科学機関です。世界96カ国以上に6,800名以上の専門家を有するULは、製品安全(Product Safety)、環境(Environment)、ライフ&ヘルス(Life and Health)、セミナー・情報提供(Knowledge Services)、検査・検証(Verification Services)のサービスを提供する5つの事業部門を設置し、拡大する顧客のニーズに対応すると共に、公共安全というミッションに向けた活動を展開しています。詳細はウェブサイト(UL.com)をご覧ください。


<参考資料>

【伊勢本社PV試験所:基本情報】
稼働開始日:2010年9月9日
所在地: 三重県伊勢市朝熊町4383-326
連絡先:Tel: 0596-24-6717 / Fax: 0596-24-8020

【設備概要】
設備:耐水試験室
試験内容:
・降雨試験機による雨を模擬した試験
・降雹試験機による雹を模擬した試験
・ウェットインシュレーションテスト(水に濡れた状態での絶縁を確認する試験)

設備:連続模擬太陽光試験室1
試験内容:
・光の反射を抑えるために黒く塗装された部屋の中でClass B 太陽光 シミュレーターを使用した試験

設備:連続模擬太陽光試験室2
試験内容:
・Class C太陽光シミュレーターを使用した、太陽電池パネルを長時間太陽光にあて、性能を安定させる処理

設備: 間欠模擬太陽光試験室
試験内容:
・Class A 太陽光シミュレーターで、100msecのロングパルス発光が可能。太陽電池モジュールの出力特性を測定

設備:環境負荷試験室
試験内容:
・14基のチャンバー(ウォークイン1基、大型12基、小型1基)を使用した長期の環境試験(温度サイクル試験、結露凍結試験、高温高湿試験、など)
※顧客の要求に応じて標準的な期間(約1000時間)、試験条件を変更することも可能。

設備:1F試験エリア
試験内容:
・PVモジュールの堅牢さを確認する試験
・ホットスポット耐久試験装置による、局所に光が遮断された時もしくは、セルの故障が生じたときの安全性を確認する試験
・UVチャンバー(紫外線照射装置)を使用した試験

設備:屋外試験用架台(屋上)
試験内容:
・自然太陽光を使った試験

設備:サンプル保管室
試験内容:
・顧客からのサンプル製品の保管

【対象規格】
UL 1703:Standard for Flat-Plate Photovoltaic Modules and Panels(太陽電池モジュール/パネル)

IEC 61215:Crystallin silicon terrestrial photovoltaic modules - Design qualification and type approval(結晶シリコン太陽電池モジュール ― 設計認定、型式認証)

IEC 61646:Thin-film terrestrial photovoltaic (PV) modules - Design qualification and type approval(薄膜型太陽電池モジュール ―設計認定、型式認証)

IEC 61730:Photovoltaic (PV) module safety qualification (太陽電池モジュールの安全性適合認定)


プレスリリース提供:PRTIMES リンク

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